2025/7/4
令和7年7月4日神戸市会都市交通委員会 質疑要旨
質問(上畠寛弘 委員)
海岸線については、整備当初から採算性に厳しい指摘があったにもかかわらず、議会主導で進められた経緯があり、現在も累積欠損・経常損失が拡大している。
西神・山手線の黒字で赤字を補填している現状は、実質的には一体経営による見せかけの黒字とも受け取れる。
公営維持を前提とする中で、海岸線単体での採算改善を現実的に見込んでいるのか。また、将来的な廃止や抜本的見直しも含め、どのように考えているのか。
答弁(森川 交通局副局長)
直近では、沿線企業の協力やノエビアスタジアムでの大型イベント開催により、乗客数はコロナ前水準、さらには開業以来最高水準に近づいている。
今後も沿線利用の促進や、ハーバーランド等への誘客を含め、利用者増加に取り組む。
一方で、最大の課題は今後の車両更新や設備更新に伴うコストであり、将来にわたる持続可能性を確保するため、交通局全体で外部の力も活用しながら検討を進めている。
質問(上畠寛弘 委員)
検討を進めていることは理解するが、いつ頃までに、どのような方向性や指針を示すのか。時期や目安は存在するのか。
答弁(森川 交通局副局長)
技術革新の進展も踏まえる必要があり、現時点で具体的な時期を明示することは難しい。検討を進める中で整理していきたい。
再質問・意見(上畠寛弘 委員)
再評価時期とされる2041年まで待つのではなく、現世代の市民や各区の住民に説明できる見通しを示す必要がある。
市税投入の可能性や財源の公平性について、市民の納得感をどう確保するのかが重要であり、「存続ありき」ではなく、駅廃止や人員配置の見直しも含めたタブーなき議論が必要である。
答弁(城南 交通局長)
市民の納得感が重要であるとの認識は共有している。
海岸線は当初の輸送需要を過大に見積もった結果、設備がオーバースペックとなっており、減価償却費が大きな負担となっている。
現在、変電所の集約、車両更新時期の延伸、駅務の遠隔化、乗務区の統合など、コスト削減策を地下鉄全体のプロジェクトとして検討している。
減価償却費の縮減と経費削減を両輪として、持続可能な運営に向け取り組んでいく。
要望(上畠寛弘 委員)
遠隔化や人員配置の見直し、駅廃止も含め、公営企業として市民全体の負担の公平性を踏まえた議論を行い、将来像を明確に示してほしい。
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