
2月8日の「選挙ドットコムちゃんねる」は衆院選2026開票特番を放送!今回の衆院選の結果では、多士済々のゲストに分析をしていただきました。このコラムでは、特番の内容の一部を抜粋してお届けします。
(2月8日20:00、投票が締め切られ、続々とゼロ打ち報道が舞い込みます)
今野忍記者(以下、今野記者):衆院選、自民単独で過半数を大きく上回り、300議席に達するって。
選挙芸人 山本期日前氏(以下、期日前氏):自民だけで310、3分の2を超える可能性が出てきたと
今野記者:自民だけで310を超えると、これは戦後初。自民党の自由党と日本民主党がくっついて自由民主党になって、中曽根さんの「死んだふり解散」の時に300を超えたことはあったけど、当時は定数が今より多い500あったんで。
3分の2に自民党単独で達するのは、小泉(純一郎)さんの「郵政解散」でも、安倍晋三さんの「一強多弱」の時でもなかったことだから。
期日前氏:うん。
今野記者:自民で仮に300超えると、もう本当に初。で、今302から366でしょ?だから大変な事態ですよ。
今野記者:いや、ちょっとえげつないっすね。
自民が274~328で、中道が37~91!?
期日前氏:ちょっと……え、もう「ゼロ打ち」が。(福島4区)森下千里さんがゼロ打ち、安住淳さんがゼロ打ちで負け!!?
今野記者:いや、なんかもう「結構やばいんじゃないか」とか、ゼロ打ちの噂はあったけど。

期日前氏:いや、神奈川1区とかも結構、接戦でしたけど。うわ、これはちょっとえげつないっすね。
今の獲得議席はNHKの報道で、 「自民党218、中道改革連合33、日本維新の会23、国民民主党15、日本共産党3、れいわ新選組や減税日本・ゆうこく連合が0、参政党5、保守0、社会民主党0、チームみらい7、無所属2」で残り157っていうような数字になっております。
今野記者:早いな。みらい7もすごいね。
期日前氏:みらいもこの時点で7~13、保守が0~1、参政が5~14。ゆうこく連合が0~3、れいわが0~2、共産が3~8、国民民主が18~35、維新が28~38、中道が37~91というような形になりますね。
これ接戦区がゼロ打ちになってるってことは、元々情勢報道で接戦だった選挙区が相当自民党に回ってるとですよね。今日で雪で投票率どうなんのかみたいに言われてたんですけど、結論としては全然自民党に流れる傾向になってたというところですよね
(中略)
期日前氏:一応まだ、自民と維新もしくは自民だけで3分の2を超える可能性もあると。少なくとも、下限で見ても、自民は絶対安定多数を超えているっていう。
今野記者:だからもう「過半数」とかもう焦点じゃなくて。
期日前氏:まさかの情報が入ってきまして。中道はゼロ打ちがゼロです。
今野記者:(投票箱が閉まる)20時と同時に当確がどんどん自民党には出てるけど、これが中道の場合は、野田佳彦代表でさえゼロでは打てないぐらい迫られてるということです。
(中略)
産経新聞編集長 水内茂幸記者:考えてる以上に中道の自滅が目立ちすぎる。
今野記者:米重克洋さんが7日の「選挙ドットコムちゃんねる」の生配信で、立憲票がメルトダウンしたって表現されてたんだけど、水内さんはどういうところが原因と分析されてますか?
