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法務省が提唱する「社会を明るくする運動」中央集会が曳舟文化センター(墨田区)で12日開かれ、私...

2025/7/12

法務省が提唱する「社会を明るくする運動」中央集会が曳舟文化センター(墨田区)で12日開かれ、私は元法務大臣として式典で次のように挨拶しました。

 刑務所や少年院など刑事施設に入っている人の数はピークだった2006年に8万1255人だったのに対し、最近は減少し、17年たった2023年末が4万178人、昨年末が4万544人と半減している状態です。
 その一方で、「トクリュウ」すなわち匿名流動型グループによる犯罪が増え、日本国内の実行犯を捕まえられても、カンボジアやミャンマーから詐欺電話をかけている「かけ子」や、犯罪グループの指示役、トップにはなかなかたどり着かず、撲滅が難しい状況があります。
 また、つい最近、教師が自分の学校の子どもを盗撮した画像をインターネットで共有するという言語道断の秘密グループの存在が明らかとなったり、体感治安は決して良くなっていないと思います。

 通常国会で、悪質ホストクラブ対策強化のための風俗営業法を改正しました。20代の女性や大学生、果ては高校生からホストクラブに通い、高額な代金を支払えなくなると売掛金(ツケ)を払わせるために売春や風俗店で働かせる事例、地方や海外の店に派遣するなど、昔の言葉で言えば売り飛ばす例があり、警察への相談件数が2024年には3000件に上りました。
私は自民党政調審議会で「若い女の子がどうして自分の周りで自分に合った恋愛ができなくなっているのだろうか。それが根本の問題ではないのか」と発言しました。

新宿の「トーヨコ」と呼ばれる地区に少年少女がたむろし、「せき止め」を大量に飲んで救急車が搬送するということが相次いだ時、厚生労働省が「ドラッグストアの目につくところにはせき止めを置かず、空箱だけ置いて、後ろの倉庫に商品を隠すように」という指示を出しかけたことがありました。その時、私たちは「レジ前に行列ができて他の客に迷惑がかかるし、トーヨコに染まってしまう子どもたちの居場所を作ることが大事です。薬の過剰摂取で死にかける以外にも、騙されて売春させられるかもしれない危険な場所に近づいてはいけないと教えることが大切です」と訴えました。
私たちが子どもの頃は「嘘ついたら針千本飲ます」と親と指切りしながら「本当かな?」とちょっと疑問に思ったり、「悪いことをしたら地獄に落ちる」と絵本で読んで怖くなったりしました。成長すると「罪を犯したら罰せられる、死刑もあれば刑務所で何年も働かせられる」ことや、「繁華街に行ってはいけない」「儲かる話には嘘がある。まじめに働け」など「道徳」以前の身を守る術を教わってきました。
でも、今は家庭で教えることが困難なケースもあり、学校の先生も働き方改革で難しい。そこで「社会を明るくする運動」を進めていただきたている皆さん、さらに共感を持って集まって下さっている皆さんこそ、その担い手となっていただきたいのです。

刑法改正により、ことし6月1日以降の犯罪に対し、懲役や禁錮がなくなり、「拘禁刑」が導入されます。犯罪発生から捜査、起訴、裁判とありますから、時期ははっきりしませんが、早いケースでは1年後にも裁判官は「拘禁刑何年」とか「無期拘禁」とか判決を言い渡すようになるのです。
受刑者それぞれの特性、たとえば高齢者、発達障害といった属性や特徴、薬物依存など犯罪のタイプに応じた処遇、すなわち教育の在り方や社会復帰の方法を服役中に刑務所が考えて対応していくように変わります。刑務所でもすでに昨年夏以降、刑務官が受刑者を名前に「さん付け」で呼ぶようになりました。それまでは番号で呼んでいました。刑務所が大きな変化を迫られて大変なのですが、出所後の更生保護の対応の仕方にも変化が生じると思います。

「保護司法」が昭和25年に成立して以来、初めての抜本的改正も来年の通常国会で議論されることになりそうです。
大半は、実態の後追いですが、新しい点としては、「保護司の任期を2年から3年に延長する」「民間企業等は働く人が保護司の職務を行うために休暇を取得したことを理由に不利益な取り扱いをしてはならない」などがあります。
私は、保護司や消防団員、被災地ボランティアなどを現役のサラリーマンが引き受けやすくするための「ボランティア休暇制度」を企業がつくることを推奨する仕組みを国が設けるべきだと考えており、これから強く働きかけてまいります。

式典では、昨年度の作文コンクールの墨田区推進委員会委員長(山本亨区長)賞と副委員長(有馬慶子墨田区保護司会長)賞の小学生部門と中学生部門の受賞者、4人が表彰され(3人が出席)、それぞれ作文を朗読しました。
 また、第二部のコンサートではすみだ少年少女合唱団が出演し、私も美しい歌声を楽しませていただきました。

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著者

松島 みどり

松島 みどり

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東京14区 109,892 票 [当選] 比例 東京ブロック 自由民主党

肩書 内閣総理大臣補佐官 衆議院議員 自民党税制調査会副会長、党住宅土地・都市政策調査会長【主な経歴】法務大臣、経済産業副大臣、国土交通副大臣、外務大臣政務官、衆議院法務委員長、衆議院環境委員長、衆議院青少年問題特別委員長 衆議院消費者問題特別委員長 自民党広報本部長、政調会長代理
党派・会派 自由民主党
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