金井たかし（高志）の「江戸川区情報」江戸川区議会議員・弁護士・行政書士

ルンビニー学園幼稚園卒・江戸川区立下鎌田小学校・瑞江第三中学校卒・都立両国高校卒（金井たかし（高志）のその後の経歴プロフィールを見る）［「たかし」は「高い志（こころざし）」と書く「高志」です。］

2025年9月29日から江戸川区の令和6年度決算を審査する令和7年決算特別委員会が開催されています。私も委員として決算審査に携わっていますので、私が区へ質問した内容や要望について、数回にわたってご紹介します。

今回は、９月30日に行われた「経営企画費」に関する決算審査についてご報告します。経営企画費は経営企画部が所管する事務・業務に関わる支出です。

私からの質問・要望事項は以下の通りとなります。

【EBPM（証拠に基づく政策形成）について】

昨年度の決算委員会でも質問しましたが、『EBPM効果分析レポート』について質問しました。そもそもEBPMは、(1)政策目的を明確化させ、(2)その目的のため本当に効果が上がる行政手段は何かなど、「政策の基本的な枠組み」を証拠に基ついて明確にするための取組のことです。

令和6年度の『財務レポート』にEBPM効果分析レポートが含まれるようになったのは、江戸川区において令和5年度に職員向けにEBPM研修を実施した成果です。そこで、以下の点を質問しました。

Q 江戸川区の各部署の職員がEBPMをどのように理解しているか？

江戸川区の回答では、EBPM効果分析レポートの作成を通じて、各部署の職員の理解が進んだとのことでした。

Q 令和7年度のEBPMレポート作成の課題と方針は？

江戸川区は、令和7年度上半期までの施策をレビューし、今後の課題や方針を検討していくと回答しました。

それらの回答を踏まえて、人口減少に伴う歳入減が予想される中、EBPMの視点は限られた財源を最大限に活用するために非常に重要で、新規事業だけでなく、既存事業もEBPMの視点で見直すよう要望しました。

【BPR（業務改革）について】

次に、『財務レポート』に記載されているBPR（業務改革）について質問しました。令和6年度は「江戸川区BPR（業務改革）推進方針」に基づき、各部の実施計画の進捗管理や研修・アドバイスが行われたとのことです。そこで、以下の点を質問しました。

Q 「江戸川区業務改革推進方針」の基本的な考え方はどのようなものか？

江戸川区の回答は、「限られた人員と予算をいかに効率的・効果的に活用するか」というものでした。この考え方は、EBPMと共通する点が多いと感じ、重要な考え方であると思います。

Q 令和6年度に、DX推進事務経費約44億円の支出で、具体的にどのくらいの業務効率化が進んだか？

令和6年度で各部署での業務改善の合計で、約1万時間の業務時間が削減されていると認識している。また、生成AIの利用で、理論値として、約1万5000時間の削減と理解している。

これらの回答から、最近の調査で職員の生成AI利用が進んでいることが分かり、業務効率化への意識が高まっていることが感じられました。今後も生成AIなどのICTを積極的に活用し、業務効率化と区民サービス向上に努めてほしいと要望しました。

今後も、EBPMの視点から決算審査に貢献できるよう、しっかりと取り組んでまいります。

経営企画費に関する内容は以上となります。この経営企画費についての私の質問の中継動画は、江戸川区議会公式サイト「令和7年決算特別委員会　9月30日」のページから見ることができます。（筆者金井たかし（高志）のプロフィールを見る）

「金井たかし　江戸川区の政策研究（金井たかし公式HP）」

金井たかし（高志）　江戸川区議会議員・弁護士・行政書士・武蔵野大学法学研究所客員研究員（元 武蔵野大学法学部･大学院教授　元LINE(株)監査役　［高い志（こころざし）で、また、豊富な弁護士経験で、江戸川区政に貢献）］　

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