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山口 だいすけ ブログ

第17章 曲者タイプ制作秘話|きれいに勝たない。「桓騎」のように、最後に笑うためのデッキにした理由

2026/5/5

こんにちは、山口だいすけです。

対戦型選挙カードバトル
「推し勝つのススメ」

スターターデッキ紹介も、いよいよ最後です。

  • 王道タイプ(政)
  • 猛将タイプ(信)
  • 軍師タイプ(李牧)

そして最後が、
今回の 「曲者タイプ」

ただ、正直に言うと、
自分の中でこのデッキの本当のイメージは、最初からもっとはっきりしていました。

それは――

残虐な策略家タイプ。

そしてモチーフは、
『キングダム』の桓騎(かんき) です。

このデッキの本当の正体は「残虐な策略家タイプ」

今回の画像では、
スターター紹介として「曲者タイプ」と表現しています。

これは、見せ方としてかなり正しいです。
入口としては、少しやわらかい。
遊ぶ人にも受け入れやすい。

でも、制作側の本音で言えば、
このデッキはもっと明確です。

以前から整理していた4タイプの中で、
最後の1つはこう考えていました。

  • 残虐な策略家タイプ(相手をとにかく潰しに行きつつ、ここぞで一点突破)
  • イメージは キングダムの桓騎

つまりこれは、
ただの“トリッキーな変わり種”ではありません。

勝つためなら、相手の強みを折る。
空気をずらす。
最後に一番嫌なところへ刺す。

そういうデッキです。

だからこそ、
4タイプの中で一番クセが強い。
でも、ハマる人には一番刺さる。

桓騎の強さは「強い」ではなく「嫌だ」にある

桓騎って、
ただ戦闘力が高いキャラではないんですよね。

むしろ、
真正面の“正しい強さ”だけなら、
政でも信でも李牧でも表現できます。

でも桓騎は違う。

  • 常識を疑う
  • 相手の想定を外す
  • 心理を突く
  • 嫌なところを突く
  • 相手が一番嫌がる形で勝つ

つまり、
“強い”より“嫌だ” が先に立つ。

この感覚を、
選挙カードゲームに落とし込んだらどうなるか。

それが、このデッキです。

このデッキは「表では支え、裏で揺らす」

今回の紹介カードにも書いた通り、
このデッキのテーマは

裏を突き、流れを操る策略型

そして、その本質は

表では支え、裏で揺らす。
相手の隙を突き、最後に差をつける。

です。

ここが、軍師タイプとの違いでもあります。

軍師タイプ(李牧)は、
勝てる形をきれいに設計する。

曲者タイプ=残虐な策略家タイプ(桓騎)は、
相手の形を崩しながら、自分の勝ち筋を通す。

この違い。

同じ“知略”に見えて、
思想がまったく違います。

難易度が高いのは「強いカードが多いから」ではない

このデッキの難易度は
★★★☆☆(上級者向け)

でも、それは
カードが難しいからではありません。

難しいのは、
「どこまで嫌なことをするか」の判断 です。

  • 今ここで妨害するべきか
  • まだ待つべきか
  • 相手の一番痛い場所はどこか
  • 自分は今、目立つべきか隠れるべきか
  • 最後の逆転札をどこまで温存するか

このデッキは、
ただカードを出せば強いわけではない。

“相手の嫌がる順番”を読める人が強い。

ここが、桓騎らしさでもあります。

手札構成は「地味に積み、裏で刺す」ために組んだ

今回の曲者タイプ(残虐な策略家タイプ)は、
活動8枚+その他8枚 の構成です。

活動カード(8枚)

  • A-01 通学路の見守り ×1
  • A-02 地域のゴミ拾い ×1
  • A-04 2連ポスター掲示 ×1
  • A-05 ポスティング ×1
  • A-06 SNSで発信! ×1
  • A-07 街頭で訴え ×1
  • A-08 公選ハガキ ×1
  • A-09 電話作戦! ×1

その他カード(8枚)

バズ(2枚)

  • B-04 期日前投票! ×1
  • B-05 投票へ行こう! ×1

妨害(5枚)

  • S-02 ヤジで妨害! ×1
  • S-03 デマ拡散! ×1
  • S-04 善意の違反! ×1
  • S-05 公選法チェック! ×1
  • S-06 警察が来た! ×1

防御(1枚)

  • D-03 法の解釈 ×1

この構成、
かなり“嫌らしくて美しい”です。

活動8枚は「ちゃんとやっている顔」を作るため

このデッキ、
活動は少なめです。

でも、
活動を軽視しているわけではありません。

むしろ逆です。

このデッキにとって活動は、
「ちゃんとやっている顔を作るため」に必要 なんです。

  • 見守り
  • ゴミ拾い
  • ポスター
  • ポスティング
  • SNS
  • 街頭
  • ハガキ
  • 電話

全部、王道の活動です。

なぜここをちゃんと入れているのか。

それは、
表がちゃんとしているほど、裏が効く からです。

ただ嫌なことをしているだけの人は、
逆に読まれる。

でも、
ちゃんと地道にやっているように見える人が、
裏で流れをずらしてくると強い。

ここ、かなり桓騎っぽいと思っています。

「2連ポスター掲示」と「ポスティング」が、このデッキの“偽装工作”

このデッキで面白いのが、

  • A-04 2連ポスター掲示
  • A-05 ポスティング

このあたりの採用です。

どちらも、一見かなり地味。
でも、地味だからこそいい。

このデッキは、
目立ちすぎると弱いんです。

目立つと、
「こいつ何かしてくるな」と警戒される。

だから、
序盤〜中盤は
“普通にやってますよ”の顔 をする。

でも裏では、
ちゃんと相手の足元を見ている。

この「地味さの中に毒を仕込む」感じが、
すごくこのデッキらしい。

バズ2枚が「期日前投票!」と「投票へ行こう!」なのが、かなりいやらしい

このデッキのバズ、
かなり好きです。

  • B-04 期日前投票!
  • B-05 投票へ行こう!

