2022/2/28
法政大学大学院政策創造研究科【特別講義Ⅰ~Ⅳ】@2013.2.3
「インドの魅力、現代インドを知ろう」感想レポート

ペマ・ギャルポ先生のお話を直接伺えるというたいへん貴重な時間を共有出来ました。先生の「チベットでは昨年から毎日3人ずつの焼身自殺事件が起きています。なぜ3人か解りますか?チベット人が4人集まると『無届集会』として中国当局によって解散を命じられてしまうからです」というお話には胸が痛みました。
今回の一連の特別講義では、未だにそうした少数民族の弾圧を続ける共産国家が存在する一方、インドという私たちと共通の価値観をもつ民主主義国家がアジアの一員として成長を続けている、ということを知ることが出来ました。
最初の授業で、インドに対するイメージを聞かれました。
アカデミックな回答をする生徒の中で「カレーとタージマハルくらいしか知りません」と暢気に答えたのは私です。失礼ながら極東の島国、日本に住むものの認識ってそんな程度ではないのでしょうか。
静岡県を代表する自動車メーカーであるスズキがインドで快進撃を続けていることは知っています。昨年、マルチスズキの労働争議と殺人事件のニュースにおいて、日本の報道機関は「事件の原因には、カースト制度によるインド特有の労働事情があるのではないか」と報道していましたが、これも間違いであることが理解出来ました。
「日本企業が進出している都市部では、名前を変えることでカーストによる差別は消滅した」というお話には驚かされましたし、むしろ結社の自由が認められているインドには「共産党」も存在するため、そうしたセクトが労働争議を煽っているのではないかという解説には妥当性があると感じました。かつて、高度成長期の日本もやはりそうだったからです。(日本の新聞報道は憶測記事ばかりということになりますが…)
麻生外務大臣が提唱した「自由と繁栄の弧」構想にあるように、「自由と民主主義、市場経済と法の支配、そして人権を尊重する国々」とは今後とも協力関係を深めていかなければならないと思います。
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