2026/5/19
昨夕、月齢1日のごく細い月を堪能しました。木星、金星と西の空に並ぶ光景は、心を揺さぶるものでした。
1)レアアースの確保
最近、「レアアース」が話題になります。
レアアース(希土類元素)とは、化学的性質がよく似た17種類の元素の総称です。スマートフォン、電気自動車、風力発電、半導体、防衛装備など、現代の先端技術に欠かせない重要資源となっています。
名前に「レア」とありますが、地球上に極端に少ないわけではありません。ただ、鉱石としてまとまって存在しにくく、分離・精製が難しいことが特徴です。
希土類は、原子番号や化学的性質などによって、「軽希土類」「中希土類」「重希土類」に分類されます。
軽希土類は比較的産出量が多く、磁石や触媒などに利用されます。
中希土類は発光材料や特殊磁石などに使われます。
重希土類は希少性が高く、高耐熱磁石やレーザー、防衛技術など先端分野に不可欠です。特に重希土類は供給地域が偏在しているため、各国で資源確保が重要課題となっています。
日本では、レアアースの国内商業生産がほとんどなく、その多くを海外に依存しています。一方で、希土類は、自動車、半導体、電子機器、風力発電、防衛装備など、日本の基幹産業に不可欠な資源であり、調達が滞れば産業全体に大きな影響が及びます。
現在、日本は調達先の多角化を進めていますが、なお中国への依存度が高いことが大きな懸念です。そのため、希土類を安定的に確保することが、経済安全保障上の重要課題となっています。
南鳥島周辺では、深海底レアアース泥の開発に期待が寄せられていますが、現段階ではまだ試験段階であり、商業化までには相当な時間と技術開発が必要です。
このため当面、日本にとっては、資源供給国を含む海外諸国との良好で安定した関係を維持し、資源外交を着実に進めていくことが極めて重要となっています。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年5月19日 その6840『逢坂誠二の徒然日記』8537回】
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#中道 #函館
==参考==
希土類元素を「軽・中・重」の3分類は、一般には次のようになります。
ただし、国際的に完全統一された分類があるわけではなく、文献や業界によって若干の違いがあります。
【軽希土類(LREE)】
比較的産出量が多く、大規模鉱床に含まれやすい元素群です。
主な用途
【中希土類(MREE)】
軽希土類と重希土類の中間的性質を持つ元素群です。
主な用途
※プロメチウムは天然存在量が極めて少なく、実用利用は限定的です。
【重希土類(HREE)】
希少性が高く、分離精製も難しい元素群です。
主な用途
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