2022/10/7

分身ロボット「OriHime」の衝撃〜寝た切りの障害者が、介護や接客をする未来〜
吉藤健太郎(オリィ)
岡部宏生(ALS患者)
分身ロボットを使えば、接客もできる。 例えば「OriHimeカフェ」
テクノロジーで解決しよう。あなたもいつかOriHimeが必要になる。
ALS患者、岡部さんの発言
「始めまして、岡部です。帽子を被ったまま失礼します。黄変症でまぶしすぎるので、すみません」
「2020年アメニティフォーラムに期待しています」
「人間というのはいつか亡くなります。私は人工呼吸器を付けて生きる事を選びました。呼吸器をつけずに死んで行く事を選ぶひとがどれくらいいるかご存知ですか? 7割です。私達はこれを自死とよんでいます。介護の実態を少しでも知ってもらいたく、私はこうした活動を続けています」
「この病気はよく昔から、天井を見て人生を暮らしていると言われますが、私はOriHime、そしてOriHime eyeによって再びパソコン入力する力を取り戻しました。しかし、どんなにテクノロジーが発展しても人がいないと始まらないのです。例えば介護ロボットが発達して、もしも介護する人間がいらなくなっても、孤独はなくなりません。社会とは人によって成立しています。社会に参加できる事が生きる事です。テクノロジーはあくまでも手段です。OriHimeの中に存在している『心』が私たちです」
オリィ
「岡部さん、ありがとうございます。分身カフェやった時、SNSでボロクソに書かれました。『AIでいいじゃん』と言われました。違います。AIに心はありません。そこにその人がいる事、それが大事なんです。見たい、行きたい、そうした欲望が生まれる。それが大事なんです」
三好さん(島根県からOriHimeを通じての発言)
「ずっと、人の役に立ちたいと思っていた。でも私は何の役にも立たない。そう思っていた。でもOriHimeを経験して、自分にも頑張る権利がある事を知りました」
以下このセッションに参加した感想です。
「心の車イスを作った」というオリィさんの言葉が心に残りました。
今回、寝たきりの人たちも働けるという事例を知りました。テレワークなどと簡単に言いますが、企業も私たちも、実際にはどうしたら良いのか解りませんでした。
オリィさんはテクノロジーはただの道具だと言い切ります。本人の『やりたい』というモチベーションをどうデザインするのか、そこが問題だ、とも。
ALSが進行し、自発呼吸が出来なくなる時に、患者の7割が『自死』を選択するというのも衝撃的な発言でした。つまり体が死ぬ前に心が死んでしまうのだそうです。しかし心にも『車イス』があれば、生きる希望が湧いてくる。
助けが必要なひとがいる。そして、みんな誰かを助けたい。それがALS患者であっても。
「誰かの助けになることで、孤独は消せる」と言うALS患者さんの発言に「ありがとう」を伝えたいと思いました。
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