2026/8/20
山北の株式会社トヤマを訪問しました。理化学関係の実験装置や器具を製造する会社としてスタートし、文科省高エネルギー物理学研究所の放射光実験施設建設に協力するなど長年にわたり最先端の技術で社会貢献してきた会社です。最近ではSpring-8-IIや3GeV高輝度放射光施設ナノテラスなどにも関わっています。2015年に山北町に新社屋が完成し11年が経ちました。

今日のテーマは「ロストテクノロジー」について。大型試験設備の更新をしようにも、かつて設備を作った日本の大企業には担当部門が既に存在していなかったり、と、株式会社トヤマが頼みの綱として相談に来られるケースが増えてきているのだそうです。半導体分野でも、日本が強い技能や技術があります。そこには「面白いからやってみようか」「好きだから研究を続けてみた」といった職人や研究者が存在してきました。技術力、人材力は国力です。技能の付加価値を評価することができる目利き力も試されています。科学技術大国に恥じない政策を重ねていきます。
つづいて宏幸株式会社を訪問しました。100億宣言企業であり、脱炭素事業では環境省二号認定を取っています。

FRPリサイクル事業では、販売基準に達しなかったバスタブや使用期限が来た新幹線の枕木、風力発電の羽などからエコ敷板を作る技術をご説明いただきました。これまで埋め立ててきたものを製品にする技術とも言えます。このエコ敷板は重量、価格、輸送費、施工時間の全ての比較で鉄板より優位性があります。北海道の風車で作られたエコ敷板を工事現場で使えるようになれば、わざわざ遠くから敷板を運んでくる必要もなくなる、というお話も伺いました。難燃性があるので防草や防火にも活用できます。

また都市鉱山リサイクル事業も見せて頂きました。「賢く壊し、賢く分ける」の実践で、通常携帯などから再利用できるパーツは40%と言われているところを99.7パーセントまでものリサイクル率にまで上げています。AIも活用し、リチウム、プラスチック、基盤、金属、アルミなどと分けていく様子を実際に見せていただきました。



山北のめぐみ「井上茶」の井上正文さんのお話もうかがってきました。

生きた土壌を育み農薬、化学肥料を一切使わず丁寧に作られたお茶です。EU向けのお茶の輸出には厳しい残留農薬基準値が設定されていますが、それもクリアして今ドイツのミュンヘンに届けられています。ミュンヘンで井上茶を飲まれた方が気に入ってチェコにもその魅力が伝わりつつあるのだそうです。令和7年の日本の緑茶の輸出額は721億円で過去最高額、米国、EU、イギリス向けが急上昇中です。地元の美味しいお茶が世界で評価されるように連携を続けていきます。

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