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AIの危険性への取り組み【26年6月8日 『逢坂誠二の徒然日記』8557回】

2026/6/8

昨日の札幌での講演には、定員をこえる皆様に来場頂きました。参加頂いた皆さん、主催頂いた皆さんに心から感謝します。多くのご質問を頂きましたが、時間の制約があり全てに十分にお答えできませんでした。後日、キチンと回答して皆様に届くようにしたいと思います。とにかく、感謝、感謝です。

 

1)AIの危険性への取り組み

アンソロピックは、生成AIを開発するアメリカの企業です。代表的な製品が、対話型AIの「Claude(クロード)」です。

そのアンソロピックが、「AIが自ら次世代AIを開発する段階(再帰的自己改善)に近づく可能性がある」と警告を発しました。これは、AIが人間の助けをほとんど借りずに、自らより高性能なAIを生み出していく可能性を指しています

 

その上で、

 *主要AI企業による協調的な監視

 *必要に応じた開発の一時停止

 *共通の安全基準の整備

を呼びかけています。


AI開発競争の最前線にいる企業自身が、「場合によっては開発を止めるべきだ」と公に主張したことには驚かされます。しかし同時に、「いよいよここまで来たか」と感じた方も少なくないのではないでしょうか。

かつて漫画や映画で描かれた『自ら判断するロボット』は空想の産物でした。しかし今や、AI開発企業自身が制御の必要性を訴える時代になりました。


今後、

 *AIが人間の能力を大きく超える可能性

 *開発競争が安全性を後回しにする危険

 *国際的なルールづくりの必要性

 *人間が制御できる範囲にAIを置くことの重要性

こうした課題がますます重要になると考えています。


特に、開発や利用に関する国際ルールづくりは欠かせません。しかし、開発競争にしのぎを削る各国にとって、「自国だけが規制して競争力を失いたくない」という思いがあるのも事実でしょう。そのため、実効性のあるルールづくりは決して容易ではありません。

AIは今後、気候変動や核兵器の管理と並び、人類全体が取り組むべき重要課題になっていくはずです。そのためには、国際的な協議と協調の場がこれまで以上に重要になります。

ところが現実には、世界各地で戦争や紛争が続き、国家間の対立も深まっています。本来ならば人類共通の課題に力を合わせて向き合うべき時代に、その前提となる国際協調そのものが揺らいでいることに、私は大きな危機感を覚えます。


さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。

【26年6月8日 その6860『逢坂誠二の徒然日記』8557回】

#逢坂誠二 #歩く歩く聞く聞く

#函館

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