2022/6/18
イーハトーブ病院、移転整備へ
2007年(平成19年)4月、旧花巻労災病院閉院に伴い医療機能を継承した医療法人杏林会が開院・運営してきたイーハトーブ病院(湯口字志戸平)は、市街地から遠い、施設の老朽化といった課題があることから昨日、開催された岩手中部保健医療圏地域医療連係推進会議において、移転整備計画を示しました。
新施設は北上駅西口付近に移転するとして今月にも工事に着手、令和6年3月に供用開始。花巻には花巻駅近郊に100床の介護医療院を令和6年度以降に整備する方向とのことで会議ではこの計画を承認しました。
会議録を検索してみますと、国の労災病院再編計画に伴う岩手労災病院の廃止方針に伴い、花巻市議会は平成13年12月定例会で労災病院の廃止・縮小を反対する意見書を提出。平成18年9月定例会では岩手労災・県立大迫病院対策特別委員会を設置。私は湯口、岩手労災病院の地元ということもあって委員長の大役を仰せつかり、いわゆる「後医療機関」の確保に向けて特別委員会で検討を重ねてまいりました。往時の記憶が蘇ります。
昨日の会議では北上市への移転は納得し難く反対という意見も出て、上記の経緯から自分としても「はい、そうですか」と素直に納得しがたい感情も若干はありますが、中部圏域の地域医療構想との整合性を図りつつ法人としての健全経営のあり方を追求すれば必然の見直しでもありましょう。15年という時の経過を感じつつ、後医療を継承していただいた感謝の念も大いに感じるものです。
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ナスカワ シン/54歳/男
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