2022/1/8
1月8日現在、「オミクロン株」の市中感染が各地で明らかになり、岸田総理は沖縄など3県へのまん延防止措置適用を宣言しました。依然オミクロン株の特性は明らかでないものの、感染力が強いのは確かです。専門家によると、「一般論では陽性者が増加すれば重症者も増えるが、内服薬の承認やワクチンの3回目接種など、従来の流行時と状況が異なっている。海外の例を見ても『第5波』に似た混乱は起こらないのではないか」と見ており、「軽症者の自宅療養や宿泊療養が進めば、医療逼迫を回避できる可能性がある」と語っています。しかし、「第6波」到来に、 感染者が急増することに対して気を引き締めなければいけないことも確かです。
そうした約2年に及ぶコロナ禍の中、身を粉にして従事してくださっている医療関係者の皆様には、心より感謝申し上げます。医療機関では全国的に受診控え等により外来患者減少が続いていますが、新型コロナウイルス感染症終息後を見据え、感染症対策しながら患者さんに安心して受診いただけるような環境整備に努めていくこともまた重要です。こういった通常医療の中で投薬をまとめて受け取ったりして控えていた場合や、風評被害的なもので来院されなかった方、がん検診も減少しているのは全国的な傾向です。2019年度と2020年度を比べると「がん検診受診率」は約2割減っていると言われていますが、日本では、 国民の2人に1人が がん になり、3人に1人が がん で亡くなっています。元気な内でこそ検診は大切です。
受診控え対策にオンラインを活用した診療や検診等の導入を
「コロナのこともあるし元気だから、今年はパスしよう」ではなく、「コロナ対策として出歩くことは控えよう、でもがん検診だけは受けよう」と考えてください。そこで検診について、具体的に検討してみます。内視鏡の検査などで胃カメラをした場合に、検診の結果というのは一般的には郵送で送られます。市立貝塚病院での人間ドックでは、検診結果は、希望者には医師が直接ご説明する機会も設けています。書面希望の場合は、書面でのご返答となります。また、何か所見が出た方には、受診できるものであれば予約できます。ただ、コロナ禍での受診控えで、結果を送られてそれで終わりになることが多くあります。要はそこをどうするかが重要です。要検査、要診察、要治療との順序になるわけですが、こういう再受診タイミングが一番大事だと思います。
特に、今後進行がんの割合が増えると様々な分野の医師が指摘されており、放置すると「がん」が進行しまうことにつながります。そういった影響が出る前に人間ドックの後のアフターフォローとして、オンラインでフォロー(検査結果説明)するとなれば、受診率と患者サービスの向上につながります(医療機関としても患者さんの捕捉率向上となります)。わざわざ病院に足を運ぶ手間が省け自宅でも結果をきけます。

「市立貝塚病院でのオンラインを活用した診療や検診等について」、私は以前から何度か議会で質問していますが、この度、市立貝塚病院では人間ドックの結果説明にオンラインを活用することについての体制が構築されました。市民の目線に立ったすばらしい取組みをしていただいたことに敬意を表すると同時に、現役世代の方も含めて皆様の検診率の向上に努めていただければと思います。具体的には、初回申し込み時に、人間ドックの申し込み書で、「医師の説明時間の予約」を取る必要があります(人間ドックやオンライン診療の予約は来院時にしていただきます)。結果説明はビデオ通話を通じて行いますが、希望者を既に募集中です。尚、既にお申し込みの方は、過去に遡っての対応は難しいとのことですのでご理解のほどよろしくお願いいたします。


市立貝塚病院 健診センター予約窓口
TEL 072-422-5865(代表) FAX 072-438-5510
受付時間 健診センター
予約窓口 月~金 8:30~17:00
電話 月~金 8:30~15:00(いずれも祝日・年末年始の休診日を除く)

専用サイト
また、各医療機関におかれましても、ご参考にしていただくことがありましたら大変光栄に存じますとともに、さらに患者さんの受診率とサービス向上に努めていただきたく思います。
セカンドオピニオンをオンライン診療導入を
次に、人間ドックのオンライン活用と同時に、セカンドオピニオン外来*にもオンラインは使えると思います。ご存知の通りセカンドオピニオンは検査や診断結果が既にあり、読影や検査結果のみを他の医療機関で診断する業務です。この場合ご家族を含めて来院されることがどうしても多いですが、 事前にデータや紹介状等の情報は病院に送られてきますから、担当医師は診断できます。 わざわざ結果説明に来る必要も全くなく、オンラインができる方はご家族ご本人を含めオンラインセカンドオピニオン外来*のほうがお互いに利便性も高まり、感染症対策にもなります。
実は、すでに各医療機関同士では同じようなシステムを利用しております。レントゲンや、MRI、C T上で読影が 必要な場合は電子カルテ上でのオンラインで他の病院のドクターに読影してもらっており、電子カルテを導入した病院では多くの病院でも行われているのが実情です。そこで、市立貝塚病院として、オンライン診療を見据えて、セカンドオピニオン外来の活用についても令和3年6月議会で一般質問しました。こちらについては、「人間ドックのオンライン活用」の状況を見ながら検討することになりました。人間ドックのオンライン導入と同様是非とも導入していただきたいと思います。
「セカンドオピニオン」*とは、患者さん及びご家族が納得のいく治療方法を選択することができるように、違う医療機関の医師に「 第2の意見」を求めることです。その際、事前に病院間で患者情報や検査データ等はやり取りされます。そのため、新たに「診察や検査等」はなく、「面談」のみになります。
「オンライン・セカンドピニオン」*とは、患者さん及びご家族が病院に足を運ぶことなく自宅等でパソコンやスマートフォンを使って治療方針の相談ができる事をいいます。
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