2026/5/21
IR、カジノ、カジノ法案という言葉を聞くと、賛成か反対かの話になりがちです。
経済効果があるのか。
ギャンブル依存症は大丈夫なのか。
マネーロンダリングや裏金づくりの温床にならないのか。
どれも大切な論点です。
ただ、はるきが一番気になるのは、もっと根本的なことです。
カジノができれば、必ずどこかに大きなお金が流れる。
では、そのお金はどこから来て、誰が管理し、どこへ使われるのでしょうか。
カジノだけを特別に語る前に、日本の現実を見る必要があります。
駅前にはパチンコ店があります。
競馬、競輪、競艇、オートレースもあります。
今ではスマホ一つで、公営競技を楽しめる時代です。
つまり、日本はすでにギャンブルと無関係な社会ではありません。
ギャンブル等依存症の法的定義でも、公営競技やぱちんこ屋に係る遊技などが対象に含まれています。依存症問題は、カジノだけの話ではなく、すでに社会全体の課題です。
日本のギャンブルに関係する制度は、実はかなり縦割りです。
| 種類 | 関係省庁・所管 | 主な関係団体・組合 |
|---|---|---|
| 競馬 | 農林水産省 | JRA、日本中央競馬会/NAR、地方競馬全国協会 |
| 競輪 | 経済産業省 | JKA、全国競輪施行者協議会 |
| 競艇・ボートレース | 国土交通省 | 日本モーターボート競走会、全国モーターボート競走施行者協議会 |
| オートレース | 経済産業省 | JKA、全国小型自動車競走施行者協議会 |
| パチンコ・パチスロ | 警察庁・国家公安委員会系 | 全日遊連、日遊協、日工組など |
公営競技については、競馬は農林水産省、競輪・オートレースは経済産業省、ボートレースは国土交通省がそれぞれ所管しています。国土交通省資料
そして、カジノについては、内閣府の外局であるカジノ管理委員会が監督する仕組みです。カジノ管理委員会は、令和2年1月7日に設立され、カジノ事業の監視や管理を担います。カジノ管理委員会
ここで考えたいのは、カジノそのものが良いか悪いかだけではありません。
カジノができれば、必ず大きなお金が動きます。
観光客のお金。
事業者の利益。
施設整備のお金。
広告費。
政治や行政との関係。
関連する団体や周辺産業へのお金。
大きなお金が動くところには、必ず利害関係が生まれます。
だからこそ、はるきは思います。
カジノを語るなら、「経済効果」ではなく、「お金の流れ」を見なければいけない。
もし、お金の流れを隠したい人の立場で考えたらどうでしょうか。
カジノでは、チップや換金などを通じてお金が動きます。
制度に抜け道があれば、マネーロンダリングや裏金づくりに悪用される可能性を心配するのは自然なことです。
もちろん、カジノ管理委員会は、国の監視と管理の下で健全なカジノ事業を実現するために設置されています。事業者の廉潔性や規制遵守状況の監督も役割です。カジノ管理委員会の任務
しかし、大切なのは、制度があることではありません。
本当に悪用できない仕組みになっているのか。

そこです。
裏金をつくりたい人が喜ぶような制度にしてはいけません。
仮にカジノで利益が出るとします。
そのお金は、誰のために使われるのでしょうか。
一部の事業者や関係者だけに流れるのか。
大型施設の維持費に消えていくのか。
それとも、日本で暮らす人たちの未来につながるのか。
はるきは、もしカジノ収益を使うのであれば、食料自給率アップにつながる仕組みに回すべきだと考えます。
農業。
漁業。
畜産。
学校給食。
地域の食の基盤づくり。
遊びで動いたお金を、暮らしの土台である「食」を守る力へ変える。
そこまで設計して、初めてカジノを議論する意味があるのではないでしょうか。
はるきが本当に大切にしたいのは、日常の経済循環です。
大きな施設にお金を集めることより、地域の商店、飲食店、交通、観光、農業、暮らしの中でお金が自然に回る仕組みをつくること。
松山で言えば、松山市駅、大街道、銀天街、道後、JR松山駅、松山空港、地域の商店や飲食店をどうつなげるか。
そこにこそ、本当のまちづくりの力があると思います。
IRやカジノの議論は、単純に賛成か反対かだけでは足りません。
すでに日本にあるギャンブル社会をどう見るのか。
依存症対策をどうするのか。
マネーロンダリングや裏金づくりをどう防ぐのか。
大きなお金の流れを誰が監視するのか。
利益が出た場合、何に使うのか。
ここまで考える必要があります。
カジノで大きなお金が動くなら、そのお金の流れを見える化し、日本で暮らす人たちの未来につながる使い方にしなければならない。
はるきは、そう考えています。
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