2026/5/5
こんにちは、山口だいすけです。
対戦型選挙カードバトル
「推し勝つのススメ」。
スターターデッキ紹介も、いよいよ最後です。
そして最後が、
今回の 「曲者タイプ」。
ただ、正直に言うと、
自分の中でこのデッキの本当のイメージは、最初からもっとはっきりしていました。
それは――
残虐な策略家タイプ。
そしてモチーフは、
『キングダム』の桓騎(かんき) です。

今回の画像では、
スターター紹介として「曲者タイプ」と表現しています。
これは、見せ方としてかなり正しいです。
入口としては、少しやわらかい。
遊ぶ人にも受け入れやすい。
でも、制作側の本音で言えば、
このデッキはもっと明確です。
以前から整理していた4タイプの中で、
最後の1つはこう考えていました。
つまりこれは、
ただの“トリッキーな変わり種”ではありません。
勝つためなら、相手の強みを折る。
空気をずらす。
最後に一番嫌なところへ刺す。
そういうデッキです。
だからこそ、
4タイプの中で一番クセが強い。
でも、ハマる人には一番刺さる。
桓騎って、
ただ戦闘力が高いキャラではないんですよね。
むしろ、
真正面の“正しい強さ”だけなら、
政でも信でも李牧でも表現できます。
でも桓騎は違う。
つまり、
“強い”より“嫌だ” が先に立つ。
この感覚を、
選挙カードゲームに落とし込んだらどうなるか。
それが、このデッキです。
今回の紹介カードにも書いた通り、
このデッキのテーマは
裏を突き、流れを操る策略型
そして、その本質は
表では支え、裏で揺らす。
相手の隙を突き、最後に差をつける。
です。
ここが、軍師タイプとの違いでもあります。
軍師タイプ(李牧)は、
勝てる形をきれいに設計する。
曲者タイプ=残虐な策略家タイプ(桓騎)は、
相手の形を崩しながら、自分の勝ち筋を通す。
この違い。
同じ“知略”に見えて、
思想がまったく違います。
このデッキの難易度は
★★★☆☆(上級者向け)。
でも、それは
カードが難しいからではありません。
難しいのは、
「どこまで嫌なことをするか」の判断 です。
このデッキは、
ただカードを出せば強いわけではない。
“相手の嫌がる順番”を読める人が強い。
ここが、桓騎らしさでもあります。
今回の曲者タイプ(残虐な策略家タイプ)は、
活動8枚+その他8枚 の構成です。
バズ(2枚)
妨害(5枚)
防御(1枚)
この構成、
かなり“嫌らしくて美しい”です。
このデッキ、
活動は少なめです。
でも、
活動を軽視しているわけではありません。
むしろ逆です。
このデッキにとって活動は、
「ちゃんとやっている顔を作るため」に必要 なんです。
全部、王道の活動です。
なぜここをちゃんと入れているのか。
それは、
表がちゃんとしているほど、裏が効く からです。
ただ嫌なことをしているだけの人は、
逆に読まれる。
でも、
ちゃんと地道にやっているように見える人が、
裏で流れをずらしてくると強い。
ここ、かなり桓騎っぽいと思っています。
このデッキで面白いのが、
このあたりの採用です。
どちらも、一見かなり地味。
でも、地味だからこそいい。
このデッキは、
目立ちすぎると弱いんです。
目立つと、
「こいつ何かしてくるな」と警戒される。
だから、
序盤〜中盤は
“普通にやってますよ”の顔 をする。
でも裏では、
ちゃんと相手の足元を見ている。
この「地味さの中に毒を仕込む」感じが、
すごくこのデッキらしい。
このデッキのバズ、
かなり好きです。
派手なバズは入っていません。
「新聞に載った!」も、
「公認決定!」も、
「熱い応援演説!」もない。
なぜか。
このデッキは、
序盤に目立つ必要がない からです。
むしろ、
最後にだけ顔を出せばいい。
そしてこの2枚、
ただの終盤札じゃありません。
つまり、
守りながら、最後に刺す。
これが、
めちゃくちゃ桓騎っぽい。
このデッキの本体は、
やはり 妨害5枚 です。
ここ、かなりえげつないです(笑)
でも、
単に強いカードを並べたわけではありません。
ちゃんと思想があります。
つまり、
相手が「こう勝ちたい」と思っている流れを、順番に壊していく。
これがこのデッキの本質です。
桓騎って、
相手の“理想の戦い方”をさせないんですよね。
このデッキも同じです。
今回の魂の1枚は、
S-04 善意の違反!
そして決め台詞は、
悪気がない?
それが一番、
止まらないんだよ。
これ、かなり気に入っています。
なぜなら、
このカードは“悪意の攻撃”じゃないんです。
むしろ、
善意。
応援。
好意。
そのつもり。
でも、それが一番厄介。
これって、
桓騎の戦い方にも通じるんですよね。
正面から殴るより、
相手が「まさか」と思うところから崩す。
しかも、
それが露骨な悪ではないからこそ、
対処が遅れる。
このいやらしさ。
これが、このデッキの象徴です。
防御に採用したのは、
D-03 法の解釈
ここ、かなり重要です。
もしこのデッキが
スルースキルだったら、少し素直すぎる。
でも「法の解釈」だと、
一気にこのデッキらしくなる。
この感じ。
つまり、
“ギリギリを攻めるが、線は越えない”
ここが、このデッキの美学です。
そしてここが、
単なる悪役ではなく、
“残虐な策略家”として成立するポイントだと思っています。
画像の中には、
かなり強い言葉が入っています。
この空気感、すごくいいです。
ただ、制作側の本音としては、
本当に描きたかったのは
「何を使ってもいい」そのものではありません。
そうではなくて、
「勝負は、見えないところで動いている」
この感覚です。
紹介カード右下にも、
こう書きました。
勝負は、見えないところで動いている。
相手の強みを、そっとずらす。
情報は刃ではなく、糸になる。
読む、仕掛ける、待つ。
最後に笑うのは、私だ。
これ、
かなりこのデッキの本質を表しています。
正面から叩き潰すんじゃない。
ずらす。
揺らす。
待つ。
最後に差をつける。
ここが、桓騎です。
軍師タイプも、読み合いのデッキでした。
でも、李牧は
美しく勝つ。
一方、桓騎は
嫌らしく勝つ。
この違いはかなり大きいです。
同じ知略でも、
勝ち方の思想がまったく違う。
だからこの4タイプ、
並べるとかなり面白いんです。
「推し勝つのススメ」は、
いろんな勝ち方があるゲームです。
その中でこのデッキは、
一番人を選ぶかもしれません。
でも、
一番“刺さる人には刺さる”。
そんな人には、
かなり強烈にハマると思います。
キングダムの桓騎のように、
きれいに勝つ必要はない。
でも、最後に残る。
そんな勝ち方をしたい人のための、
かなり危険で、かなり魅力的なスターターです。
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ホーム>政党・政治家>山口 だいすけ (ヤマグチ ダイスケ)>第17章 曲者タイプ制作秘話|きれいに勝たない。「桓騎」のように、最後に笑うためのデッキにした理由