みちばた 俊彦 ブログ

【大阪の成長を、河内長野の未来へ vol.6】河内長野に“新産業拠点”誕生へ。いま進む「大阪河...

2026/5/18

【大阪南部が変わる】

「河内長野って、正直あまり注目されないよね」

そう言われるたびに、私は内心「それはまだ知らないだけだ」と思ってきました。

大阪の南の端、和歌山との境界近くに位置する河内長野市。人口は約9.6万人。かつては林業と農業の町として栄え、今は「大阪のベッドタウン」として静かに暮らす人々が多い。そのイメージは決して間違いではありません。


でも、そのイメージが今まさに、根本から塗り替わろうとしています。

令和7年度(2025年度)、ひとつの事業が本格的にスタートしました。「南部大阪都市計画事業 小山田西土地区画整理事業」——総施行面積約22.9ヘクタール、産業用地合計約38,800坪超、施行期間は令和13年度まで。大阪府内の内陸部では極めて希少な「工業地域」の大規模整備です。

そして、この産業拠点を「生きた拠点」にするための血管として機能するのが、大阪府が整備推進する都市計画道路「大阪河内長野線」と、河内長野市が進める「市道小山田下里線(都市計画道路 野作赤峰下里線)」です。

府議として、この二本の道路整備と産業拠点の関係を、私はずっと追いかけてきました。今日はその「全貌」をお伝えします。

その沿線では、
小山田西地区の新産業拠点整備
という、大阪府南部でも極めて大規模な産業用地整備が進められています。

これは単なる道路整備ではありません。

河内長野市の未来。
南河内の経済。
若い世代の雇用。
企業立地。
税収。
防災。
交通。

これらを大きく変える可能性を持つ、非常に重要なプロジェクトです。

今回は、
「なぜ今、この整備が重要なのか」
「河内長野市はどう変わるのか」
「市民生活にどんな影響があるのか」

を、現職の大阪府議会議員として、分かりやすく整理していきます。

―――――――――――――

「河内長野は遠い」は本当か?

河内長野市は、
「自然が豊か」
「住みやすい」
という魅力がある一方で、

・交通アクセス
・企業立地
・雇用創出

という面では、長年課題を抱えてきました。

特に南河内地域は、
大阪市内と比較すると産業インフラ整備が十分とは言えませんでした。

しかし今、
状況が大きく変わろうとしています。

その中心が、

「大阪河内長野線」
です。

これは、大阪外環状線や阪和自動車道方面との広域ネットワークを強化し、堺方面とのアクセス向上を図る重要道路です。

つまり、

「南河内が産業道路ネットワークに本格接続される」

ということです。

これは非常に大きい。

なぜなら、
企業は「土地」だけでは来ないからです。

企業が見るのは、

・高速道路アクセス
・物流効率
・人材確保
・災害リスク
・周辺道路環境

です。

今回の整備は、それらを大きく改善する可能性があります。

―――――――――――――

河内長野に誕生する「新産業拠点」とは?

今回進められているのが、

「南部大阪都市計画事業 小山田西土地区画整理事業」
です。

事業規模は約22.9ヘクタール。

大阪府内陸部では希少な、
大規模な工業地域整備です。

資料によると、
約2,800坪〜16,500坪規模の産業用地が整備される予定です。

これは、かなり大きい。

物流。
製造。
研究開発。
先端産業。

様々な企業立地が想定されます。

しかも注目すべきは、

「既存住宅地との距離を一定確保している」

という点です。

これは非常に重要です。

産業振興と住環境保全は、両立しなければなりません。

企業誘致だけを進めればよい時代ではない。

だからこそ、

・地区計画による建築制限
・用途制限
・計画的な区画整理

を進めながら、
持続可能な産業エリア形成が目指されています。

―――――――――――――

なぜ今、企業立地なのか?

ここは非常に重要なポイントです。

人口減少時代において、
自治体経営はますます厳しくなっています。

特に、

・高齢化
・社会保障費増加
・公共施設老朽化

は、全国共通の課題です。

その中で、
自治体が持続可能であるためには、

「地域経済を強くする」

必要があります。

つまり、

・働く場所
・稼ぐ力
・税収基盤

を強化しなければならない。

河内長野市はこれまで、
ベッドタウンとして発展してきた側面があります。

しかし今後は、

「住むまち」

だけではなく、

「働くまち」

への進化が必要です。

今回の新産業拠点整備は、
まさにその転換点になる可能性があります。


「道路」が先か「産業」が先か——鶏と卵の構造


産業拠点整備の議論でいつも出てくる問いがあります。

「道路が整備されてから企業が来るのか、企業が来るから道路が整備されるのか」

実はこれ、政策の世界では「鶏と卵問題」として知られ、多くの地域開発が失敗してきた本質的な問いです。


道路だけ整備して企業誘致に失敗した地域も、産業拠点を決めたのに道路整備が追いつかず物流コスト高騰で撤退を招いた地域も、全国に無数にあります。

小山田西地区が注目に値するのは、この問題に対して「同時並行」という答えを出しているからです。

大阪府による都市計画道路「大阪河内長野線」は、現在整備が進んでいます。

この道路は、大阪外環状線(国道170号)から河内長野市中心部を経由し、将来的には阪和自動車道「堺IC」方面とのネットワークを形成する幹線道路です。

小山田西地区の「堺アクセス道路(整備予定)」が、まさにこれに対応します。

一方、河内長野市が整備推進する「市道小山田下里線(都市計画道路 野作赤峰下里線)」は、産業用地へのより直接的なアクセスを担う路線です。

地区内の産業用地と既存道路網をつなぐ「毛細血管」の役割を果たし、府道路網という「大動脈」と組み合わさることで、初めて機能するネットワークが完成します。


―――――――――――――

若者流出を止める鍵は「雇用」

河内長野市でも、
若い世代の流出は大きな課題です。

大学進学。
就職。
転勤。

多くの若者が市外へ出ていく。

その理由の一つが、

「地元に働く場所が少ない」

という現実です。

しかし、
もし河内長野市内や南河内地域に、

・成長企業
・先端産業
・物流拠点
・IT関連企業

などが立地すればどうなるか。

地元就職の可能性が広がります。

通勤環境も改善されます。

結果として、

「河内長野に住み続ける理由」

が増える。

これは人口減少対策にも直結します。

―――――――――――――

防災面でも重要な意味を持つ

この整備は、
経済だけではありません。

道路ネットワーク強化は、
防災上も極めて重要です。

災害時には、

・緊急輸送
・救援物資輸送
・消防救急活動

に道路が不可欠です。

特に南河内地域は、
地形的課題もあります。

だからこそ、
広域道路ネットワーク強化は、
「命を守るインフラ」でもあります。

―――――――――――――

ただし、課題もある

もちろん、
良いことばかりではありません。

・交通量増加
・周辺環境への影響
・騒音
・景観
・渋滞

などへの配慮は不可欠です。

また、
企業誘致も、
「来れば何でもよい」
ではありません。

河内長野市の魅力、
自然環境、
住環境との調和が必要です。

私は大阪府議会議員として、

「地域経済の成長」

「市民生活の質」

の両立が極めて重要だと考えています。

―――――――――――――

織田信長は「戦」だけではなく、「経済」を変えた


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みちばた 俊彦

みちばた 俊彦

肩書 大阪府議会議員 おおさか未来プロジェクト
党派・会派 無所属

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