なぜ若者は選挙に行かないのか?投票にいく”モチベーション”をあげるにはアイドルではダメ
2016/04/24
(修正履歴:2021年12月1日公開の記事を2025年参院選に関する記載に更新して、2025年2月12日に公開しました)
2025年の夏に行われる予定の第27回参議院議員通常選挙(以下、参院選)。2024年10月には衆議院選挙が行われましたが、そこから約半年あまりで次の国政選挙となる参院選が行われることになります。
本記事では、参院選の仕組みのうち「比例代表選挙(全国比例)」を中心にご紹介します。
参院選の選挙方式には2種類あり、「選挙区選挙」と「比例代表選挙」です。
衆院選でも小選挙区と比例代表の2種類の選挙方式がありますが、衆院選と参院選で内容は異なります。
衆院選の小選挙区は全国に289ありますが、参院選の選挙区はおおむね都道府県ごとの45選挙区からなります(全国47都道府県のうち徳島・高知、鳥取・島根がそれぞれ2つの県で1つの選挙区を構成しています)。
また、衆院選の比例代表選挙は全国11ブロックに分かれていますが、参院選の比例代表選挙は全国区のみです。そのため参院選の比例代表選挙は「全国比例」「比例全国区」と呼ばれることもあります。
投票用紙は2種類あり、選挙区選挙の投票用紙にはその選挙区の候補者名を、比例代表選挙の投票用紙には比例代表選挙に立候補している候補者名または政党名を書く必要があり、比例の投票用紙に選挙区の候補者名を記入したり、選挙区の投票用紙に政党名や選挙区の候補者名を記入すると無効票となってしまうので注意しましょう。
衆院選の比例代表選挙ではブロックごとに「政党名」の投票しかできないのに対して、参院選の比例代表選挙では「候補者名」「政党名」のどちらでも投票することができます。
候補者名の票もその候補者が所属する(候補者が掲載されている比例名簿)の政党への得票としてカウントされ、2025年の参院選の全国比例の定数から候補者名・政党名の得票総数に比例した数の議席がドント方式(※)で各党に配分されます。
参院選の比例代表選挙での当選順位は個人名での得票数に応じて比例名簿の中で順位が変動し、その政党に配分された議席の数だけ上から当選していく「非拘束名簿方式」が採られています。
※ドント方式とは、各政党の得票数を1、2、3……の整数で割り、その答え(商)の大きい順に定数まで議席を配分する比例代表選挙の方式です。
上記で紹介した通り、参院選の比例代表選挙は基本的に個人名での得票順に当選が決まっていく「非拘束名簿方式」で行われますが、2019年の参院選から新たなに「特定枠」が導入されています。
この「特定枠」制度は、全国的な支持基盤を持っているとはいえないけれども国政上有為な人、あるいは政党がその役割を果たす上で必要な人材を当選しやすくできるように、というのが導入された理由です。
特定枠に記載された候補者は先述の「非拘束名簿(候補者名の票で名簿内の順位が変動)」とは切り離して上位で扱われ、候補者個人名の得票数に関係なく名簿順に当選します。
たとえば、「特定枠」に2人を記載した政党が参院選の比例代表選挙で5議席を獲得した場合、「特定枠」の2人が当選、特定枠以外で比例代表選挙の当選者数は3人となります。
(この「特定枠」制度は専門用語で表すと「拘束名簿方式(政党の側で候補者の当選順位を決めた名簿を用意しておく方法)」を一部導入した制度ということができ、現在の参院選の比例代表選挙制度は「非拘束名簿方式」と「拘束名簿方式」の両方が混合されているといえます。)
全国から票を得られる候補者といえば、芸能人やスポーツ選手、文化人などの有名人が「タレント候補者」として毎回話題になります。2010年の参院選では柔道元オリンピック金メダリストの谷亮子氏、2013年の参院選では元プロレスラーのアントニオ猪木氏、2016年の参院選では俳優の三原じゅん子氏、元「SPEED」の今井絵理子氏らが議席を得ています。
前回2022年の参院選では、漫画家の赤松健氏、作家で元都知事の猪瀬直樹氏らが当選。さらに、YouTuberのガーシー氏がネット上での選挙活動を中心に展開して当選。その後に除名されたことも含めて話題になりました。
しかしながら過去には多くのタレント候補者が落選していることから、有権者の目は決して甘くはないといえます。2025年の夏に控えた参院選に向け、各党の公認候補予定者の発表や立候補の表明などが見込まれています。
【有権者の心に響く第一印象を。選挙ドットコムで、あなたの情報を掲載しませんか?】
選挙ドットコムの政治家情報ページには、顔写真やSNSアカウントへのリンクなどを完全無料で掲載いただけます。
有権者の皆さまにとって、こうした情報は候補者一人ひとりを知るための大切な第一歩になります。
ぜひ、あなたのページを充実させて、有権者の皆さまとの距離をぐっと縮めてみませんか?
情報掲載をご希望の際は、こちらのフォームよりお送りください。皆さまからの情報をお待ちしております!
※申請は「政治家・候補者本人」または「政治家・候補者本人から承諾を得ている方」に限ります。承諾がない場合は掲載できませんこと、予めご了承ください。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします