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SNSと社会のあり方 【26年8月17日 『逢坂誠二の徒然日記』8627回】

2026/8/17

お盆の休みを終え、今日から仕事に復帰される方も多いと思います。

函館は雲の多い朝を迎えました。

暑さはまだ残っていますが、そこかしこに秋の気配が漂い始めています。

季節は、確実に次へと歩みを進めていますね。

私も、今日からまた、次の目標を目指して着実な歩みを続けます。


1)SNSと社会のあり方

フランスの憲法院は14日、15歳未満の子どものSNS利用を禁止する新たな法律の一部規定について、表現とコミュニケーションの自由を「過度に侵害する」などとして、違憲との決定を出したと報じられています。

この法律は7月21日にフランス議会で可決され、新学期開始に合わせて9月1日の施行が予定されていました。

憲法院は、子どもをSNSの弊害から守るため、一定の利用制限を設けること自体は認めています。しかし、15歳未満の利用を一律かつ広範に禁止することについては、必要性や相当性を欠くと判断しました。

フランス政府は、この決定とEUの法的枠組みを踏まえ、「法的に強固な」新たな制度づくりに速やかに取り組む方針です。その上で、2027年春までに新たな規制を実現したい意向です。


SNSをめぐる問題は、子どもの利用だけに限りません。

誹謗中傷や偽情報、依存の問題、個人情報の扱い、さらには選挙における世論形成への影響など、社会全体、そして民主主義のあり方にも関わる問題だと私は捉えています。


一方で、規制を強めればよいという単純な話でもありません。

表現の自由や通信の自由、プライバシーをどう守るのかという重要な課題があります。

SNSの利便性を生かしながら、その弊害をどう抑えるのか。

自由を守りながら、子どもや社会をどう守るのか。


日本でも避けて通ることのできない課題です。


そこで私は、国会にこれらを継続的に議論する場を設けるべきだと思います。

もちろん、政府に検討の場を設けることも選択肢の一つです。

しかし、この問題は、場合によっては政府自身の情報発信や活動、選挙、政治広告などにも関係します。また、表現の自由をどこまで制約できるのかという、民主主義の基本に関わる問題でもあります。

そう考えると、政府だけに議論を委ねるのではなく、国民の代表で構成される国会が中心となって議論することが望ましいと考えます。


その際、参考になるのが参議院の「調査会」という仕組みです。

参議院の調査会は、国政の基本的な問題について、3年間をかけて長期的、総合的に調査するための仕組みです。

通常の法案審議とは異なり、最初から法律を成立させることを目的とするのではありません。

専門家や関係者から意見を聞き、政府から説明を受け、資料を集め、委員同士で自由に議論し、公聴会や現地調査なども行いながら、問題を掘り下げていきます。

SNSをめぐる問題は、こうした調査になじむテーマだと思います。


現時点で、想定される具体的な手順は次のとおりです。


第一に、実態を正確に把握します。

第二に、SNSの仕組みそのものを検証します。

第三に、幅広い当事者、専門家から意見を聞きます。

第四に、海外の制度と、その結果を検証します。


以上、長くなりますので詳細は省略します。


第五に、何を守るのかという基本原則を整理します。

子どもの健全な成長を守る。

個人の尊厳やプライバシーを守る。

選挙の公正と民主主義を守る。

その一方で、表現の自由、通信の自由、知る権利も守らなければなりません。

規制すること自体を目的にするのではなく、何を守るために、どこまでの対応が必要なのかを明確にすることが重要です。


第六に、具体的な対応策を検討します。

年齢による利用制限だけではありません。

SNS事業者の責任、年齢確認のあり方、未成年者への広告、依存を促すようなサービス設計、政治広告の透明性、偽情報への対応、生成AIによる偽画像や偽音声、メディア・リテラシー教育など、検討すべき課題は多岐にわたります。


その上で、

法律で対応すべきもの。

事業者の自主的な取り組みに委ねるもの。

教育や啓発によって対応するもの。

さらに調査を続けるもの。

これらを整理していくことになります。


重要なのは、最初から「SNSを規制する」という結論を置かないことです。

SNSは多くの問題を抱える一方で、私たちの生活を便利にし、誰もが自由に意見や情報を発信できる大切な手段でもあります。

だからこそ、

「SNSをどう規制するか」

ではなく、

「SNS時代に、私たちは何を守らなければならないのか」

というところから議論を始めるべきだと感じています。


子どもを守る。

自由を守る。

そして民主主義を守る。

これらをどう両立させるのか。

結論を急がず、国会で継続的に、超党派で議論すべき重要なテーマです。す。


さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。

【26年8月17日 その6930『逢坂誠二の徒然日記』8627回】


#逢坂誠二 #歩く歩く聞く聞く

#函館 #SNS

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