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もし渡良瀬遊水地がなかったら――川サミットで改めて考えた治水の大切さ

2026/5/30

今日5月30日は、第33回全国川サミットin小山・渡良瀬遊水地に参加しました。

私が特に印象に残ったのは、渡良瀬遊水地が持つ治水機能です。

昭和22年のカスリーン台風では、利根川流域で甚大な被害が発生し、多くの尊い命が失われました。その教訓を踏まえ、渡良瀬遊水地の整備が進められてきました。

そして、その役割は実際の災害時にも発揮されています。

平成27年関東・東北豪雨では、渡良瀬遊水地全体で約8,600万㎥の洪水を貯留し、下流域の洪水被害軽減に大きく貢献しました。

さらに、令和元年東日本台風では約1億6,000万㎥もの洪水を受け止めました。これは東京ドーム約129杯分に相当する規模です。

もし渡良瀬遊水地がなければ、利根川や渡良瀬川流域の水位はさらに上昇し、被害はより大きなものになっていた可能性があります。

近年は線状降水帯や短時間豪雨など、水害リスクが高まっています。

渡良瀬遊水地はいざという時に、小山市だけでなく、利根川流域全体の暮らしと命を守る重要な治水施設です。そして、渡良瀬遊水地の成り立ちには足尾鉱毒事件が大きくかかわっている歴史も忘れてはなりません。

今回の川サミットでは、下生井小学校や乙女中学校の皆さんの発表を通じて、地域の未来を担う子どもたちが渡良瀬遊水地について学んでいることを大変心強く感じました。

災害の記憶を風化させないこと。そして地域の治水の歴史を知ること。それもまた、防災の大切な取り組みだと改めて感じた一日でした。

 

参考情報

カスリーン台風 (国土交通省関東地方整備局ホームページ)

平成27年9月関東・東北豪雨について(国土交通省関東地方整備局ホームページ)

令和元年東日本台風と渡良瀬遊水地(国土交通省関東地方整備局ホームページ)

渡良瀬遊水地概成100年 (国土交通省関東地方整備局ホームページ)

ちなみに、会場外では、渡良瀬遊水地に接する4市2町のブースも出ていました。その様子をダイジェストでお伝えします。

栃木市(栃木県)

野木町(栃木県): ひまわりの種をもらいました。

古河市(茨城県)

加須市(埼玉県)

板倉町(群馬県):お米を1升枡で掬い取り。

 

 

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