2026/7/25
【行政視察報告書】
三重県四日市市議会 行政視察報告
〜政策サイクル、市議会モニター、議会アドバイザー制度の先進取組〜
1. 視察の目的
四日市市議会(定数34人)は、全国的にも議会改革・活性化の先進地として名高く、実効性のある審査サイクルや市民参加手法を運用していらっしゃいます。大分市議会の機能強化や市民に開かれた議会づくりに向けて、同市の先進3施策を調査いたしました。
2. 主要3施策の取り組み実態
(1) 予算・決算を連動させた「政策サイクル(PDCA)」
・決算から提言提出(9月):分科会での討議内容を「論点整理シート」にまとめ、議長から
市長へ政策提言書を提出されています。
・予算への反映検証(2月):当初予算案に提言がどう反映されたかを「チェックシート」で
検証し、次年度決算で成果を追跡評価されています。
・常任委員の2年任期制:議論の継続性と蓄積を確保するため、委員任期を実質2年に設定
されています。
(2) 多様な声を活かす「市議会モニター制度」
・構成(計45名):地区推薦 23名/大学推薦 5名/公募モニター 17名
・活動内容:本会議・委員会の傍聴、広報への意見提出、議員との意見交換会
・見直しの成果:公募枠で女性や働く世代が増加。「傍聴手続きの簡素化」など実際の
改革を実現されています。
(3) 外部知見を活用する「議会アドバイザー制度」
・大学教授等の学識経験者2名をアドバイザーに委嘱(無報酬。登壇時のみ謝礼支給)。
・議員研修の講師のみならず、議員定数議論や議会改革など高度な課題において専門的
アドバイス・助言を受けていらっしゃいます。
【主な質疑応答】
・タイトな日程での合意形成:激しい対立軸よりも、保育士確保やデジタル化など会派を超えて共通認識が持てる課題が提言に集約されます。
・委員会中継の活用:委員会も全編配信しており、総務委員会で年間7,000回以上再生。市民や職員の進捗確認にも活用されています。
3. 大分市議会への示唆・提言
1. モニターの公募・若者枠拡充とアクセス改善:
多様な世代の生声を拾うため公募枠を重視し、併せて傍聴手続き簡素化を進められるかもしれません。
2. 有識者(アドバイザー)との連携:
定数議論等の客観的根拠が必要な重要課題で学識経験者を活用し、エビデンスに基づく議論を展開すべきです。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>つつみ 英貴 (ツツミ ヒデキ)>【大分市議会だより(37)】三重県四日市市議会「議会モニター制度」視察報告