水内記者:もうとにかく公明票を取るためだったら何でもまず飲むということをしたのがまず敗因の一つ。
今野記者:そう、うん、わかる。
水内記者:まずその結論ありきでね。で、ちょっとのことで言えば、例えば原発のリプレイスどうするのだと、安全保障も現実的な路線に落とすとは言いながらも、何かこう党の左側の本当はすごく反対な人たちに気兼ねしてなのか、選挙戦でものすごく目立たせないようにするとか。

何かこうね、形だけで取り繕うような感じでやっていて、結局、整合性をとにかくちょっとだけ取ろうとしていて。そうなると何が起きるかというと、自民党や高市さんを批判していることばかりが目立つ感じになっちゃうんだと思うんだよな。
そうなっていくと、今の有権者、特に50代以下の人たちは、高市さんをただ批判するだけじゃなくて、「自分はこの国をこうするんだ」とか「私たちだったらこういう風に運営してくんだ」っていうのを聞きたいのに、それが全く聞こえづらくなってきていた。だったらもう「こんな党に入れてどうなのか」っていうので、どんどん驚くほど離れていったというような流れなんじゃないのかな。
(中略)
水内記者:もう終わったからはっきり言うけれども、「中道がとにかく今回は嫌われてしまった選挙だった」っていうことがまず1つ。あとは、高市さんの最後の都内での演説もちょっと見に行ったけれども、やっぱり普通の若い女の人とかもいるんですよ。高市人気っていうのが広がっていったっていうのが2つ目。
最後に言うと、保守的な人たちも含めて、本来の自民党の支持層の人たちが安心して自民党に入れられるような環境が整ったっていうのが3番目。これが今回の大勝につながったのかなと。
やれ雪の影響とか早期解散への批判もあったかもしれないけれども、それを上回るほど「安心して自民党にいられる」っていうところと、対照する中道が明らかにダメすぎたという2つの相乗効果なのかなと、こんな風に思いますけれどもね。
MC乙武洋匡氏:今回立憲が1番目玉だった安保と原発を飲んで中道に合流したということで、今まで立憲の政策にすごく共感を持って投票してきた人はどこに入れたらいいのかなっていう意味では、「れいわは受け皿になるのかな」と思いきや、そんなに伸びてないってことは、その票はどこに行っちゃったんですかね?
政治ライター 平河エリ氏(以下、平河氏):「単独で立憲と公明がやった時にどうなってたかな」ってことなんですけど、感覚的には正直言うと、立憲民主党自体への、前回の参院選からの流れとして非常に厳しい逆風というのがあって、それを引き継いだっていう側面もあり、さらに言うと、選挙戦の中で必ずしも(支持層が)公明党に対しての拒否感というものを払拭しきれなかったところの、2つの要素があって、今回こういう大敗になってしまったのかな、という印象はあります。
選挙プランナー 松田馨氏(以下、松田氏):じゃあ、その人たちが「れいわとか共産党に入れるんじゃないか」みたいな話はちょっとありしたよね。
平河氏:ただ、結局(数字を)見るとどこにも全然入ってないわけですもんね。
The HEADLINE編集長 石田健氏:先ほど世代論の話もちらほら出てましたけど、「高齢者の方が中道に流れるんじゃないか」っていう説もありましたけど、蓋を開けてみるとやっぱりそこもそうでもなく、比較的って感じですよね。
松田氏:NHKが出している世論調査で年代別の政党支持が見れるものがあるんですね。それで見ると、自民党が当然全年代で1位なんですが、例えば60代、70代は中道が野党の1位。で、50代は参政党、40代は国民民主党……といった具合に、結構年代によって野党の強い党が違うっていうことはあったと思うんですけど、全年代でやっぱり自民党が今回強かったっていうのはありますよね。

平河氏:やっぱり先ほど朝日新聞の調査も出てましたけども、「リベラルを自認する人」の中でも自民党に投票する人が多かったっていう結果もあったみたいで。やっぱりそれは、初めての女性総理という刷新感のあるところも含めて高市さんを出した自民党と、ある意味で旧態依然とした2つの党の代表が共同代表になるっていう中道の違いで。中道自身がリベラルというような印象を出せなかったっていうところはあるのかなと。
