2024/11/18
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
兵庫県知事選挙が終わりましたね。結果が出たので、さっそく自分なりに(なんちゃって)分析してみました。
■ 劣勢からのスタート
はじめ劣勢の状態から、一気に支持を拡大させたのは、立花氏の出現も大きいのですが、斎藤陣営の動きが相乗効果を示したと思うことがあります。
それは、
・支持していた議員などの応援演説がなかった
・他候補については触れず、ひたすら実績と政策を訴えた
この2点に加えて、一番大きいと思ったのが、
・不信任決議を出した県議や偏向マスメディアに対して、自分から”おかしい”と文句を言わなかった
だと思います。恨み節などを一切言わないことで「彼を助けてあげたい!」と思わせる、ある意味で日本人的な”思いやり”の気持ちが、SNSを通じて広がっていたのではないでしょうか。これは忍耐のいることだと思います。では、実際の数字をみてみましょう。
(当方ブログ参照:兵庫県知事選挙 【争点は文書問題?】2024/11/15)
(当方ブログ参照:兵庫県知事選挙 【さいとう元彦さんを支持します】2024/11/14)
■ 各市町の有権者数と投票者数
神戸市を除けば、姫路市、西宮市、尼崎市の順に有権者数が多いです。投票率は、神戸市東灘区や西宮市がやや高く、有権者数からも影響が大きい地域となっています。一方、姫路市や尼崎市は投票率が低く、実際には大きなポテンシャルを持っていると言えます。

■ 高齢化率
メディアの調査によると70歳以上が、稲村氏に投票していることが出口調査にてわかりました。

そこで、各市町の高齢化率と結果に相関関係があるか否か、グラフ化してみました。高齢化順に並べてみると以下のような結果となりました。

相関係数を計算すると、正負の相関が割と綺麗に出ています。あくまで得票率になります。結果に影響する得票数は、有権者数が多い市にて高齢化率が相対的に低かったため、結果的に斎藤氏の勝利となりました。

■投票率との関係
投票率との関係性を見てみましょう。なんとなく、投票率が高い方が稲村氏の率が高いように見えますが、得票数で見ますと、やはり西宮市がキーになっていることがよくわかります。姫路市や尼崎市は、もっとポテンシャルがあって、投票率が上がればどうなったかわからない地域でもあります。

投票率と高齢化率の関係は、なんとなく予想通りに正の関係があります。しかし、票田としての絶対数が少なかったのです。都市部ほど、投票率は低くなる傾向がありますが、西宮市や神戸市東灘区は人口が多い上、投票率も高かったことから、幅広い年齢層が政治に関心がある地域と言えます。

■ 市長会有志による文書
投票日3日前に、市長会有志の22市長(以下、市長連合)がようわからん理由で文書を公表しました(参照)。では、その22市の得票率・数に着目してみたいと思います。★印がその該当する22市になりますが、川西市・丹波篠山市・尼崎市・宍粟市の4市だけが勝利を得ています。
市長の影響力が反映されると考えることができますが、尼崎市は、稲村氏が元市長であったことから当然高くなります。そのため、近隣市へもその影響及んでいるものと考えられます(実際、尼崎市は~と話される有権者が多い印象)。
伊丹市・宝塚市:つながっているが高齢化率が低く、あまり影響を受けなかった。
宍粟市:単純に高齢化率もあるが(39.8%)、長期在任の市長の影響が強いか。
西宮市:尼崎市の隣だが、高齢化率も低く、尼崎市にあまりわざわざ行かない。武庫川が自然の要害?
丹波篠山市:大阪に行くのに、尼崎駅で乗り換えをするため影響を受けやすいか?また、市長連合の中でも高齢化率が7番目に高い。
川西市:高齢化率は市長連合で13番目。ほぼ拮抗して稲村氏の勝利という結果は、尼崎の影響と高齢化の影響を微妙に受けている。

★の市長連合と、〇の加わらなかった市、神戸市、その他の町で平均をとって比べてみました。★と〇の市は、トータルで見ますと得票率にあまり差がなく、市長たちの影響はほぼなかったとも言えます。町を足し合わせると、高齢化率も投票率も高く、斎藤氏、稲村氏の差も小さくなっていることがわかります。

■ 稲村氏と斎藤氏の差異に着目
斎藤氏と稲村氏の得票率の差異順に並べてみました。緑枠で囲ったところが稲村氏が勝利した市町となります。立花氏が有志の各市長選に刺客を立てると話されていましたが、これらの地域はそれだけでは勝つというのは難しいかもしれません。

別にこれで何かわかるわけではありませんが、例えば多可町は高齢化率が兵庫県で8番目にも関わらず、斎藤さんが圧勝しています。なぜかわかりませんが、勉強会でお世話になっているロバートエルドリッヂさんが地域おこしの協力をしている町です(参照)。もしかしたら影響してる・・・?
■その他の候補
その他の候補では、多くが共産党支援(民医連)の大澤氏に票が向かいました。得票率順だと、神戸市長田区が1番。共産党の支持率も高めの地域でした。共産党支持者の場合は、その比例票とマッチするくらいわかりやすいので、おそらく共産党比例割合とある程度同じ傾向になるのではないかと思います。得票数でみると、本拠地の尼崎市に近い西宮市が一番でした。

とりあえず、票数だけで分析した結果をまとめてみました。兵庫県知事選挙の投票率は、55.65%で、前回を15ポイントも上回ったそうです。相対的に若い人の票数が増えたため、結果として斎藤氏の勝利となりました。投票率が上がれば組織票に勝てる!そんな選挙を見ることができて、有権者としても非常に貴重な経験ができました。
一方、組織票に打ち勝つには、あれくらいのムーブメントを起こさなければ勝てないということが露呈しました。29市のうち22市もが抵抗勢力となり、メディア、政党団体、利権団体すべてが1つとなって対抗したとしても、助けてあげなきゃという日本人の美点が形なったものには勝てなかった、と考えたら胸熱ですね。
あと稲村陣営は、ちょっとやりすぎでしたね。逆神も降臨されてしまったら、いろんな意味で一般人が引きますわな。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
ご意見・ご感想はこちらまで↓
takuya_nagata_1026@yahoo.co.jp
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
各種SNSもフォローを宜しくお願いします。
X(旧Twitter)
Facebook
インスタグラム
LINEオープンチャット(ニックネームで参加可能)
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>兵庫県知事選挙のデータ分析 【高齢化率や投票率など】