2026/6/3
子どもの通う子ども園で保育参加があり、午後から自宅保育することになったので、子どもを連れて「こども本の森 神戸」に行ってきました。
建築家の安藤忠雄氏の寄附によって整備された施設です。神戸市の施設でもあるため、ひそかに視察のような視点も持ちながら訪れてみました。
図書館と似たような施設ではあるものの、少し異なるコンセプトであると感じました。
例えば、図書館法に基づいて作られている市立図書館では、本は分類ごとに整理されています。
しかし、こども本の森ではテーマごとに本が並べられており、目当ての本を探すというよりも、興味の赴くままに本を手に取ることができるようになっています。
シリーズの絵本や児童書があちこちに点在していたり、図書館や書店に慣れ親しんだ大人目線では探しにくいと感じましたが、それはむしろ施設のコンセプトなんだろうと思います。
また、表紙を見せる「面展」が非常に多いことも印象的でした。実際に、うちの子も面展されていた本を見て「これを読みたい」ということが何度もありました。子どもが本と出会うという意味では、とても効果的な工夫なのかもしれません。
何より印象的だったのは、施設全体が子どものための施設になっていたことです。
建築物としての機能やこだわりの部分は専門外なので分かりませんが、「子どものための書籍」である絵本や児童書が所せましと並べられている様は壮観でした。
図書館や書店でも「絵本・児童書コーナー」はありますが、施設そのものが絵本・児童書ばかりというのはすごいです。なかなかこれだけの面積、冊数を置いている施設はないです。
利用者も当然、ほとんどが子どもたちとその保護者。子連れでも気兼ねなく入ることができるというのはとてもいいです。全体を通して、「フォア・ザ・チルドレン」に徹しているその思想が素晴らしいと感じました。
保護者の立場から見ても、とてもありがたい施設だと感じました。
空調が効いている屋内施設ですから、雨の日や暑い日でも利用できます。子どもは自由に本を手に取りながら過ごすことができ、保護者も一緒にゆっくり過ごすことができます。
子育てをしていると、公園に行きたくても暑すぎたり、雨で外出できなかったりすることが非常に多いです。特に、年間通して暑すぎる時期が非常に長くなっているので、「子どもを遊ばせるところがない」問題は多くの保護者を悩ませています。
そうしたときに、子どもが楽しめて、なおかつ何らかの学びや発見につながる場所があることは、とても大きな価値があるように思います。
芦屋市にも子どもが利用できる施設はあります。
また、今回施設を見ていて感じたのは、行政からの発信で「子育て支援」や「子どもファースト」という言葉はよく聞くものの、「子どものための施設を作る」という発想は意外と少ないということです。
もちろん、神戸市のように広い敷地を用いて大きな規模の施設を整備することは現実的ではありません。
ただ、子どもたちが気兼ねなく利用できて、行くと子どもたちがワクワクするような施設があると子どもたちの学びや成長にもつながりますし、保護者としても非常にありがたく頼りになる施設です。
今回訪れてみて、「フォア・ザ・チルドレン」という考え方を形にすると、こういう施設になるのかもしれないと感じました。今後の公共施設のあり方を考える上でも、参考になる点の多い施設だったと思います。
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