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派閥?総力結集?高市早苗総裁人事の核心と今後の焦点を産経×朝日新聞記者が解説!

2025/10/7

選挙ドットコム編集部

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10月6日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」は、自由民主党の・高市早苗総裁のもとで7日に発足する新たな役員人事と内閣予想がテーマ!産経新聞の水内茂幸記者、朝日新聞の今野忍記者が取材の裏話を披露しながら解説します。

野党との協議見据えた党四役人事の裏側とは?

高市総裁のもとで、あらたな自民党役員人事が7日に正式決定しました。

まず、幹事長には鈴木俊一衆院議員、幹事長代行には萩生田光一衆院議員が就任しました。

今回の役員人事で色濃く表れたのが総裁選で高市氏を勝利に導いたとされ「キングオブキングメーカー」(今野記者)となった麻生太郎副総裁への配慮だといいます。幹事長の鈴木氏は麻生派で、麻生副総裁の義弟にあたる関係でもあります。

水内記者は少数与党下での野党対策にも目配りした起用だとし、「鈴木さんはしっかり野党との交渉ができる人。ただ、政局の勝負というところではご自身も含めて不安なところがあるかもしれないので、そこを埋め合わせるのが萩生田さんという建付け」と解説します。

萩生田氏は安倍晋三元総理の最側近で、高市総裁とも盟友関係にあるとみられ、政局の切り盛りや実務能力に定評があります。歴史的に幹事長代行は総裁の最側近を置く要職で、高市氏と萩生田氏の高い信頼関係が窺えるといいます。

萩生田氏の幹事長代行就任を巡っては「裏金問題」で一部から批判の声があがっていますが、高市氏が掲げる「総力結集」の方針の下、事実上野党との交渉など党の実務を回す重要な役割を担うことになると目されています。

麻生氏の影響力が党運営の中枢に及び「麻生幹事長室」などとささやかれる中で、今野記者は高市氏が「自民党の最大のポストの幹事長は実質的に麻生さんに渡したが、代行のポストに自分の信頼する萩生田さんを置くことで幹事長室がコントロールできる」ことも考えた布陣だと解説します

政務調査会長(政調会長)に就任したのが、総裁選で高市氏と争った小林鷹之衆院議員です。今野記者の取材によると、小林氏は決選投票で高市氏を支持すると自身の陣営メンバーに表明。それに対して、小林氏を応援する熱量が高く、結束も固い同陣営メンバーが総裁選後でも小林氏が厚遇されやすいと考えて高市氏へ票を集めたという裏話を披露。「高市さんは女性の登用にも意欲が高かったが、小林陣営の強い意向は受け取らざるを得なかったのではないか」と推測しました。

小林氏は財務省出身ですが、積極財政的な部分にも理解を示しており、高市氏が重視する経済対策を練る政策の責任者、そして野党との政策協議のリードも期待されます。

高市氏が女性登用に意欲を見せる中で、総務会長に抜擢したのが有村治子参院議員です。総務会は自民党の最高決定機関であり、総務会長は法案や政策を決定機関で調整する重要な進行役を担います。

高市氏と思想的にも近く自身を支えてきたベテラン女性議員を起用することで、重要ポストでの女性登用を果たしつつ、政策決定の円滑化を図る狙いがあると見られます。

選対委員長の古屋圭司衆院議員も高市氏の「側近中の側近」とされ、今回の総裁選でも推薦人代表を務めました。

水内記者は、総裁選で高市氏を支えたメンバーや派閥のバランスをとりながら「自分がコントロールできるところで党役員人事を固めていった。全員野球と言いながらこうした人事を作ったのが今回の高市人事の面白いところ」と総括します。

総裁選対立候補の処遇など組閣に向けた焦点とは?

党役員人事に続いては、内閣総理大臣に就任した場合の内閣人事にも注目が集まっています。

党内融和と「総力結集」体制をアピールする中で、総裁選で敗れた小泉進次郎衆院議員と林芳正衆院議員の処遇も焦点です。

今野記者と水内記者の取材では、小泉進次郎氏は現職の農林水産大臣から外れる方向で調整されているいい、JA(農業協同組合)との関係や農業改革への配慮が背景にあると見られています。

水内氏は小泉氏のポストの有力な選択肢として防衛大臣が浮上しているといいます。防衛大臣は外交・安全保障上の重要性が増しており、トランプ大統領が来日する可能性もある中で、小泉氏の存在感を活かせる人事と考えられるためです。

また、林芳正氏の処遇についても、次の総裁選を見据えて地方をまわれる役職外交・経済関連の閣僚ポストなどが俎上に上がっているとされています。特に、官房長官時代からトランプ政権下での関税交渉を担ってきた経験から赤澤亮正経済再生担当大臣のポストを引き継ぎ、交渉力を活かす道も有力視されています。

今回の人事に当たって、高市氏は周辺に「第二次安倍政権から学ばなくてはならない」と言っているといいます。

第一次安倍政権では安倍総理が自身に近い人材を寄せ集めて瓦解していったと言われています。その反省から第二次安倍政権では「遠い敵ほど近くに置く」ようにバランスを取りながらも、要所は身内や信頼できる実務家で固めるという戦略的な布陣によって長期政権を築きました。

国会での首班指名を経て高市政権が誕生することになれば、自民党を取り巻く「政治とカネ」の問題が続く中で、国民の期待を裏切らない政権運営が求められます。

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