
5月12日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、直前に迫る新潟県知事選挙(5月14日告示・5月31日投開票)を徹底解説!柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、現職と新人2人が火花をちらす構図が予想される中、国家の根幹をなすエネルギー政策においてリスクを負う地元・新潟の葛藤と、国政政党の支援・支持の影響、そして首都圏にとっても関わりが深いわけとは?MCの産経新聞編集長の水内茂幸記者と政治ジャーナリストの今野忍記者が解説します。
MC水内記者: 今日の最初のテーマは新潟県知事選挙(中略)予想される顔ぶれ(5月12日時点)をみると、3期目を目指す現職の花角英世さん。自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党が支持をしている。

対して、土田竜吾さんは新潟県議1期目の方で、立憲民主党と社民党が支持をして、共産党が自主支援っていう形です。あと、元五泉市議で、原発の廃止を訴えている安中聡さんが出馬を表明している。
今野記者: 分かりやすいね。自民・公明・維新・国民民主の知事与党・花角さんに対して、立憲民主党・社民党の野党が土田さんだから、原発推進と反対です。
MC水内記者: 新潟に柏崎刈羽原発があって、運営は東京電力です。東電と言えば福島第一原発事故を起こした主体ということで、東日本全体としてずっと再稼働は遅れているんですけれども、新潟県で10年以上かけて県として安全性を検証したり、国の原子力委員会の厳しい審査に通ったこともあるので、花角さんがそういう要素を全部踏まえながら、去年の年末に再稼働容認を決めた。それで今年の4月に14年ぶりに柏崎刈羽の6号機が営業運転に入ったということなんですよね。
土田さんは、花角さんが原発再稼働を認める時に県民の信を問うと言ったんだけど、自分が辞めて出直し選挙をする形ではなく、県民の代表である県議会から賛成をもらう形にしたことはおかしいのではないかと批判しています。安中さんはそもそも原発の「廃止」を訴えています。
今野記者:なぜこんなに新潟県知事選挙を取り上げるのかと言うと、水内さんの出身地だからです。というのは冗談で、新潟県知事選の最大の争点が柏崎刈羽原発の推進か停止かで、かつ新潟の(で発電された)電気はほぼ東京とか首都圏に行ってるから我々の生活に関わる話だからです。

MC水内記者:新潟からしてみると、新潟県って東北電力のエリアで、柏崎刈羽は東京電力が作っている。だから、柏崎刈羽で作った電気は全部首都圏に行くわけです。
今野記者:ある意味、東京都知事選ぐらい大事な選挙なんですよ。すごいいい記事を見つけたよ。「首都圏は新潟に感謝しているのか」。
MC水内記者:by水内茂幸ですね。(5月8日付け産経新聞「新潟・柏崎刈羽原発の再稼働 首都圏は感謝しているのか/水内茂幸の縦横無尽」)
今野記者:「5月の大型連休中、帰省先の新潟で、間近に迫った新潟県知事選(31日投開票)の話題を頻繁に耳にした。今回も、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の問題が争点となるという。(中略)東日本では原発の再稼働率が低く、西日本と比べ電気料金が高い状態が続く。今回の再稼働で、東電は年間約1000億円の収支改善を見込む。火力偏重の是正とエネルギー安全保障の観点を踏まえても、再稼働の意義は大きいだろう。」(※編集部注:記事の一部を引用)国家の根幹を揺るがす選挙ですよね。
MC水内記者:本当にそうなんです。言いたいことは色々あるけれども、土田さんが(再稼働について)県民に問う手段がおかしかったとおっしゃるけれど、新潟県民の立場からしてみれば、メリットはなくリスクだけを負って何のうまみもないじゃないかと。さらに言うと、避難道路とか作んなきゃいけないんだけれども、他と比べて新潟ってものすごい雪が降るから、雪が降っている時に避難をする時の体制をどうするか。雪が降らない地域での避難計画づくりと比べて断然大変。負担ばっかり地元に押し付けられて、電気ばっかり向こう(首都圏)に行って。だから「首都圏の人は新潟に感謝してるんですか」と僕は言いたいわけですよ。

今野記者: 日本国家全体としては産業立国として、安価で安定的な電力は死活的に大切だけど、新潟の単位でみると「なんで俺たちだけこんなに負担が大きいんだ」と。
MC水内記者:エネルギー政策って国の根幹政策だから、国の原子力規制委員会が安全かどうかを審査するし、実際そうやって安全審査に合格してるんだけれども、新潟県は技術委員会っていうのを立ち上げてずっと協議して、安全性に概ね問題はないっていう結論を出した。さらに、経済振興基金をつくり、東電から1000億円ぐらい新潟に使ってくださいとした。あと、避難道路は全部国に整備させる。これも花角さんが何度も何度も東京に行ったりとかして、いっぱい陳情をした末にやることになりました。
東電が数年前に、テロ対策上の重大な事案をいくつか起こしたことがある。建物の入退場に使うID カードの不正使用など信頼を根本から揺るがすようなことがあったんだけれども、その時花角さんは原子力規制委員会に本当に東電は原発を動かす資格があるんですかと適格性を求める追加検査をしろと言って、実際に原子力規制委員会はちゃんとそれをやった。それで 2~3年さらに再稼働が遅れたんだよね。一応、東電も改善策をやりますって言った末の今回(の再稼働容認)だったんだよね。
今野記者:これね「再稼働が日本経済全体にとって重要なことくらい、県民の多くは理解している。ただ、『原発のリスクだけ新潟に負わせ、うまみは首都圏か』との思いはぬぐえないのだ」(※編集部注:5月8日付け産経新聞「新潟・柏崎刈羽原発の再稼働 首都圏は感謝しているのか/水内茂幸の縦横無尽」より引用)。 これ新潟県民の気持ちを代弁しているね。
MC水内記者:だから今回の知事選では、花角知事による再稼働容認の決定がオッケーかどうかっていうのをむしろ問うべきだと思います。
(中略)ここで、中道改革連合が面白いのは、立憲と社民は土田さん、中道の一角をなしている公明は花角さん。股裂き状態になっている。

今野記者:今年は国政選挙ないだろうけど、5月の新潟県知事選と、(9月に)沖縄県知事選の二つがあります。
MC水内記者:エネルギーと安全保障(の政策)でそれぞれ公明と立憲で支持先が分かれそう。中道も(新潟県知事選の)支持先について明確にスタンスを示していない(5月12日13時30分時点)。
今野記者:エネルギー政策が一致しているというのは噓だったということがわかっちゃったよね。
MC水内記者: 中道も「現実的なエネルギー政策」を掲げていたけれど、どうするのか。やっぱり、こういう国の根幹政策が争点になる知事選くらい、やっぱり国政政党として本当に政権目指すんだったら、スタンスを示すのも責任の一つというような気もするんだけど、どう思います?
今野記者: そりゃそうでしょう。
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