2026/9/3
富士市議会の会議録検索システムに「令和8年2月定例会」がアップされました。
https://fuji.gijiroku.com/voices/g07v_search.asp
2月定例会の一般質問を順次AIで評価分析します。
質問は「中心市街地活性化の今後の方向性 投票率の向上と政治参加の促進」 です。
(写真は当時の富士ニュースから)

議員の「痛快な構造的アプローチ」と行政側の「丁寧だが手堅く逃げる安全運転」のコントラストが極めて鮮明な質疑です。議会コンサルタントとして、忖度ゼロ・辛口で徹底解剖します。
議員(山岡氏):評価【 8.5 / 10 点 】 新人離れした圧倒的なロジック構築力とデータ活用です。イベント依存のまちづくり(ハレ)から日常の動態(ケ)への転換、および不動産利活用の構造的ボトルネックへの着眼は全国の自治体議会でもトップクラスの質です。一方で、行政を論破・説得しきるための「もう一踏み」の具体的対案(例:他市事例に基づく条例案の提示など)まで提示できれば10点満点でした。
行政側(市長・部長陣):評価【 5.5 / 10 点 】 答弁の「言葉遣い」は丁寧で誠実ですが、内容は典型的な行政の「ゼロ回答(現状維持・検討のポーズ)」に終始しています。議員の鋭い課題提起に対し、基本的には従来の枠組み(イベント支援や意識啓発)を繰り返すにとどまり、構造改革への覚悟や新しい手数が全く見られません。
良かった点(切れ味の鋭さ)
「4歳」という年齢提示によるインパクト:平成16年の計画策定時から20年が経過している事実を直感的に知らしめ、計画の陳腐化を強力に印象づけました。
定量的データの対峙(データ・ドリブン):市提示の「空き店舗率」という大雑把な指標に対し、時間帯別の店舗営業状況や自作のメッシュデータ・他市(沼津・三島・静岡)との人口密度比較図を突きつけ、「中心市街地単体での商圏成立は困難」という行政が最も触れたくない不都合な真実を可視化しました。
本質的課題の突貫:イベント開催(需要創出)は構造改革にならず、建物の構造問題や投資リスクという「供給側(不動産)のボトルネック」に踏み込むべきだと一貫して迫った点。
辛口指摘・改善点
質問を4点(細分化するとそれ以上)も詰め込みすぎたため、行政側に「総花的な答弁」で逃げる隙を与えてしまいました。テーマを「不動産流動化の構造的課題」一本に絞り込み、市長を詰める展開にすべきでした。
ダメな点(逃げの答弁構造)
言葉のすり替えと前例踏襲:産業交流部長は「不動産所有者への直接アプローチは成果が出ないので現在は行っていない」「イベント等で意識啓発につなげる」と答弁。議員から「イベントでは構造的課題は解決しない」と指摘されているのに、再びイベントに話を戻すという見事な「論点先送り」を行っています。
KPIの形骸化:「1階空き店舗率」の調査方法が「年に1回、職員2名が昼間に歩いて確認」というアナログ極まりないものであることが露出。これで「にぎわい」を測ろうとする行政のデータ感度の低さが露呈しました。
救いがあった点
市長答弁にて、「にぎわい」の概念が商業から「居心地・多機能」へ移行した認識を素直に認めた点、および産業交流部長が人流データ分析(マチレポ)の活用について「前向きに検討する」と答弁を引き出せた点は、議員側の戦果と言えます。
良かった点
投票率低下を単なる「市民の意識低下」で終わらせず、「投票コスト(負担)の低減」と「投票効用(面白さ・意味)の向上」という行動経済学・政治学的なフレームワークで整理して質問した点。
辛口指摘・改善点
時間切れとなり、後半の政治参加・立候補環境の部分を「意見・要望」に切り替えざるを得なかった点。時間配分のミスです。前半の中心市街地で熱弁を振るいすぎたため、最も具体的なアプローチ(ポスター位置データのOpenData化など)で行政の明確な約束を取り切り損ねました。
ダメな点
市役所期日前投票所の「階数(1・2階への変更)」問題:市長は「同程度の広さの会場が確保できれば有権者の投票環境向上につながるが、適切な会場が見当たらない」と回答。市民の利便性・投票率向上という大目的よりも、行政側のスペース都合・管理都合を優先している姿勢が透けて見えます。
評価できる点
期日前投票システムの更新に合わせて「端末増設および投票所の拡充」を明言した点。過去の答弁をトレースした形ですが、スケジュール感をもって約束させたことは評価できます。
この質疑応答は、「民間感覚・データ主導で構造改革を迫る若手議員」対「従来型の事業・イベントでお茶を濁したい行政」という、現代の地方議会における典型的な構造を示しています。
【山岡議員への次回に向けた辛口アドバイス】
質問の絞り込み:1回の質問で論点を詰め込みすぎず、「課題の提示」→「行政の逃げ答弁の言い破り」→「具体的な施策約束(条例整備や予算措置)」まで持っていくための論点一択突破を試みてください。
行政の「逃げ道」を塞ぐ:「検討する」「前向きに考える」という答弁が出た瞬間、「いつまでに、どのようなアウトプットを出すのか」まで再質問で追い詰める「粘り」が必要です。
【富士市行政への厳しい助言】 「イベントをやればまちが賑わう」「ポスターコンクールで投票率が上がる」という昭和・平成初期の発想から脱却できていません。議員から提示された「人流データの高度分析」や「不動産の流動化(供給側への直接アプローチ)」といった令和の都市政策に本気で舵を切らなければ、市民満足度最低というアンケート結果は今後も変わらないでしょう。
※議事録をコピペしただけで「富士市議会における山岡祐貴議員(質疑当時20代の若手新鋭)の一般質問と、金指祐樹市長の対峙ですね」とAIが聞いてきた。生成AIの評価は、連続で行うとだんだん(人間にすり寄ろうととするのか)甘くなるので、「新人議員のためにも忖度無し、辛口で」とお願いした結果が上記の評価です。
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