2020/11/25
カナダのマニトバ州では1975年から78年までBIを実施した。その結果わかったこと。病院の受診者が減った(主にメンタルヘルスのカウンセリングが減ったため。鬱病、睡眠障害などを訴える患者数が減った)。犯罪発生率が減った。就職する人の数が増えた。BI反対論者は「BIを支給されると就労意欲が減殺する」と主張しているが、これはBIについては当たっていなかった。
(中略)
費用対効果を考えると、既存のプログラムよりもBIの方がすぐれていると著者は結論している。もちろんBIは公共サービスの代行をするわけではない。障害や依存症を抱えている人たちにはBI以外に特別の支援が要るし、医療と教育についての支援は全国民が享受する権利があると著者は述べている。
これくらいの基本的な了解の上に議論が始まっている。竹中平蔵が「一人7万円くばって、すべての社会保障制度を廃止する」とぶち上げたのはBIでもなんでもない。ただの棄民政策である。術語は厳密に使わねばならない。
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