派手なバズは入っていません。

「新聞に載った!」も、
「公認決定!」も、
「熱い応援演説!」もない。

なぜか。

このデッキは、
序盤に目立つ必要がない からです。

むしろ、
最後にだけ顔を出せばいい。

そしてこの2枚、
ただの終盤札じゃありません。

  • B-04 期日前投票! → 既成事実として固める
  • B-05 投票へ行こう! → 最後に相手から奪って差をつける

つまり、

守りながら、最後に刺す。

これが、
めちゃくちゃ桓騎っぽい。

妨害5枚は「相手の嫌な順番」を押し付けるための本体

このデッキの本体は、
やはり 妨害5枚 です。

  • S-02 ヤジで妨害!
  • S-03 デマ拡散!
  • S-04 善意の違反!
  • S-05 公選法チェック!
  • S-06 警察が来た!

ここ、かなりえげつないです(笑)

でも、
単に強いカードを並べたわけではありません。

ちゃんと思想があります。

1. 相手の“気持ちいい流れ”を壊す

  • ヤジで妨害!
  • デマ拡散!

2. 事故を起こさせる

  • 善意の違反!

3. 行動そのものを止める

  • 公選法チェック!
  • 警察が来た!

つまり、

相手が「こう勝ちたい」と思っている流れを、順番に壊していく。

これがこのデッキの本質です。

桓騎って、
相手の“理想の戦い方”をさせないんですよね。

このデッキも同じです。

魂の1枚を「善意の違反!」にしたのは、桓騎らしい“悪意なき破壊”だから

今回の魂の1枚は、

S-04 善意の違反!

そして決め台詞は、

悪気がない?
それが一番、
止まらないんだよ。

これ、かなり気に入っています。

なぜなら、
このカードは“悪意の攻撃”じゃないんです。

むしろ、
善意。
応援。
好意。
そのつもり。

でも、それが一番厄介。

これって、
桓騎の戦い方にも通じるんですよね。

正面から殴るより、
相手が「まさか」と思うところから崩す。

しかも、
それが露骨な悪ではないからこそ、
対処が遅れる。

このいやらしさ。
これが、このデッキの象徴です。

防御は「法の解釈」。ここがこのデッキの“品の悪さと頭の良さ”の境界線

防御に採用したのは、

D-03 法の解釈

ここ、かなり重要です。

もしこのデッキが
スルースキルだったら、少し素直すぎる。

でも「法の解釈」だと、
一気にこのデッキらしくなる。

  • ルールは知っている
  • 抜け道も見ている
  • でも、違反はしていない
  • ちゃんと守るところは守る

この感じ。

つまり、

“ギリギリを攻めるが、線は越えない”

ここが、このデッキの美学です。

そしてここが、
単なる悪役ではなく、
“残虐な策略家”として成立するポイントだと思っています。

「勝つためなら、何を使ってもいい」…でも本当に描きたかったのは、その一歩手前

画像の中には、
かなり強い言葉が入っています。

  • 常識を疑え。
  • 空気を操れ。
  • 流れをつくれ。
  • 勝つためなら、何を使ってもいい。

この空気感、すごくいいです。

ただ、制作側の本音としては、
本当に描きたかったのは
「何を使ってもいい」そのものではありません。

そうではなくて、

「勝負は、見えないところで動いている」

この感覚です。

紹介カード右下にも、
こう書きました。

勝負は、見えないところで動いている。
相手の強みを、そっとずらす。
情報は刃ではなく、糸になる。
読む、仕掛ける、待つ。
最後に笑うのは、私だ。

これ、
かなりこのデッキの本質を表しています。

正面から叩き潰すんじゃない。
ずらす。
揺らす。
待つ。
最後に差をつける。

ここが、桓騎です。

軍師タイプ(李牧)との違いは、「美しさ」ではなく「嫌らしさ」

軍師タイプも、読み合いのデッキでした。

でも、李牧は
美しく勝つ。

一方、桓騎は
嫌らしく勝つ。

この違いはかなり大きいです。

  • 李牧 → 相手の形を読んで、上回る
  • 桓騎 → 相手の形を壊して、笑う

同じ知略でも、
勝ち方の思想がまったく違う。

だからこの4タイプ、
並べるとかなり面白いんです。

最後に|きれいに勝つ必要はない。最後に残ればいい

「推し勝つのススメ」は、
いろんな勝ち方があるゲームです。

その中でこのデッキは、
一番人を選ぶかもしれません。

でも、
一番“刺さる人には刺さる”。

  • 相手の嫌がるところを見つけるのが好き
  • 流れをずらすのが好き
  • 最後の一手でひっくり返すのが好き
  • 正面突破より、裏から勝つのが好き

そんな人には、
かなり強烈にハマると思います。

キングダムの桓騎のように、
きれいに勝つ必要はない。
でも、最後に残る。

そんな勝ち方をしたい人のための、
かなり危険で、かなり魅力的なスターターです。

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著者

山口 だいすけ

山口 だいすけ

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肩書 ケアマネジャー・副議長
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