乙武氏:それは面白いですね。例えば、自民党ってウイングの広い党で、その中でも割と「真ん中寄り」の、例えば岸田さんとかにリベラルが入れた、とか言うならまだ分かるんですけど。自民党の中でもかなり右寄りの高市さんにリベラルの人が投票したというのはすごく面白い。
石田氏:よくお話しするんですけど、去年『新しいリベラル』という新書が出てるんですよね。
あの本の中で、いわゆる「リベラルあるいは革新、それから保守」という区分自体は、60代以上はかなり効いてくるんだけれども、それ以下の世代においてはもうほとんど意味をなさないと。
それ何かというと、若者にとっては「リベラル」というのは単に「新しい」とか「何か改革的なことをやってくれる人」というイメージであって。じゃあ「保守は誰ですか?」って聞くと、「昔からある」という理由で、共産党が選ばれたりするんですよね。なので、ラベリング自体が意味がないというのは政治学の実証研究で言われてきたけれども、新しいリベラルの枠組みで言うと、「未来への投資」「現役世代への投資」を訴えている国民民主党、自民党の一部、維新がいわゆる「新しいリベラル」に分類されて、保守でいうと、顔ぶれが変わらない人たち、すなわち自民党の半分と今でいう「中道」になる。そういう意味で言うと、「リベラル票はどこに行ったの?」に対する分かりやすい答えとしては、「リベラルの形が変わって、自民党に行ってるんですよ」が答えなんじゃないかと思いますね。
乙武氏:今の石田さんのお話、すごくよくわかるのは、去年の参院選で終盤によく見られたネットの書き込みが、「いや、自分はれいわと参政党で迷ってる」とか「チームみらいと参政党で迷ってる」っていう方がいて。
いわゆる今までの従来の「右・左」で言えば、れいわ新選組と参政党は正反対だし、みらいと参政党も、49歳の私から見ると(立ち位置が)正反対に映るんですけれども。石田さんがおっしゃる通り、「変わらない顔ぶれじゃなく、新しいプレイヤーに期待したいよね」っていう意味で言えば、多分同じカテゴリーに入るんだろうなっていう。私もそこですごく学び、気づきがあったんですよね。
松田氏:実際にやっぱ高市さんになって大きく自民党のイメージが変わって、これまで無党派の票が取れなかったと言われてきたわけですけども、そこがもう大幅に変わりましたし。
選挙ドットコムのYouTube調査でも何度も出てますけど、YouTube上のポジティブ・ネガティブな内容の割合が、石破さんの時とは180度変わって。この変化がそのままやっぱり票に出てるなと。

(中略)
石田氏:これ当たり前ですけど、あの国民民主党含めて小選挙区で勝てる野党は強い。ま、今、普通の話をしてますけど。
だから「中道(立憲系)」はちょっと話が変わってきそうですよね。
乙武氏:中道だって長妻昭さんのように「絶対選挙では負けない」っていう人たちも落ちてるからね。
だから「なんで国民は落ちなかったのか」っていうことですよね。
平河氏:多分2つある。1つは、国民民主党と中道を比べて、無党派層が国民民主の方に入りやすかったっていう仮説。
あとは、そもそもやっぱり前回(2024年)がむしろ立憲にとっては「取りすぎだった」というようなところも含めて、プラス、やっぱり立憲で落ちてる方は比較的年齢層が高く、かつ「民主党時代のイメージ」とか知名度はあるけども、それがプラスに働いてるのかマイナスに働いてるかわからない、という方がおそらく多かった。そういうところでの「ネガティブイメージ」みたいなのがやっぱり非常に強かったのかなって印象はあったりはしますね。
乙武氏:なるほど。数年前までは、「もうこのシルバーデモクラシーでもう無理ゲーじゃん」「若者・現役世代が何言っても無理じゃん」っていう空気が結構蔓延してたと思うんですよ。
