2026/8/20
熊本での活動3日目。
今日は宇土市災害ボランティアセンターから、実際に災害ボランティアとして活動しました。
午前中は、被災した家屋から家具などの災害ごみを搬出し、運搬。
午後は別のお宅に伺い、半壊した建物から瓦礫や木材を運び出し、災害ごみの仮置き場まで運びました。
この日、初めて軽トラックのダンプカーを運転しました。

災害ごみの仮置き場で荷台を傾けると、満載だった木材が一気に滑り落ちます。
午後に一緒に活動した高校3年生の彼と、思わず子どものようにはしゃいでしまいました。
作業の合間には、彼の進路について老婆心ながらアドバイスをしたり、逆に「40歳の今の暮らしはこんな感じだよ」と私の話をしたり。
18歳と40歳。
普段ならなかなか交わらない世代ですが、一緒に汗をかきながら、いろいろな話をすることができました。
災害ボランティアというと、被災地に心を寄せて汗をかくことをイメージするかもしれません。
もちろん、それも大切です。
でも実際に参加してみると、ボランティア同士の交流があったり、被災された方から学ばせていただくことがあったり。
普段の仕事とはまた違う充実感を持ち帰ることができるのも、災害ボランティアの魅力だと感じました。
災害ボランティアセンターで特に印象に残ったのは、一人ひとりへの丁寧な声かけでした。
地元の方から、
「私は荷物を運ぶことはできないから、皆さんの疲れが溜まらないようにお手伝いします」
と声をかけていただき、かき氷を差し入れてくださったり、冷やしラーメンを一人ひとりに声をかけながら配ってくださったり。
自分にできる形でボランティアを支える姿が印象的でした。
また、地元の防災士の方々が各家庭を回り、災害ニーズの調査を行っているとのことでした。
九州の他自治体から応援に来ている社会福祉協議会の職員の方々は、非常に手慣れた様子で活動していました。
熊本は地震だけでなく水害も経験しているため、災害ボランティアセンターの運営にも経験が蓄積されているそうです。

実際に一日活動してみて、災害ボランティアセンターの円滑な運営がとても重要だと感じました。
ボランティアが集まれば、それだけで被災者支援ができるわけではありません。
被災者からニーズを聞き取り、作業を割り振り、必要な資材や車両を準備し、現場までつなぐ。
こうした仕組みがあってこそ、集まったボランティアの力を被災者支援につなげることができます。
そして、ボランティアセンターの周辺には、防災士、社会福祉協議会、地域の方々など、さまざまな人がいます。
こうした方々の力を生かしながら、ボランティアを「戦力」として機能させることが重要なのだと思います。

一方で、文京区には文京区ならではの課題があります。
例えば、災害時に大量のボランティアや車両を受け入れることは簡単ではありません。
道路や駐車スペースにも限りがあります。
今日の活動で特に気になったのが、災害ごみの収集・運搬です。
文京区内には、自由に使える軽トラックも限られています。
また、災害によって壊れた家具なのか、災害をきっかけに処分しようとした家具なのかを見分けることも難しいとのことでした。
いわゆる「便乗ごみ」の問題です。
どこに集めるのか。
誰が運ぶのか。
何を災害ごみとして受け入れるのか。
今日一日、実際に災害ごみを運んだからこそ、事前に考えておくべき課題が具体的に見えてきました。
文京区は熊本のような広い土地がある自治体とは条件が違います。
だからこそ、文京区ならではの災害ボランティアの受け入れ方や、災害ごみの処理について、平時からシミュレーションしておく必要があると感じました。
私は文京区議会の災害対策調査特別委員会で副委員長を務めています。
今回、実際にボランティアとして汗をかいた経験を、「熊本で勉強してきました」で終わらせず、文京区の災害対策にどう生かせるのかを考え、持ち帰りたいと思います。
明日は避難所の視察や、支援する側を支える取り組みについてお伝えします。
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