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2024年11月3日に公開された動画のテーマは「元衆議院議員・豊田真由子が驚いた選挙区3選」
今回の衆院選では、事前や期間中の予想を覆した選挙区がいくつもありました。その中から、元衆議院議員の豊田真由子氏が「気になる」と選んだのは?与党の比例重複のかけ方にも疑問を呈しました。
【このトピックのポイント】

まず豊田氏がピックアップしたのは福岡11区。
二階派の事務総長、総務大臣を務め、福岡では麻生氏と争う実力者の武田良太氏の落選に驚きを隠せなかった豊田氏ですが、直前の田川市長選など、足元に揺らぎが見える傾向も見られたと分析します。
豊田真由子氏「出陣式には武田さんのほうには何百人も集まり、村上さんは70人くらいで、差は歴然としていたから。情勢調査で接戦と出ていて、一見してみた温度感と情勢調査が合わないと言われていた選挙区だったんですよ」
なぜ、武田氏の足元が揺らぐようなできごとが起きたのか、非常に興味深い選挙区です。
今回初当選した村上氏は、元官僚。2回の落選経験を乗り越えて、今回の当選に至りました。懸命に地元で活動しているところが見られたそうですが、「それだけでは当選できない」と豊田氏は断言します。
前回の選挙から、2万票ほど落としている武田氏。とはいえ、僅差での敗戦です。今回の選挙を自民党が一枚岩になれなかったと指摘する豊田氏は、その原因を自民党の比例公認のやり方にあったのではないかと分析します。
豊田氏「士気や愛着、人間関係に分断を招いた。重複で比例復活できるかどうかは、候補者にとっては天国と地獄ぐらい違うんですよ」
党のほうでは不記載の問題で有権者の理解を得なければいけないとはいえ、「数合わせで比例名簿に載せられた人が当選すればいいという党の考えはどうかと思う。本人にも有権者にも不幸」と表情を曇らせました。

豊田氏「公明党の石井代表の当選には必死だったと思います」
もともとは保守分裂していた埼玉14区。鈴木氏はもともと自民党系の県議だったことから、自民党支持者の票が流れたのではないかと指摘されています。
また、埼玉14区は10増10減で増えた選挙区なので、自民党では自党の候補を出したいという意向もあったのではないかと推察。
豊田氏「石井さんは実績もありますが、選挙区が北関東比例。埼玉14区でどれだけ浸透しているか。期間も短かったし……」
そうはいっても、公明党支持者にとっては、自民党が票を出さなかったという解釈につながってしまうのでは、と推し量ります。
また、公明党の比例公認にも疑問を呈します。
豊田氏「小選挙区単独というのは相当厳しい方針。重複にしていれば比例復活する方がたくさんいたので……自民党の不記載を認めない問題とは違う重複なしなので、重複があるかどうかって大事だなあと感じがしました」
豊田氏は、「石井さんが議員でなくなり代表を辞するのは、公正中立な立場から言って本当にもったいない」と残念そうに締めくくりました。

3つめは、個別の選挙区でなく、全体の視点から提起します。
今回の衆院選で、自民党が独占していた都道府県が14から6まで減少。立憲民主党が独占した地域が増えました。しかも、第1党を占めた地域が増えたことが顕著です。
豊田氏「都市部で立憲民主党や国民民主党が強いというのは以前から言われていた。それが地方、全国的に広がったというのが、今回の特徴としてとてもある」
どの政党が強いのかは地域によっても違いがありますが、この変化は驚くべきことだと豊田氏は振り返り、「その上で、それぞれの党はこれからの戦略を考えていくところ」と展望します。
地方によっても事情が異なります。数だけで見るのでなく、地域ごとの事情を踏まえ、選挙戦を戦う戦略を立てていくことになるとコメントしました。
「命がけで候補者や関係者のかたがたが戦っている中で、足を洗って安全なところにいながらコメントをすることに胸が痛む」という豊田氏。「どの党のかたも、候補者のかたもお疲れさまでした」とねぎらいの言葉を贈りました。
一方、衆参同時選挙もささやかれているという話には「過去になかったわけではないが、やる方としては相当嫌だ。(別々に選挙をすれば)それぞれの議院で応援することもできるし、地方議員のかたも存分に動けない」と指摘します。
今回の選挙を「結局、攻撃し合っているだけでは何も国民にとっていいことがない」と振り返る豊田氏。国民民主党の躍進を、与党批判でなく自党の政策論と実現可能性に軸足を置いたことと評価します。
豊田氏「野党の場合は言ったことが実現できないジレンマがあるんだけど、言ったことをきちんと実現できるかどうかで見ないといけない。選挙というのは選挙のあとを見ていくことが大事なんじゃないかなと思います」
衆院選、どうしてこうなった?元衆院議員が驚いた選挙区を振り返る!
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