2023/6/25
「カメジロー 抵抗の序曲」 戦後8年間の手記 瀬長亀次郎著 沖縄タイムズ社編の新刊を
沖縄から送っていただき購入した。
この本は沖縄戦後から53年の労働法の制定までの8年間、翌年の人民党事件による不当逮捕の前までの亀次郎の未公開日記を編集したものである。(2008年当時)
この中で沖縄人民党が先駆けて「日本民族の独立」「女性の地位向上」を明確に掲げて運動の一環にしたこと、また特に興味があったのは労働法の制定(本土とは違い当時の沖縄にはまだ労働者を守る労働法は無かった。)
その為に基地建設の為に奄美大島から多くの労働者が集められ、本土から来た建設業者(ここは現在でも変わらないことに驚く)から非常な劣悪な環境で仕事をさせられ、おまけに給料は未払いになってしまうありまさ。
亀次郎を中心とした沖縄人民党は綿密な計画をして劣悪な労働条件の改正に取り組むべきストを全面的に支持する。
この間、他党とも粘り強く連携を図り1953年には全会一致で「労働法の制定」となる。
この後、沖縄に労働組合の結成が相次ぎ、「全沖労連」が結成されていく。
これにはアメリカ政府は府令第116号を持って対抗するのだが・・・
こうしたアメリカ政府にとって「好まざる存在」の亀次郎は翌1954年に逮捕、投獄されてしまうことに繋がっていく。
本書は各章の最後に詳細な説明があり、当時と現在の両面から学ぶ事が出来る。
一番印象に残ったのは亀次郎が「同一労働、同一賃金」に徹底的に拘ったことだ。
2019年から始まった「働き方改革」。既に約70年も前に亀次郎は労働者側に立っていたのである。
この「労働法」も労働者と議論を重ねて少しずつ肉付けしていった過程は現在の国会議員も見習うべきだろう。
余談だが何と購入第一号ということでした。感謝♪
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