
任期満了に伴う宮城県知事選が10月5日告示されました。立候補したのはいずれも無所属で共産党が推薦する新人の多々良哲氏(58)、自民、公明の2党が支援する現職の村井嘉浩氏(57)の2名です。投開票は10月22日に行われます。
今回は村井県政への評価、原発再稼働の是非、福祉政策などが争点と考えられます。
多々良氏は村井県政を「大企業を優先して教育や福祉をないがしろにする、県民の暮らしに冷たい政治だ」と非難。県民とともに人・食・環境を大切にする宮城を目指したい、としています。東北電力女川原発再稼働については県民投票で是非を問う公約を打ち出しました。さらに子ども医療費助成や少人数学級の拡大などを政策に挙げています。今回は共産党の推薦、社民党などの支援を受けての出馬となりました。
多々良氏は大阪府出身、東北大理学部中退。1983年にあいコープみやぎに就職し、2008年から今年9月まで専務理事を務めました。現在は、放射能汚染廃棄物一斉焼却に反対する県民連絡会の事務局長を務めています。
4選を目指す村井氏は、これまでの3期12年間を振り返り、「震災発生からこれまで復興を最優先に取り組んできた」とアピール。これまでの県政を継続しつつ、これからの4年間で被災者のケアなどに取り組み、2020年度までの県震災復興計画を踏まえ、復興の総仕上げをしたい、と意欲を燃やしています。政策としは、て広域水道3事業の一体化に伴う官民連携の推進、製造業を中心とした産業振興策の継続、子育て・医療・介護の各分野の施策強化などを掲げました。自民・公明の2党から推薦を、両党の県議を中心に支援を受けて今回の選挙戦に挑みます。
村井氏は大阪府出身、防衛大学校理工学専攻卒業、陸上自衛隊東北方面航空隊を経て松下政経塾に入塾。1995年から3期、宮城県議を務めました。2005年の県知事選に初当選を果たし、今回は4期目への挑戦となりました。
前回の投票率は過去2番目に低い記録となりましたが、今回は衆院選と同日に実施されるため投票率の上昇が期待されています。衆院選とともに注目が集まりそうです。
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