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【宮城県知事選】新人 多々良哲(たたら さとし)氏の人柄・学歴・経歴は?

2017/10/19

選挙ドットコム編集部

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任期満了に伴う宮城県知事選が10月5日告示され、いずれも無所属で共産党が推薦する新人の多々良哲氏(59)、現職の村井嘉浩氏(57)の2名が立候補しました。投開票は22日に行われます。

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大阪府枚方市出身。コープみやぎに勤めたのち、市民団体で活動

多々良氏は大阪府枚方市出身で現在59歳です。東北大学理学部を中退後、1983年に1生活協同組合あいコープみやぎに就職しました。2005年から今年9月まで専務理事を務めました。また市民団体「放射能汚染廃棄物『一斉焼却』に反対する県民連絡会」の事務局長、市民団体「県民の県民による県民のための新しい知事を選ぶ会」の事務局長代行としても活動しています。

座右の銘はマハトマ・ガンジーの「善きことはカタツムリの速さで進む」、趣味は音楽鑑賞と読書とのことです。

今回の選挙における多々良氏の公約とは

多々良氏は「富県戦略」を掲げる村井県政を「豊かさのとらえ方が間違っている。大企業誘致によってわずかに滴り落ちる利益で県民は豊かになれない」と非難しました。コープみやぎでは地元食材を使った商品の開発を担当していたこともあり、「本当の豊かさ」とは「生産者の顔を思い浮かべながら囲む食卓、家族のだんらん、そしてその中で子供たちが健やかに育つことのようなものだ」と述べています。

自らが事務局長代行を務める「新しい知事を選ぶ会」の政策をもとに、今回の公約を掲げました。スローガンは「本物の豊かさを県民とともに 人・食・環境を大切にする宮城へ」。具体的には子ども医療費助成の拡充、女川原発再稼働の県民投票の実施、放射能汚染廃棄物の隔離保管、石炭火力発電所の新設ゼロ・既設や計画中の発電所の厳格な指導・監督など約40項目を公表し、トップダウン型から住民本位の県政に転換することを強調しました。

今回の選挙戦で「原発ゼロ」を前面に打ち出していますが、原発ゼロの原点は学生時代、先輩に誘われて東北電力女川原発の反対運動に関わったことにあります。「反対派の漁民たちを目の当たりにして科学技術の進歩に疑問を抱くようになった」と多々良氏は述べています。原発の再稼働を女川原発再稼働の是非を県民投票によって問いたい考えです。

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