2026/6/15

一時保護所の定員が足りていない
世田谷区では、一時保護所の定員拡充に向けた整備が進められることとなりました。
私たち自民党区議団としても、予算特別委員会などを通じて一時保護所の定員不足に警鐘を鳴らしてきましたが、子どもの命と安全を守るための重要な一歩だと受け止めています。
なぜなら、一時保護所は「足りなくなってから増やす」のでは遅い施設だからです。
子どもの命や安全に関わる施設だからこそ、将来を見据えて余裕を持った体制を整えておく必要があります。
そもそも一時保護所とは
一時保護所は、虐待やネグレクト、家庭内トラブルなどにより、子どもの安全を確保する必要がある場合に、一時的に保護して生活する施設です。
児童相談所が「このまま家庭にいることは危険だ」と判断した場合、子どもを速やかに保護し、安全な環境で生活できるようにする最後のセーフティーネットとも言える存在です。
子どもの命や心を守るために欠かすことのできない施設です。
世田谷区が抱える課題
予算特別委員会では、一時保護所の定員状況について議論が行われました。
行政からは、一時保護所の利用率が高い状況が続いていることや、定員を超える運用を行う場面もあることが示されました。
もちろん職員の皆さんは、限られた環境の中で最大限の努力をされています。
しかし私は、定員に余裕がない状態そのものが大きなリスクだと考えています。
一時保護所は、入所率100%を目指す施設ではありません。
むしろ、本当に保護が必要になった時に必ず受け入れられる余裕を持っておくことが重要です。
私が危惧していること
私はこれまでの議論を聞く中で、一つの懸念を持っています。
それは、
「本来であれば、もう少し保護を継続した方が良い子どもであっても、定員の問題から退所を急がざるを得ないケースがなかったと言い切れるのだろうか」
ということです。
もちろん個別事案についてそのような事実があったと申し上げるものではありません。
しかし、定員に余裕がない状態が続けば、
「次に保護しなければならない子どもがいるから空きを作らなければならない」
という判断が将来的に生じる可能性は否定できません。
そして今後も虐待相談件数や児童相談所への相談は増加傾向にあります。
同じような状況が発生する可能性は十分考えられます。
だからこそ私は、
必要になってから整備するのでは遅い
と思っています。
定員は「余るくらい」でちょうどいい
学校や保育園と違い、一時保護所は常に満員であることが望ましい施設ではありません。
消防署が火事のない日でも必要なように、
救急車が待機しているように、
一時保護所も「空きがある状態」が本来の姿です。
結果として定員が余ることがあったとしても、それは無駄ではありません。
それだけ子どもたちを受け入れる余力が確保されているということだからです。
私は、一時保護所については将来の需要も見据えながら、少し先回りするくらいの整備が必要だと考えています。
子どもの命を守るために
虐待や家庭環境の問題は、いつどの子どもに起こるかわかりません。
だからこそ行政には、「今困っている子ども」だけでなく、「これから助けを求めるかもしれない子ども」のための備えも求められます。
子どもの命と安全を守ることは、自治体の最も重要な役割の一つです。
今回、一時保護所の定員拡充に向けて区が動き出したことは大きな前進です。
私自身、今後も一時保護所の整備状況や運営体制を注視しながら、必要な提案を続けてまいります。
未来をつなぐために。
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ホーム>政党・政治家>加藤 たいき (カトウ タイキ)>子どもの命と安全を守るために ― 一時保護所の整備を前に進めます