2026/7/25

先日、玉木事務所へ新しい広報紙を持って行きました。
机の上には、さまざまな議員の広報紙や活動報告が並んでいます。その中に自分の冊子を置いてみると、一つだけ少し雰囲気が違っていました。

漫画のような表紙に、大きなタイトル。一般的な議会報告とは少し違うデザインです。
「これだけ浮いているな。」
最初にそう感じましたが、不思議とだめな気持ちにはなりませんでした。むしろ、「何だろう」と思って手に取ってもらえるかもしれないという期待のほうが大きかったのです。
政治家として活動していると、多くの広報紙や議会報告を目にします。しかし、正直に言えば、それを楽しみに待っている人は決して多くありません。
(もちろん楽しみにしてくれている人もいますがやはり少数です)
だからこそ僕は、広報の役割を少し違う角度から考えるようになりました。
どれだけ時間をかけて文章を書き、どれだけ内容を充実させても、読まれなければ存在しないのと同じです。
これは政治だけではありません。
本屋では、読者はまず表紙を見て「少し読んでみようかな」と判断します。YouTubeではサムネイルが動画を見るきっかけになり、ブログもタイトルを見て初めて本文へ進みます。どの世界でも、最初に興味を持ってもらえるかどうかが、その先につながる入口になっています。
政治の広報も同じではないでしょうか。
内容が大切なのは当然です。しかし、その内容が相手に届くためには、まず「手に取ってみよう」と思ってもらうことが必要です。
今回作ったブランドブックのタイトルは、「風船のおじさんが○○○○!?」です。
普通の議会報告なら付けないようなタイトルですが、だからこそ「何だろう」と感じてもらえる可能性があります。
東かがわ大冒険!の漫画も同じ考え方です。
議員の活動報告として読むのではなく、「東かがわの観光冊子かな」「漫画なのかな」と興味を持ってもらえれば、その流れで地域の魅力や僕の活動にも触れていただけます。
最初から「政治を読んでください」とお願いするより、「ちょっと見てみようかな」と思ってもらうほうが、自然にページをめくっていただけると考えています。
政治の広報は、どうしても実績や数字、議会での活動を並べるものになりがちです。
もちろん、それらは大切な情報です。
一方で、読まれないまま終わってしまえば、その情報が伝わることはありません。
だから僕は、漫画を取り入れたり、イラストを使ったり、デザインを工夫したり、AIも積極的に活用したりしています。
「政治なのに漫画?」
そう思われることもあるかもしれません。
でも、広報の目的は、自分が満足する資料を作ることではなく、相手に届けることです。
そのために使える方法があるなら、積極的に取り入れていきたいと思っています。
東かがわ市の選挙で、「誰に投票したらいいのだろう」と考えたとき、候補者一人ひとりの考え方や人柄、日頃どんな活動をしているのかが伝わっていなければ、判断することはできません。
だからこそ、広報は選挙のためだけにあるものではなく、普段から少しずつ知っていただくための積み重ねだと考えています。
その第一歩は、読んでもらうことではありません。
まず手に取ってもらうことです。
広報は、作って終わりではありません。届き、手に取られ、ページをめくってもらって初めて役割を果たします。
これからも、「伝えたいことを書く広報」ではなく、「思わず手に取ってしまう広報」を目指して、一つひとつ工夫を重ねていきたいと思います。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>山口 だいすけ (ヤマグチ ダイスケ)>「手に取ってもらう」を優先した理由 東かがわ市議会議員 山口だいすけ