岡本 のぶじ ブログ
兵庫・猪名川町【いながわの木喰学 第26回/いながわ木喰】
2026/8/1
8/1 きょうは、猪名川町が誇る「木喰さんの自身像三兄弟」について、お話ししたいと思います。 光のあて方によっては、全国を歩きながら仏像を彫り続けた木喰さんの姿が浮かび上がり、まさに「旅する芸術家」と呼ぶにふさわしい人物であったことが伝わってきます。
その生涯で十五体の自身像を残していますが、そのうち三体がここ猪名川町に伝わっています。 木喰さんがこの地に深いご縁を感じておられたのだろうと、静かに想像したくなるほどです。

自身像とは、木喰さんがその時々の自らの姿を「こうありたい」「こう見えている」と刻み込んだ、いわば自己表現としての彫刻です。 中には、足元に大きな瓢箪を配した、たいへん特徴的な作品もあります。
町内に残る三体には共通点があります。背後に光背(頭光)を備え、椅子に座し、そして数珠を手にする――。 これらは、木喰さんが自身を表すうえで大切にしていた要素だったのでしょう。 光背は、仏が内から発する光明を象徴する意匠であり、木喰さんが自らの悟りや清浄性を示すために欠かせないものだったと考えられます。
しかし、材質の違いによって作品の趣は大きく異なります。 阿古谷毘沙門堂の樫は力強く、東光寺の杉は温かみがあり、天乳寺の檜は清らかさを湛え、まるで三体がそれぞれ異なる気質を持っているかのようです。
木喰は、旅先で入手できた木をそのまま材として作仏しました。 その土地に根ざした木を使うことは、像に地域の息づかいを宿らせる行為でもあり、素材の性質を生かしながら仏の姿を彫り出す、木喰独自の作風を形づくっています。
著者
| 選挙 |
猪名川町長選挙 (2025/07/20) [当選] 5,079 票
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| 選挙区 |
猪名川町
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| 肩書 |
猪名川町 町長 |
| 党派・会派 |
無所属
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| その他 |
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