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大平 ひろし ブログ

必要な時に借りられる奨学金制度へ。〜6月議会質問 解説③~

2026/6/19

「もう募集が終わっていた…」をなくしたい。小山市の奨学金制度を考える

「進学した後に、家計の状況が変わってしまった」
「奨学金が必要になった時には、募集期間が終わっていた」

そんな場合でも、必要な支援が届く制度であるべきではないでしょうか。

今回の一般質問では、小山市の奨学金制度について取り上げました。

きっかけは、小山市教育委員会の会議を傍聴していたときに、奨学金制度の募集人数に対して、新規貸与者が3人との報告があったことです。

小山市には、「小山市奨学金」と「おやまふるさとみらい奨学金」の2つの制度があり、教育委員会が担当しています。2つの制度があることや、「小山市奨学金」はほかの奨学金との併用ができないこと、「おやまふるさとみらい奨学金」は、任意ではあるものの指定されたボランティア活動への参加が求められるなど、利用者にとっては使い勝手がよくない。

事実、質問で示した上記のグラフのとおり、令和8年度は両制度あわせて20名の募集に対し、新規利用者は3名でした。令和8年度以前も、募集人数に達していない状態が続いています。

一方、小山市教育委員会の事務事業評価では、制度の周知や利用者増加などが課題として挙げられています。

私は、募集人数に余裕があるのであれば、進学後の家計急変などにも対応できるよう、通年募集や追加募集を検討すべきではないかと質問しました。

これに対し市は、他自治体の事例も参考にしながら、通年募集や複数回募集、緊急時に対応できる制度設計など、より柔軟で利用しやすい募集方法について検討していくとの答弁でした。

また再質問では、卒業後の返済負担の軽減や若者定住も含めた、奨学金制度全体のあり方についても質問しています。

私は1994年に大学に進学しましたが、当時の奨学金の倍率は100倍といわれるほど、狭き門(奨学金募集時の面接官に、「自分は通りそうですか?」と聞いた時の返事が、「採用されるのは100人に1人なので、君は無理ですね」。)。

 

写真:宇都宮駅西口にある餃子像。いまはとても有名になりましたが、1994年当時は、東口に説明版もなく置かれていました。18歳の私を宇都宮で最初に出迎えてくれたのが餃子像でした。初対面は「ぎょう!」と驚き、モチーフを知ったのはそれからずいぶんと経ってからでした。

 

当時は、実家の経済状況はたいへんな時期でした。高校生の3年間にアルバイトでためた貯金や、母の仕送り、学生時代のアルバイトで稼いだお金でしのいでいたことを思い出します。

青年のみなさんが、経済的な理由で進学を諦めることがないよう、利用しやすい奨学金制度づくりを引き続き求めていきます。

【次回予告】議会質問解説シリーズ④
「給食を食べていない子ども」はどうなる? 小山市の給食費支援を議会で質問しました

次回は、教育行政のもう一つのテーマ「学校給食」を取り上げた議会質問について解説します。

国による学校給食費負担軽減事業が始まる中、小山市ではどのような支援が行われているのか。

また、アレルギー以外の理由で給食を食べていない子どもへの対応など、議会で質問した内容を分かりやすくお伝えします。

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