2026/4/21
〇那珂市にある那珂フュージョン科学技術研究所に、同志の地方議員たちと視察に行ってまいりました。
フュージョンエネルギーとは、核融合によるエネルギー活用技術。核分裂のエネルギーを使う原子力発電よりはるかに安全で、燃料は無尽蔵にある海水を使い、二酸化炭素を発生しないことから、折しもイランでの戦争で日本のエネルギー安全保障の問題があらためて身近になる中、次世代エネルギーの切り札ともなるものです。一方、プラズマを生むためには1億度以上の超高温の環境が必要で、そのためのさまざまな技術開発が必要となります。
昨日は、そのプラズマ研究を行う試験研究施設JT-60SAやその中央制御室、高周波加熱試験装置(超高温を作り出す電子レンジのお化けのようのもの)を見学し、その後花田磨砂也所長、小泉徳潔副所長らと意見交換をいたしました。今年専攻を決めなければならない理系男子の息子も、進路選択に参考になればと連れて行きました。
旧日本原子力研究所時代からの基礎研究の積み上げによって、日本のフュージョン・エネルギー研究は世界を先導する立場にあります。現職時代は超党派議連のメンバーとしてフュージョン・エネルギーの推進を行ってまいりましたが、現在フランスに研究中の実験炉ITERを活用した国際共同研究とこの那珂研を中心とした我が国独自の研究を組み合わせて、如何に世界で一番早くこの技術を実用化できるかがポイントです。
これまで原子力、再生可能エネルギー、宇宙、海洋などで基礎研究段階では日本が先行していたにもかかわらず、実用化の段階で後れを取るということが続いてきました。一つの分野の基礎研究では優れていてもそれらの他分野を分野横断的にシステムとして統合することが苦手だったり、技術の進展に合わせた安全規制などの社会システムを作ることができなかったことや、民間企業がリスクを取って事業化する意欲が薄かったことなどが要因であると私は考えています。こうした問題意識に基づく議論に対して、花田所長らの答えは明確でした。残る一番のリスクは政治や行政の非科学的・非合理的判断でしょう。
那珂研では、試験研究段階から多くの民間企業を巻き込むことを意識しているとのこと。素材から機器や施設まで関係する分野は膨大なものがあります。すでに茨城県のいくつかの中小企業も貢献していて、これからさらに広げていきたいとのこと。最先端の科学技術が地元に身近にあることのメリットをどれだけ生かせるか、ぜひ県内それぞれの自治体の議員の皆さんとも一緒に考えてまいりたいと思います。





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