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50歳から登山を始めるのは遅い?毛無山(静岡県富士宮 標高1,964m)で実感した5つのこと

2026/4/26

この記事の要点
・50歳からの登山開始は決して遅くない。準備と自己分析ができる年齢だからこそ向いている
・静岡県富士宮市の毛無山(標高1,964m)はアクセスしやすく、山頂から富士山を正面に望める
・50代の登山で重要なのは、心拍数管理・水分量・下りのペース配分・事前準備の4点
・登山は体力維持だけでなく、思考の整理と自己理解にもつながる

50代になって体力低下を感じる人には、登山は有力な選択肢だ。

私が登山を始めたのは、50歳になってからだ。理由は明快だ。このまま何もしなければ、体力は確実に落ちていく。そしてもう一つ——年齢を重ねたからこそ得られるものが、登山にはあると感じたからだ。

筋トレは細々と続けてきた。しかし、山はそれとは違う。長時間歩き、登り、下り、自然の中で判断を重ねる。体力だけではなく、精神力や備えも試される。登山を本格的に始めてから、筋トレにも明確な目的が生まれた。山で動ける身体をつくることだ。

今回登ったのは、静岡県富士宮市側から望む毛無山。標高1,964m。急登が続き、下山コースには渡渉ポイントのある沢もあって、登り応えのある山だ。富士山は見事だった。

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毛無山の中腹の富士見ポイント

毛無山(静岡県富士宮市)の基本情報
・標高:1,964m
・所在地:静岡県富士宮市・山梨県南巨摩郡身延町の県境
・登山口:朝霧高原側(麓集落)から登るルートが一般的 ・特徴:急登が続く中級者向け。山頂から富士山を正面に望める
・獲得標高:通常約1,100m

50代の登山で最初に把握すべきこと:心拍数管理・水分量・下りのペース配分、事前準備の4点

山はごまかしが効かない。年齢、体力、性格、弱点がそのまま出る。

今年55歳になる自分にとって、まず把握すべきは体力だ。

たとえば水。少なければ生死に関わる。多すぎれば荷物になり、体力を奪う。山では「必要な量を持つ」という感覚が重要になる。

行動食や非常食も同じだ。甘い物、塩分、携帯しやすさ、食べやすさ。自分に合うものを探していく作業になる。

ペース配分も極めて大事だ。心拍数130以下を維持することが、私のペース配分の目安になる。普段からジムの有酸素マシンで確認する作業が欠かせない。

登りで人に遅れることはほとんどないが、過去に膝を痛めた経験があるため、下りは慎重になる。速く下る人を見ても競わない。自分の身体条件に合わせることが大切だ。

事前の準備も大切だ。こむら返り対策として、私の場合、事前のマグネシウム補給と、当日の芍薬甘草湯(漢方薬)が欠かせない。日焼け対策も含め、山は準備の差が出る。

登山とは、自然の中で行う自己分析だ。

50代から登山を始める人のための準備リスト
・装備は機能重視:登山靴や雨具、ザックなど基本装備は必要だが、見た目に凝る必要はない。安全性と使いやすさを優先する
・心拍数の把握:ジムの有酸素マシンで自分の限界心拍を確認しておく(私の場合は130が目安)
・水分量:少なすぎは命に関わり、多すぎは体力を奪う。自分の汗量から逆算する
・行動食:甘味・塩分・携帯性・食べやすさで自分に合うものを試す
・常備薬:こむら返りを起こす私の場合、事前のマグネシウム補給と当日の芍薬甘草湯
・下りの配慮:膝に不安がある人は速さを競わない
・地図アプリ:YAMAPなどの登録。ルートは随時確認する

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標高2000メートル付近になると植生も変わってくる

登山が思考整理に効く理由:歩行と内省の関係

登山の魅力の一つは、考える時間が得られることだ。

地元で登り慣れている沼津アルプス(香貫山〜大平山の縦走路)以外は、リスクを考えて一人では登らない。ただ、登山では歩くペースが人によって違う。無理して一緒には行動せず、山頂や分かれ道で待ち合わせる。

その時間がいい。

誰にも邪魔されず、黙々と歩きながら考える。仕事の判断、これからの目標、過去の記憶も次々とよみがえってくる。平地ではまとまらない思考が、山では不思議と整理される。

歩くことが、思考を整えてくれる。

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登山で道に迷ったときの原則:引き返すのが最短

山には人生に通じる原則がある。

道に迷ったら元に戻ることだ。

不思議なもので、一人で歩くと道を間違える。登山地図アプリのYAMAPで現在地を確認すれば、引き返すことができる。しかし「このまま先で合流できるだろう」と横着して進むと、たいていうまくいかない。

間違えたら戻る。最短距離に見える横着は、遠回りになる。

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自然と向き合うと得られるもの:感覚の鋭敏化と謙虚さ

私は、枯草の上をサクサクと音を立てながら歩くのが好きだ。木の香り、風の感触、土の匂い。山に入ると感覚が研ぎ澄まされる。

苔むした風景を見ると心が落ち着く。少年時代、琵琶湖の湖岸で探検やキャンプをしていた記憶もよみがえる。山は人間の場所ではなく、自然の場所だ。

樹木や草木に気を遣いながら歩く。決して踏み荒らさない。ごみを見つけたら、できるだけ拾って帰る。天気には決して抗わない。自然を相手にすると、人は謙虚になる。

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毛無山(富士宮側)の山頂からの富士山:価値がある景色

今回の毛無山では、山頂付近から見える富士山が圧巻だった。

苦労して登った先の景色には価値がある。簡単に手に入るものではないからこそ、記憶に残る。

毛無山だけだと獲得標高は約1,100m。北アルプスを目指すトレーニングとしてはやや物足りないため、周辺のピークを往復して1,600mまで積み上げた。

空腹で山頂にたどり着いたあとに食べるカップヌードルは格別だ。

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毛無山の山頂より

50歳から登山を始めるのに適している理由

50歳から登山を始めるのは遅いと思う人もいるかもしれないが、私はちょうどいい年齢だと思う。20代のような瞬発力はないが、私の場合、体力自体は今の方があるのではないかと感じている。

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登山は50代からでも始められる、継続性の高い全身運動だ。

年齢を重ねたからこそ、準備の大切さや景色の価値が分かる。人生後半の体力の貯金ができるのは大きい。

今年も北アルプスへ

今年も友人たちと北アルプスを目指す。挑戦する気持ちがあれば、人生は必ず開ける。

間もなく55歳。年齢は戻らないが、体力も挑戦心も鍛え直すことはできる。
それを確かめに、今年も山へ向かう。

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著者

細野 豪志

細野 豪志

選挙 第51回衆議院議員選挙 2026年 (2026/02/08)
選挙区

静岡5区 168,511 票 [当選] 比例 東海ブロック 自由民主党

肩書 衆議院議員/自民党原子力規制に関する特別委員長/自民党南海トラフ地震対策委員長
党派・会派 自由民主党
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