2026/8/2
熊本地震の対応は、DMAT等から避難所や被災地の医療支援をするJMAT等へと移行するフェーズに入っていますが、今回は発災早期から九州JMATだけでなく、全国JMATへと招集対象が拡大されています。先程も関連死のかなしいニュースがあったところです。
近く自衛隊の「はくおう」が八代港に入港する予定で、約700名を収容できる大型船舶であり、現地対策本部において津島じゅん副大臣から、自衛隊の活動拠点に加え、熊本市内から八代方面までは移動に時間を要することから、医療提供拠点としても活用する旨の説明が昨日ありました。
津島副大臣は、国会議員として病院船に関する議員連盟、「超党派・災害時医療等船舶利活用推進議員連盟」の事務局長を務め、関連法の成立にも尽力されました。現在、内閣府防災に「防災船舶活用医療推進室」が設置されています。
今回も自衛隊、内閣府防災、厚生労働省の現地リエゾン、熊本県医師会や郡市医師会をはじめとする医師会関係者、木村熊本県知事、小野八代市長などとも緊密に連携しながら対応が進められています。
災害対策本部における統括JMATは、当初は福岡県JMATが担当し、現在は沖縄県JMATへ引き継がれています。私も沖縄県医師会出口宝先生をはじめ、事務局や地元医師会の先生方と随時連絡を取り合っています。
現時点で最も多く寄せられている声は、「水」の確保です。厚生労働省本省では、EMISに無床診療所が十分反映されていないことも踏まえ、個別の診療所や介護施設、福祉施設の状況について、きめ細かく聞き取りを進めています。
また、給水車が到着しても、医療・介護・福祉機関等によっては給水タンク自体が設置されていなかったり、屋上に設置されているため給水方法に工夫が必要であったりと、現場ごとの個別対応が欠かせないようです。
国土交通省が所管する給水車はフル稼働していますが、台数には限りがあります。そのため、多くの自治体が保有する給水車については、日本水道協会による広域応援の枠組みの中で調整が行われています。水道の復旧状況も見極めながら、現地では関係者が全力で対応に当たっています。
なお、「はくおう」は、コロナ禍におけるダイヤモンド・プリンセス号対応でも、自衛隊員の宿泊・待機・活動拠点としても重要な役割を果たした船舶です。今回も、その機動力と収容能力を生かし、被災地における医療活動や災害対応を力強く支えることを期待しています。
昨晩遅くに地元医師会事務局より、政府の対応が神対応だと連絡があり涙腺緩みました。皆で支えて参りましょう。関係者の皆々様に心から感謝申し上げます。
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