2022/4/15
江戸川区議会「デフリンピック東京開催」意見書の決議
(金井たかしの「江戸川区情報」)
2022年4月8日付の都政新報で、江戸川区議会において、「デフリンピック東京開催を求める意見書」を決議したことが報道されていました。パラリンピックはオリンピックの後に開催されており、有名ですが、いままで、あまりデフリンピックについての情報が提供されることはなかったと思いますので、デフリンピックについて調べてみたいと思います。
江戸川区議会の令和4年の第一回定例会において、「デフリンピック東京開催を求める意見書」(東京都知事あて)が決議されています。その江戸川区区議会の決議内容は以下のサイトで見ることができます。(令和4年3月25日 可決 全会一致)
https://www.gikai.city.edogawa.tokyo.jp/voices/GikaiDoc/attach/Ik/Ik338_35%20defurinnpikku.pdf
次に、具体的に、デフリンピックがどのようなものであるかをみてみます。
まず、名称ですが、デフリンピック(Deaflympics)は、「ろう者(Deaf[デフ])」+「オリンピック(Olympics)」という二つの言葉が合成された造語で「ろう者のオリンピック」という意味です。
そして、下の『一般財団法人全日本ろうあ連盟 スポーツ委員会』のサイトにおいて、デフリンピックの説明がなされています。
https://www.jfd.or.jp/sc/deaflympics/games-about
「デフリンピックの概要」
「身体障害者のオリンピック『パラリンピック』に対し『デフリンピック(Deaflympics)』は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されています。障害当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会であり、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴があります。」
「パラリンピックとデフリンピック」
「国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee)が1989年に発足した当時は、国際ろう者スポーツ委員会も加盟していましたが、デフリンピックの独創性を追求するために、1995年に組織を離れました。そのために、パラリンピックにろう者が参加できない状況が続いています。」
この説明を読んでみると、国際ろう者スポーツ委員会が国際パラリンピック委員会から離れたために、パラリンピックにろう者が参加できない状況となっていることが理解できます。したがって、パラリンピックとは別に、デフリンピックの開催が望まれるわけです。
江戸川区議会で決議された意見書では、「デフリンピックはパラリンピックを超える歴史を持つ大きな規模の聴覚障害者のイベントであり、聴覚障害者への理解と社会参加が一段と進むだけでなく、情報アクセシビリティの充実による東京の共生社会構築に寄与することが期待される。」と記載されています。より進んだ共生社会の構築のためデフリンピックの開催が東京でなされることは有意義なものと思います。今後の東京都の動きに注目していきたいと思います。 (金井たかしのプロフィール https://go2senkyo.com/seijika/180638)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)
弁護士 金井高志(金井たかし)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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