2026/8/9
お墓の掃除に兄弟3人で行った。高野山に登る道はまだそんなに混んでいなかった。お墓は、一之橋から奥の院に向かう参道から北の山に入った中腹にある。山には自然にできた水路があるが、最近、夏の墓掃除に行くとこの水路がほぼ枯れていることが多い。しかし、今日は地面が少しにれており、この水路にも少し水が流れていた。お墓はかなり山の上の方にある。
山中の奥の法にある墓のための水汲み場がある。水受けのタンクが少し広場になったところの真ん中に設置されている。このタンクに水を入れるため、地面からパイプが出ており、このパイプはホースで水路とつながれている。
従兄の娘さんと2人で、ここにバケツを持って水を汲みに行った。
「あれ、今日は水があるな」
地面から真っ直ぐ立ちのぼっているパイプからタンクに水がちょろちょろ入っている。
「昨日あたり、雨が降ったかも」
そう言いながら水を汲んだ。彼女はベージュのズボンに白いパーカーを着て、マスクをしている。蚊が多いので完全武装状態だった。考えて見ると、彼女は52歳なので、ぼくの母親が亡くなった歳になっている。
ペットボトル4本ほど、綺麗な水を持って来ていたので、掃除用のバケツの水2杯とで墓掃除はできそうだった。
帰り道、高野山から新城に行って、新城BASEDでお昼ご飯を食べ、そのあと、「水と緑の美術館 すぎのこ」に行って、絵と向き合った。兄弟3人で新城小学校の校舎だった施設に行ったのは何年ぶりだっただろうか。思い出が湧き上がってくる。
「文集『杉の子』が第1号からここにあります」「牧野先生と田中弥十郎先生のときに『杉の子』が作られたかも」
案内してくれた1つ年下の公民館主事が、倉庫に案内してくれて、腰をかがめ、本のある場所を示してくれた。
「そしたら、お母ちゃんの字も残っているな」
妹が声を弾ませた。
またいつか、この文集を見てみたい。
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