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牧島 かれん ブログ

工業高校、小田原、専門学科、ネクストハイスクール、建設、機械、電気、ジュニアマイスター

2026/7/8

神奈川県立小田原北高等学校を訪問しました。大井高校と小田原城北工業高校が再編・統合され新校として4月にスタートしました。普通科と専門学科工業が共にある学校として福祉の心を学ぶ伝統と専門的実践的工業技術の伝統を融合させたカリキュラムに期待が集まっています。

石川晋吾校長先生とは「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)」や「2040年に向けたN.E.X.T(ネクスト)ハイスクール」「日本版マイスター」について意見交換しました。

工業系高校の卒業生が不足する社会になることは明白です。専門的な知識と経験、技能を兼ね備えた若者の活躍は地元にとっても日本にとっても願いであります。

小田原北高等学校では、「地域産業人材育成コンソーシアム」を通じて企業の協力による実践的な教育プログラムを進めています。建設科から始まり、機械、電気、デザイン科にも広げようとしています。まさに地域に開かれた高校であり、即戦力の育成に繋がっています。

既に建築甲子園への出場などを含めて、資格も電気科などを中心にジュニアマイスターを輩出するなど、生徒のやる気次第で実践に繋がる環境は整っています。求人票の数を見ても1人あたり7社もの募集が来ています。「職業観の育成」も重要というお話も印象的でした。

課題の一つは、資格を取得した場合に処遇に反映してもらえるかどうか、です。無資格、無経験の普通科卒業生よりも専門課程で実践と資格を積んだ工業科卒業生の方が初任給から高いとなれば、高校進学の時点で専門科の魅力がグッと増すはずです。

今回、パッカー車のデザインの取り組みも見せていただきましたが、パソコン等でデザインをするだけでなく、AIに取って代わられることのない、ものづくりのスキルや福祉的視点などを身につけることが大事だと気付かされました。

そして、最大の課題は、近代的な環境整備です。昭和38年製の機械を大事に使っている様子やクーラーのない工場も見学し、工業系高校の支援は足元から進めなければと感じたところです。クーラーがないので夜はドアを開けて作業をしているそうで、灯りを目掛けて虫が入ってきてしまうのだとか。40度の暑さの中での実習では危険ですし特に「女子生徒を増やしたい」という目標達成が遠のいてしまうとのこと。専門人材を育成する高校をこれからもサポートしていきます。


 

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著者

牧島 かれん

牧島 かれん

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