おか 明彦 ブログ

明和高校音楽棟が拓く岡が考える新しい学び ―リベラルアーツ、探究、地域連携の新拠点へ

2026/5/4

 令和8年2月定例会(3・17)の教育・スポーツ委員会で、私は明和高校の新たな音楽棟・音楽ホールについて質問しました。私の質問と愛知県教育委員会の答弁をもとに、私が考える県立高校の新しい学びについて、お伝えしたく存じます。

 多様な教員を擁する中高一貫の県立高校にしかできない学びは何かを、『教育の岡」「文化芸術の岡」が皆さんと共に考えたく存じます。

 

 県教委の答弁で明らかになったのは、この施設が単なる「新しい校舎」ではないということです。新音楽棟は鉄骨造3階建て、延べ床面積2,648㎡。1階から3階まで吹き抜けの音楽ホールを備え、2階・3階には20のレッスン室と18の個人練習室、1階にはクラス全員で授業や演奏ができる演奏室も整備されました。音楽ホールにはステージと300人余りの観客席が設けられ、本番さながらの環境で学べる、県立高校として極めて充実した施設です。

 しかし、私が重視したのは、規模や設備以上に、この施設でどんな学びを生み出すのかという点です。

 県教委はまず、音楽科の教育活動を中心に活用しながら、施設運用のノウハウを蓄積し、その後、普通科の生徒の学びにどう生かしていくかを検討していく考えを示しました。私はここに大きな可能性を感じます。音楽は、感性だけでなく、探究心、表現力、対話力、協働する力を育てます。これはまさに、リベラルアーツ教育やSTEAM教育にも通じる、新しい時代の学びそのものです。

 また、附属中学校についても、音楽コースの専門性を6年間かけて高めるだけでなく、普通コースの生徒にとっても、本物の芸術に触れ、音楽を通じた探究を深める場として活用していく方向性が示されました。答弁では、中高一貫教育の強みを生かし、世界的に活躍できる演奏家とともに、幅広い教養と豊かな感性を備えた「チェンジ・メーカー」を育成したいとの考えも示されました。これはまさに、愛知県教育委員会が掲げる新たな学びの象徴的な挑戦です。

 さらに注目すべきは、地域に開かれた施設としての展開です。県教委は、小中学生を対象にした鑑賞の機会や、地域の方々を招いた著名な卒業生によるコンサートなど、明和高校の特色を生かした取組を年に十数回程度実施していく考えを示しました。大学、企業、団体など、地域の文化芸術資源とも連携し、音楽を中心に学校と地域を結ぶ拠点として育てていく方向です。
 

 私は、この明和高校音楽棟は、「教育の岡」「文化芸術の岡」として追い求めてきた方向を形にする、大きな一歩だと受け止めています。音楽科の専門性を高めるだけでなく、普通科の探究、附属中の6年間の学び、そして地域との文化交流へと広がっていく。
この新音楽棟が、愛知の県立学校における新たな学びのモデルとなり、夢の扉を開く拠点となるよう、今後も後押しをしてまいりたく存じます。


 

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