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【6月議会報告6】一般質問:家じまいの廃棄物

2021/6/30

6月議会最後の質問項目です。


高齢者の家じまいに際し発生するごみへの対応について

Q7. 高齢化社会の進展につれ、施設への入所、子供世帯への合流、さらにお亡くなりになった方の家の片付けなどに際し、一時的に大量に発生するゴミの処分が社会的課題になっている。
倉敷市では、令和3年度4月から始まったばかりの「倉敷市一般廃棄物処理基本計画」で超高齢化社会への対応するとして、こうした一時多量ゴミの収集・運搬体制の整備を施策の一つに挙げている。どのようなことを考えているのかその具体的な内容を説明願いたい。



倉敷市議会録画中継(本問25分15秒付近から)
https://kurashiki.media-streaming.jp/recording/meeting/detail/921


A7. いわゆる一時多量ごみについては、一括して運搬・処分する仕組みがないのが課題。「倉敷市一般廃棄物処理基本計画」で新たな実施施策の一つとして取り組まなければならない問題である。どのような仕組みを構築するか倉敷市廃棄物減量等推進審議会で審議・検討をしていく。(伊東市長)



解説と所感

空家にも関連するテーマです。

家じまいに際し、一時に多量に発生する一般廃棄物の処理には、1)ご近所のゴミステーションに出すか、2)各地の環境センターに持ち込むか、3)粗大ゴミとしてあらかじめ予約した日時に家の前まで取りに来てもらうことになっています。しかし体力の低下したお年寄り、もしくは短期間の帰省で対応しようとする家族は大変な困難が伴います。

不用品買取業者を利用する方法もありますが、買い取り品を選り好みするあまり片付けにならなかったり、一括持ち帰りを頼むと高額な請求を受けたりします。一般的に回収業者が引取費用を受け取れば、引取品が無価値=廃棄物となりますが、今の制度下では家庭由来の一般廃棄物の収集・運搬業を許可しておらず、そもそもが正式には認可されていない業種でもあるのです。業者の中にはリスクに見合う利幅を確保するため、引取料を貰いながら再販不可の品物を不法投棄する業者も散見されると聞きます。

事前の執行部の答弁案は、家庭由来の一般廃棄物の収集・運搬業の許可制度の見直し(制度新設?)を検討するという内容でした。これに反し議会での市長回答は具体的な内容がないものに後退しましたが、これは市長の判断が反映されたもののようです。



リユース業界育成にも

質疑の最後でも触れたのですが、一時多量発生ごみの中にはリユース商品として価値があるものが含まれます。リユースというとメルカリに代表される個人売買ばかり話題となりますが、日本由来の中古品は「ユーズド・イン・ジャパン」品として輸出され、東南アジアなど海外で人気を博していいます。

市は第7次総合計画が「目指すまちの姿」の一つに「リディース/リユース/リサイクルが徹底され、環境に配慮した循環型社会が形成されている」を挙げております。家庭由来の一般廃棄物の課題の解決は副次的には健全なリユース市場育成を後押しする効果もあるので、充実した制度整備が求められます。

以上

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著者

あしだ 泰宏

あしだ 泰宏

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