でもそれが、参政党が人気出て、国民民主が出て、今回高市さんが出てきて、あんまりこう「シルバーデモクラシーが重荷になってみたいな雰囲気ではなくなってきましたよね。「現役世代がきちんと支持したところも票取れるぞ」みたいな空気には、ここ数年でなってきたのかなという印象はありますけどね。
石田氏:そうですね。ただ、その分気になるのが、未来に向けて「財政大丈夫?」とか、自民党すらも減税を言い出しちゃったら国民が求めてることをなんとなくそのままやっていて、いわゆる「責任政党」みたいなものがなくなっていくんじゃないの、っていう危機感はうっすら芽生えているかもしれませんね。
うん、うん。その辺りが、こう「国論を二分する政策」みたいなとこりで何か出てきた場合、あのもしかしたらまた分岐の要因になるかもしれませんよね。
平河氏:本当は、だから野田(佳彦)さんだって消費税を上げた当事者の1人であるわけだから。やっぱりそういう財政の部分っていうのは、もっと穏健にアピールしていけば取れた票もあったかもしれないんですけど。
やっぱり、そういう方が消費減税を言い出すっていうところの一貫性のなさみたいなところは、有権者からすれば「どちらなんだ」っていう風にはなってしまうと思うので。色んな判断の中でこうなったっていうのは分からなくもないんですが、やっぱり「刷新しないといけない」っていう有権者の判断なのかなと思いますよね。
乙武氏:これタラレバですけど、イシケンさんが言ってたような懸念があるので、例えば中道が「いや、うちは消費税下げません。なぜなら……」ということをちゃんと明確に言えてたら、もっと失ってたのか、もうちょっと戦えてたのか、どうなんでしょうかね。

石田氏:中道に関しては、僕はフラットだったんじゃないかと思いますね。やっぱりその「ラベル」が、どうしても「古いイメージ」とか「刷新感がない」というところに紐づいてしまっているので。
やっぱりその「財政の話をしてくれる」「未来について考えてくれる」というのは、まあ「チームみらい」の方とかに流れちゃうというところを考えると、あんまりそういう意味での中道の起死回生の一手はそこじゃない。
むしろエネルギーとか安全保障とかそういうところで、「従来のちょっと自民党のやり方じゃ心配」っていうところのイシューに持ち込んだ方が良かったのかなとは思いますよね。
乙武氏:むしろそこは同化しちゃいましたからね。
石田氏:そうですね。むしろ、「原発が必要なのは分かる。ただ、皆さん福島のことを忘れてない?」とか「安全保障、それは現実的な変化、これはもちろん分かってるよ。もちろん分かってるからこそ、例えばこうやってみたらどう?」ということで、まあ全く新しい「安保像」を出すとか。まあそういうことはできたのかもしれませんけど、そうすると急ごしらえすぎる
乙武氏:そうですね
MC鈴木:山尾さん、今回の結果はどうですか?
山尾志桜里氏(以下、山尾氏):いや、いいんじゃないですか?
MC鈴木:え、どういうことですか?
山尾氏:やっぱり立憲って、一度はこうならないといけなかったかなと。
MC鈴木:根本的な立て直しができないっていうことですか?
山尾氏:そうね。だから本当は自力で世代交代と方針転換をやれるタイミングが何回かあったと思うけど、やれないでここまで来たので、国民が選挙を通じてそれをやってあげたっていう。だから、選挙の役割をすごい果たしたんじゃないかなと思うし、この後ですよね。
MC鈴木:確かに、かつて民主党政権が誕生して自民党が大敗した時、一気に候補者の新陳代謝も進んだ。そういう意味だと、小選挙区制には世代を入れ替えていく作用があるとも言えるんですよね。

山尾氏:その作用がすごく働いたなと思ってます。だから、こっからがいよいよだな、と。
平河氏:本当は2012年にもっと入れ替わっていればっていうところがあったけど、やっぱり比例で幹部の方が残って、その方々が幹部を務めるっていう感じで、ずっと人材が変わらないまま来てしまったっていうところはずっと無理があったのかなって印象は確かにありますよね。
MC鈴木:ただ逆に、ここまで中道が負けてしまうと、もう元・公明党所属の方を除いても本当に少なくなってしまうので結構、立て直しも大変じゃないですか?
