2022/5/13
訪日中のフィンランドのマリン首相(36歳、女性)と12日夜、日本・フィンランド友好議員連盟(会長 森まさこ参議院議員)の一員として同国大使館(南麻布)で会談しました。その後、レセプションが開かれました。
首相はレセプションで、1時間前に表明したばかりの「NATO加盟手続き開始」について触れました。フィンランドはロシアと隣国である点は日本と同じですが、国境がロシアに1300kmも接し、安全保障上の脅威は日本をはるかに上回るものです。
かつて日本が1905年(明治38年)に日露戦争に勝った際、フィンランドは大いに勇気づけられたといいます。フィンランドでは、日本海海戦に勝利した東郷平八郎元帥の知名度が高く、20世紀末まで「トーゴー・ビール」が売られ、人気を博していました。
日本と同様、第2次世界大戦でソ連に侵攻された歴史も持ちます。ソ連崩壊までは中立政策を取り、これまでNATOに加盟していませんでした。現在も、18歳以上の男子に徴兵制を敷いています。
今回、ロシアのウクライナ侵攻を機に、NATO加盟を希望するに至ったわけです。
先立つ議連メンバーとの会談では、女性の社会進出が進んでいるフィンランドの子育て支援政策などについて話題になりました。
「『女性に完全な参政権を与えた世界最初の国(1906年)』を自負し、女性も男性と同様にキャリアを追求します。人口が少ない(554万人)ことから、国民全員で仕事を回さないといけないという価値観があるのです」と話し、それを支える政策として、「保育サービス『デイケア』が充実しており、月に200ユーロ程度で一日8時間まで預かってくれます。4歳の娘を持つ私も利用しています」と説明しました。
女性の国会議員も多く、5党連立内閣の党首は全員女性で、そのうち4人は36歳のマリン首相と同世代。うち3人は大臣をしながら出産したそうです。年長の女性党首にはお孫さんまでいます。
長年、出生率の低下に悩まされてきましたが、「こうした政策の結果、近頃やっと出生率が上昇しました」と胸を張りました。
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