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2024年7月26日に公開された動画のテーマは「茂木伝説 ウソ?ホント?」
自由民主党・茂木敏充幹事長をお招きし、「意外と敏充」の真相や、数々の「茂木伝説」について伺います。もう一人のゲストは、産経新聞デジタル報道部政治担当デスク・水内茂幸氏。茂木氏の「夜の教育指導」のエピソードもお楽しみください!
【このトピックのポイント】
茂木氏のプロフィールは以下の通りです。
茂木敏充衆院議員は、栃木県足利市生まれの68歳。数々の重要ポジションについてこられた「仕事のできる方」というイメージが強い方です。
茂木敏充氏「それぞれやりがいのある仕事をしてきたなと思いますが、印象に残っているのは、経済再生担当大臣の頃。トランプ大統領がTPPから離脱するということで、TPPが漂流してしまうのではないかと心配した頃。11か国をまとめて署名式をチリの首都サンチャゴで行うことになりましたが、国会会期で時間がどうしても取れない」
チリに泊まることなく0泊4日で戻ってきたというエピソードを「あれはきつかったですね」とサラッと語ります。
水内氏「すごい経歴だと思うんですけど、猛烈に苦労したという感じより、素で頭がよろしいというか……軽やかに経歴を積んでいらっしゃるイメージ。マッキンゼーにいらしただけあって、経済の分析もすごいなと思います。今の政策にもかなり影響されているのかなと思います」
茂木氏は、足利の中でも小学校4年生まで、1クラス19人の分校に通っていたという、自称田舎育ち。「エリート街道を歩いてきたわけではない」と苦笑します。また、東大の入試に遅刻して合格を勝ち取ったというエピソードも。
茂木氏「ひとつは経済再生大臣とか、経済財政政策担当大臣。その時、『人づくり革命』幼児教育の無償化を安倍政権で担当しました。自分にとっても思い出のある仕事だったなと思います」
MC鈴木邦和「安倍政権の時の、要の政策の、実務のところをいつも茂木さんに任せられているという印象があります」
今回は以下の質問からいくつかピックアップして茂木氏に回答していただきました。
ネット上などにはびこる「茂木伝説」の真偽について、ひとつずつ確認していきます。
まずは、画像で記憶するという記憶力。資料やポンチ絵と呼ばれる図を一目見ただけで修正箇所を認識、指摘するという逸話があります。
茂木氏「フラッシュメモリというか記憶力はあるほうだと言われますけれど、だいたい忘れます。文章というか、画面が変わっているんですよ。そんな特殊才能という話でもないと思いますけれど……」
水内茂幸氏「いろいろな蓄積が、何か尋ねるとパッとすぐ出てくる。これをやれる方はほんと少ない」
「全部覚えているわけではないんです」と解説する茂木氏。
茂木氏「トランプ大統領から日本にはタリフをすべて覚えているタフネゴシエーターがいると言われましたが、重要産品の、重要な分野の関税だけは覚えましたけれど。要は集中と選択というかそういうこと。まず何をやるか決めるやるぞという時に一気にやってしまう」
オンとオフの切り替えをしっかりするという茂木氏がお気に入りなのが、Netflix。
茂木氏「Netflix、日本のものから海外のものまで。ドラマが終わるとそのままNetflixに上がるので、録画しなくていい。最近では『ブラッシュアップライフ』。もう一度生まれ変わるというやつ。あれがあったら、多分今、政治家やってない……」
「将来的な夢は考古学、王の墓を発掘したい」とにこにこ語る茂木氏。いつドラマを観るんでしょう?
茂木氏「Netflixは夜見る。昼間仕事して、夜も仕事関係の会食。いったん切り替えてからベッドに入りたいので、ドラマを観たり、音楽を聴いたりしていますね」
水内氏「阿部サダヲのドラマもご覧になっていた……」
MC鈴木「あ、あれ……」
茂木氏「(即答)『不適切にもほどがある!』。あれ面白かったですね」
若い女性歌手、具体的には柴田淳さんだそう。
茂木氏「昔マイ・ペースという男性デュオが『東京』という曲(1974)を歌ったのを柴田淳さんがカバーしたんですよ。心に染みますね」
水内氏「東京にはもう何度も行きましたかって」
茂木氏「東京へは もう何度も行きましたね(訂正)」
次は「怖い人?優しい人?」という話ですが……
水内氏「怖いイメージがあるかもしれないけれど、夜の席になると全然違うんですよ。そこのギャップが僕らからすると面白い」
茂木氏は「いろんな役職をやってきていますから、知らない人から見ると遠い人なのかな、そう観られるのだと思います」とひょうひょうと語ります。
茂木氏「最近、若手の議員から『意外と敏充』と呼ばれているんですよ。何でもできる上司だと思ったら、結構苦手なことが多い。あの人意外とダメだな、自分が支えてあげないとダメだなと、支えてもらってます」
「朝も弱いんですけど、時間管理が決定的にダメです。全然ダメです」とおちゃめに笑う茂木氏。
茂木氏「朝の会議も苦手ですけど、何時から何があるっていうのがあんまりダメなんです。日程管理がほんとにダメなんです」
ディレクター「ちなみにエビアンじゃないと怒られるというのは?」
茂木氏「水は何でも飲みます。冷蔵庫には『南アルプスの天然水』が入ってます」
MC鈴木「けっこう尾ひれはひれついてるんですね!(笑)」
茂木氏「ペヤングだけ食べるわけじゃありません(笑)」
茂木氏は「官僚の人が気に掛けてくれるのはありがたいんですけど」と前置きしながら、「水資源が枯渇するのは深刻な問題だと思いますけれど、エビアンがなかったら生きていけないということはありません」と笑います。
後輩の育て方というのは?
茂木氏「育てるというか一緒に仕事をするというか。チームでやっていくという感じ。基本はやっぱり、大臣でもそうですけれど、トップに立ったら大きな方針を立て、具体的な仕事は現場に任せる。最終的な責任はトップが取らなければいけないという思いで。TPPも日米貿易交渉も。信頼できるいいチームに恵まれてよかったなと思っていまして」
「意外と敏充と仕事をしても楽しいし、飲みに行ったり食事に行っていろんな会話をしても楽しいと言ってもらえるのがいちばん嬉しいですね」としみじみと語ります。
水内氏「茂木さんはトップダウンとボトムアップを使い分けていらっしゃると思うんですけど、ボトムアップをとくに強調されている」
茂木氏「ある程度の判断能力というのは必要だと思うんですけど、実務能力のある人はもっとたくさんいる。そういう人を集めてチームを作っているんですよ」
茂木氏が野党時代の広報本部長だった頃から接点のある水内氏は、「接していると、茂木さんは人生を楽しんでいらっしゃる感じがして、横にいると一緒に楽しくなる感じがします」と評します。
MC鈴木「楽しみのひとつにワイン通が?」
茂木氏「通……かどうかわかりませんが、ワイン好きですね。最近では南アフリカのワインやジョージアのオレンジワインがけっこうね」
根も葉もない伝説が流布されていますが、茂木氏は「あったことない人はそういう風に思うかもしれませんね」と涼しげに語りました。
自民党・茂木幹事長の数々の伝説。その真実は?本人に直撃しました!
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