2025/9/12
神戸市会議員【東灘区】
やのこうじ(矢野浩慈)【神戸市立元小学校教頭】です🏫
先日9月9日の神戸市会 9月議会で、私が所属するこうべ未来市会議員団を代表し質疑を行いました。

以下に質疑の内容を添付させていただきます。(市長、副市長、教育長からの答弁は質疑の動画からご覧ください)
質疑の動画←クリック

1.敬老・福祉パスの未適用路線への拡充について
本市の敬老・福祉パスは、令和6年度末時点で約33万人の交付者を抱え、同年度実績で約46億円の負担金を支出するなど、高齢者の移動を支える重要な制度として多くの方々に利用されており、利用者からは感謝の声が多く寄せられている。一方で、市内には未だ制度が適用されていない生活路線が存在し、特にみなと観光バスの運行地域では、高齢化の進行に伴い制度適用を求める切実な声が上がっている。
昨年の9月議会において、同バス路線への制度適用は決済基盤の整備が課題であり、引き続き協議を進めるとの答弁をいただいた。1年が経過しているが、その後の協議の進捗状況について伺いたい。

2.児童館について
児童館は、子どもたちが安心して遊び、学び、地域の中で成長できる大切な場所である。保護者にとっても、子育ての相談や交流ができる拠点として欠かせない存在となっている。しかし、利用者からは、実際に利用してみると「建物が古くて暗い」「バリアフリーが十分でなく小さい子や障がいのある子には使いにくい」「ICT環境が整っておらず、現代の学びや遊びに対応しにくい」などの声をよく耳にする。
本市では「こどもっとひろば」という新しい愛称を掲げ、行きたくなる児童館をめざしていることからも、子どもや保護者がより安心して、ワクワクしながら通いたくなるように、内装や備品の更新、美装化、そしてバリアフリーやICT環境など時代にあった環境整備を進めることが必要だと考えるが、本市として、今後どのように取り組んでいかれるのか、見解を伺いたい。

広報紙KOBE←クリック
再質問(学童保育支援員の処遇改善について)
学童保育の登録児童数は、少子化の中にあっても核家族化や共働き世帯の増加により、令和2年度から7年度の5年間で約3,800人増加し、今後も増加が見込まれている。今後の利用ニーズに対応していくためには、運営を支える学童保育支援員の確保・育成が不可欠であるが、現場からは「給与処遇が十分でなく長期勤続が難しい」との声がある。
本市としてもこれまで学童保育支援員の処遇改善に取り組んできたことは評価するが、行政による給与改善の取組みが個々の学童保育支援員の給与に適切に反映されているかどうかを確認するなど、経験豊かな人材が長く勤められる給与水準となるよう実効性のある取り組みを行っていくべきだと考えるが、見解を伺いたい。

3.文化・スポーツを通じた六甲アイランドの活性化について
六甲アイランドにおいては、令和3年2月に策定された「六甲アイランドまちの将来の姿」に基づき、プロジェクションマッピングの整備による四季を通じたナイトタイムの活性化など、まちの魅力向上に向けた取り組みを進めている。

このなかでは、まちづくりの方向性の1つとして「文化、スポーツ施設を活かした地域文化の魅力発信」が掲げられているが、島内の3つの美術館を活用し、海上文化都市としての独自の魅力と強みを発揮できる取り組みを進めるべきと考える。

令和4年度から6年度までの3年間にわたり開催された日展神戸展は、まさにそのような取り組みの一例であり、会期中は市内外から数多くの来場者を呼び込んだ。国内最大規模の公募展を開催したという文化的価値のみならず、来訪者増加に伴う交流人口の増加がもたらす経済波及効果の面でも六甲アイランドの活性化に対して大きな成果を残したと言えるのではないかと考えるが、見解を伺いたい。

六甲アイランド方面の景色(神戸市役所より)
再質問1
日展神戸展が終了した今こそ、日展に関するこれまでの取り組みが単発のものとならないよう、日展や島内の既存施設等を活用して同時に開催された六甲アイランド・アートフェアを通じて築かれた、地域や学校、クリエイターとのつながりや、アートイベント開催のノウハウを活かし、得られた成果を次につなげる仕掛けが必要ではないかと考える。
例えば、
• 3つの美術館を核にした回遊型アートフェスティバルの開催
• 市内の大学やクリエイターとの協働による現代アート・デジタルアート展開
• 地域店舗と連携した食・文化・アートを組み合わせた周遊プログラム
などは、文化的魅力の発信に加え、新たな来街者の誘致や観光消費の拡大につながる有益な取り組みではないか。六甲アイランドの文化資源を最大限に生かし、交流人口の増加を通じて地域経済の活性化に結び付ける取り組みについて、当局の見解を伺いたい。

再質問2
「六甲アイランドまちの将来の姿」では、INAC神戸との連携などによるスポーツを通じたまちの賑わいづくりが取り組みの1つとして掲げられている。今、議論が進められているAOIA跡地の活用は、その実現に向けて地域のにぎわいをさらに育んでいく絶好のチャンスになると考えている。

一方で、六甲アイランドに練習拠点を構えるINAC神戸は、女子サッカーを通じて「スポーツで地域に貢献する」という理念を持ち、これまでも多くの市民に夢や元気を届けてこられた。この強みをまちづくりにどう生かしていくかは、とても大切なテーマだと考える。だからこそ、AOIA跡地の活用にあたってINAC神戸との連携を深めることは、地域の絆を強めるとともに、六甲アイランドの魅力をさらに輝かせる具体的な一歩になると考えるが、こうした視点からの取り組みについて、当局の見解を伺いたい。

4.任期付教員や臨時的任用教員へのサポート体制強化による教育の質と人材定着の確保について
神戸市の小中学校では、主に育児休業や休職等の代替職員である任期付教員や臨時的任用教員は、全教員の約12.5%を占めており、貴重な戦力として学校現場を支えてくれている存在である。しかしながら、正規に採用された初任者については「初任者研修」や「初任研担当」がいるなどサポート体制が整えられている一方で、任期付教員や臨時的任用教員については同様の仕組みが十分に整っておらず、不安を抱えながら日々の業務を担わざるを得ない状況がある。
こうした状況は、本人の負担感を増すだけでなく、教育現場における指導力や安定性に影響を及ぼし、ひいては子どもたちの学びの質の低下にもつながりかねない。また、この教員の中には、将来的に神戸の教育を担う可能性のある若い人材も少なくないことから、臨時採用の段階において、安心して働ける環境を整え、経験を積みながら成長できる仕組みを整えることは、教育の質の維持・向上と、本市の教育人材の定着・確保の両面できわめて重要であると考える。
そこで、任期付教員や臨時的任用教職員に対しても業務面・精神面の支援をより手厚く行うことで、教育の質を維持しながら、若い人材の育成と本市教育への定着につなげていく必要があると考えるが、当局の見解を伺いたい。

↑9月11日の神戸新聞朝刊より📰
最後までご覧いただきありがとうございました🙇♂️
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