山尾氏:うん。だからちょっと「残った人リスト」がみたいです。世代的に上が通ったのか、下が通ったのか。
(山尾氏と)2009年の当選同期で、立憲で残って、今回中道の中核にいるのが、愛知の大西(健介)さんとか、神奈川の後藤祐一さんとかですよね。ここが残ると割と、リアルに「中道勢力」なので。ここが残るのか残らないのかっていうところは、結構大きいなって思ってます。
(中略)
(当選した)泉(健太)さんは中道寄りだし、極めて現実的な安全保障に党内で転換したいっていう思いだったと思うんですよね。ただやっぱり考えとかなきゃいけないのは、「じゃあ、なぜ代表だったのにそれができなかったのか」。そして、今度(代表に)なっていただけるんだとしたら、「今度はなぜできるのか」っていうような気はするんですけど。
でも、これだけ(党が)小さくなったらできますよね。
選挙ドットコム編集長 鈴木邦和:できなかった理由は、やっぱり大所帯すぎて色んなこと言う人がいたから、っていうのはありますよね。
山尾氏:大所帯と共産党との関係ですよね。
でも今は状況が完全に変わったわけじゃないですか。共産党とは別れて、公明党は安全保障については現実路線。そして、上の世代が抜けて、フットワークが少し軽い、小回りの利く政党になったわけですよね。
そう考えていくと、あの、私はやっぱり泉さんに代表されるような中堅・中道の政治家……元立憲(のメンバー)にはすごくあの、期待はします
(視聴者からの質問)「政策が悪かったとは思わないけど、近年の緊迫した安全保障、未来志向の経済の弱さが目立ったこと。もう1つは有権者を下に見た、ネット層を下に見た議員の多さ。無党派を巻き込めない支持者たちの暴れっぷり。国民民主の微増を見るに現実的な野党が今望まれているのです
鈴木:これはおそらく「中道改革連合」へのコメントですかね。
フリーランスライター 畠山理仁氏:勝った人へは言わない(内容)ですもんね
平河氏:おっしゃる通り、「ネットを舐めてた」っていうところは良くないんですよね。ネットの先には当然有権者がいるわけなので。それは、インターネットの世論がどうだみたいなことを安住(淳)さんもおっしゃってたけども、それって聞いてる人からすれば、ちょっと下に見てるような印象が出てしまったっていうか。申し訳ないけど、やっぱり「偉そう」ですよね。
僕は安住さんのこと好きだし、すごいクレバーだと思うけど、やっぱり偉そうな感じをすごく出してしまったし、それを払拭しようというのがご自身でなかなかなかったっていうところが、これまではごまかしで利いたけど厳しくなっちゃったっていうのと、世の中全体、比較的年配の男性に、「ずっと権力を持ってきた方」に対しての逆風みたいなところが組み合わさって、「すっごい偉そうなやつがなんか言ってる」みたいな世論になってしまったのかな、というところで言うと、すごく状況変わったなっていう風に思いますよね。
畠山氏:僕もやっぱりその、候補者の人の「目に見えないところにたくさん人がいる」っていうことを本当に意識してないなっていうのをすごく感じますね。
実際、街頭に候補者の人を見に行くんですけど。そこで目にする、実際に見に来てる人って「あ、こないだも見たことあるな」みたいな人になっちゃってるんですよね。だけど実際、多くの有権者の方で街頭演説を見に行く人って12%ぐらいしかいないわけですよ。
そこの層との絆を強めるっていうのはもちろん大事なんですけど、それ以外の層が圧倒的に多いのに、そこを意識していない。だからさっきの「ネット層を下に見た議員の多さ」っていうところに現れてると思うんですけど。
だってみんな(現場に)来れないじゃない。街で演説してるところに来れる人なんてそんなにいないじゃない、っていうところをもっと強く意識しないと。じゃあその人たちにどうやって言葉を伝え、政策を伝えていけばいいかっていうところに、やっぱりもっと力を入れないとダメだなっていう風に思いますよね。

平河氏:そうですね。まあ、例えば60歳とかって、政治家の中では「若い」と言われつつも、一般企業だったらかなりもう定年されるぐらいの年齢なわけで。やっぱりその年代に応じた振る舞いみたいなものって本当はあるわけですね。だからどこかで一線を引くとか、どこかでちょっとこうアップデートしていくみたいなことが本当はできれば、たぶん変わるチャンスはあったと思うんですけど、そこがなかなか難しかったのかなという印象はありますよね。
畠山氏:キャラクターとして「横柄に見える態度」とか「偉そうだ」っていうのは強みにすることもできるんですけど、それをそのまま剥き出しのままで放置しているから、やっぱり「横柄な人だな」って思われてしまうところがある。
「素材」は変えられないっていうか、その方の生き方があるから変えられないんだけど、味付けをしたり「いろんな見方ができますよ」っていうことを、周りの人が有権者との間に立って伝えてあげないとすごくもったいない。
政治的にはものすごく実行力があったり、調整力があったりする人の魅力を、やっぱり選挙で勝たないと活かせないわけだから。そこを「話せば分かってもらえる」とか「これを聞いてもらえれば分かってもらえる」ということだけでは、もう通用しない時代になってるっていうことだと思いますけどね。
今野記者:戦後初でしょ? 3分の2を単独で自民党が取るのは
朝日新聞 林尚行記者:そうそう、中曽根超え。だから結党以来最高
今野記者:数十回衆院選やってるけど、一番勝った人が日本初の女性総理の高市さんなんですよ。ピンの政党で2/3なんて、今の選挙制度の理論上ありえないじゃないですか。要は1対1でどちらかしか受からない選挙を戦うわけだから。ここまで勝つっていうのはね。
林記者:だから小選挙区の怖か、凄さを、久しぶりに感じたですね。
(中略)

毎日新聞 田中裕之記者:ある人の分析とか感想を見てて1番腑に落ちたのは、日本で初めての「大統領選を仕掛けた」というもの。
つまり「私か、否か」を問うて、高市さんが小選挙区と比例ブロックを全部総どりしたんですよ。
(中略)
(視聴者からの質問)ニューヨークに駐在しています。在外選挙制度の投票期間が短すぎて私は都合が合わず投票できませんでした。見直してほしいですし、戦後最短の選挙だったことを今後顧みてほしい
今野記者:今回、見事な奇襲でね、この結果出しちゃうと、ますますこれを変えようっていうのは、権力側から出てこないと思うんだけど。
やっぱさ、良くないっちゃ良くないよな。こういう短い期間でやる選挙があまりいいことだとは、やっぱ思えないですよね。
田中記者:そうですね。「7条解散」の議論って、ま、出てこないでしょうね。
今野記者:制度を見直してほしいっていうのは、まさにおっしゃる通りだと思いますね。

林記者:やろうと思えば総理がこの最短コースで1回リセットできるっていうことをやって見せてしまったから、これは(権力側にとっては)魅力的ですよね、
田中記者:でも逆に言うと、そんな高市さんから「見直しましょう」って言い出したらえらいですけどね。
これで「憲法改正」で「7条解散も見直します」とか言ってね。それだったら負けた側も憲法改正に文句言えないしね
田中記者:俺は憲法(改正を)させてき……。
林記者:でも高市さんって、その「憲法改正がしたいのか」、「何々を変えたいから憲法改正をしたいのか」って言ったら、後者じゃないですか。なんか変えたいものがあるから、ってことじゃないですか。
林記者:うん。安倍(晋三)さんみたいな感じは受けないですよね。なんかね、その一応「9条明記」とか言うけれども、それは安倍さんが引き継いだものを言ってるのであって、高市さん個人の憲法へのこだわりっていうのは、実はオリジナルのものは見たことない気がする。
今野記者:まあ、でももっとシンプルに、「強い国」じゃないけど「普通の国」にしたいみたいな、安倍さんと同じ「戦後レジームからの脱却」的なものはあるんじゃないの? 高市さんも。
林記者:だからその本命は「9条」
今野記者:でしょうね。あの、「なんで日本だけがその普通のね……」だって、保守的とか右と言われると、「私は別に世界的に見たら普通のことを言ってるだけ。普通の国になりたいだけだ」って。あれは安倍さんと一緒で、結局その何、9条2項で「戦力は保持(しない)」とかさ。
林記者:だって「軍隊は持っちゃいけない」って言われたわけでしょ。なのに片方で巡航ミサイルも潜水艦も持っててさ。これを「軍隊じゃない」って言ってるのは世界的に通じない、そういったものはちゃんと整理したいって思いがあるんじゃないの。
田中記者:次は複数のテーマでできるじゃないですか。「9条自衛隊明記」も「7条解散」も全部いっぺんにやったら良いんじゃないですか。どれかは改正できるかもしれない。
この詳細は、ぜひ動画本編でご確認ください!
選挙ドットコムちゃんねる、ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
【有権者の心に響く第一印象を。選挙ドットコムで、あなたの情報を掲載しませんか?】
選挙ドットコムの政治家情報ページには、顔写真やSNSアカウントへのリンクなどを完全無料で掲載いただけます。
有権者の皆さまにとって、こうした情報は候補者一人ひとりを知るための大切な第一歩になります。
ぜひ、あなたのページを充実させて、有権者の皆さまとの距離をぐっと縮めてみませんか?
情報掲載をご希望の際は、こちらのフォームよりお送りください。皆さまからの情報をお待ちしております!
※申請は「政治家・候補者本人」または「政治家・候補者本人から承諾を得ている方」に限ります。承諾がない場合は掲載できませんこと、予めご了承ください。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします