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都議会の最大派閥を決める戦い?9選挙区30人が立候補の都議補選の行方を、都政専門記者が徹底解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2024/7/4

選挙ドットコム編集部

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2024年7月4日に公開された動画のテーマは「都議補選展望 自民?都民ファ?第1党争いの行方」

東京の自治体専門紙「都政新報」の記者で都政を知り尽くした後藤記者が、都議補選9選挙区すべての構図を紹介。小池都知事が自民党に接近する中、力が拮抗する上位会派の状況と、都民ファの微妙な立ち位置についても解説します。

【このトピックのポイント】

  • 都議会最大会派を決める都議補選 9選挙区の構図は
  • 自民・都民ファの大物の復活なるか?注目は江東区と中野区
  • 都議会の勢力図の変化は都知事に影響するか

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補選なのに9選挙区に30人が立候補?都議会第1党を決める重要な戦い

7月7日に東京都知事選と同日投開票の、東京都議補選。現職の逝去が4選挙区、首長選や参院選などさまざまな理由があるとはいえ、9選挙区に30人が立候補する、とても賑やかな選挙になります。

【東京都議会議員補欠選挙の立候補者一覧はコチラ】

現在の都議会の構成をご確認ください。

自民党が28議席で第1会派ではありますが、都民ファが25議席、公明党も23議席と、第1会派から第3会派がかなり僅差になってしています。

ゲストの後藤氏によると「ここ数年、こんな感じが続いています」とのことですが、長い都政の歴史では、なかなか見られない状況とのこと。

MC鈴木邦和「一時期、自民党と都民ファが議席数一緒だったことがありましたよね。そういうときは議会の第一会派が2つ出てくるので、議長をどうするんだとか……都庁の職員さんもたいへん困りますよね」

後藤貴智氏「それは切実な問題ですね」

今回の都議補選の結果によっては、自民党が維持する可能性が高いとはいえ、第1会派が入れ替わる可能性もあります。都政に影響を与える可能性があるという前提で、それぞれの選挙区を見ていきましょう。

注目は江東区・中野区 議会運営の要となる人物の復活当選なるか?

今回、都議補選が行われる選挙区と構図は以下の通りです。

  • 自民党:8選挙区
  • 都民ファ:4選挙区
  • 公明党:候補者なし
  • 日本共産党:4選挙区
  • 立憲民主党:2選挙区
  • 日本維新の会:2選挙区
  • 諸派:1選挙区
  • 無所属:5選挙区に計8人

ゲストの後藤氏が個人的に注目するのは江東区と中野区。

江東区は自民党の元幹事長のやまざき一輝氏、中野区は都民ファの荒木ちはる氏が、今回都議への返り咲きを狙います。

後藤氏「この二人は党の要を担ってきたかたなので、復活するかどうかというところがその後の都議会運営などに大きくかかってくるかと」

都議会自民党は「ドン」と呼ばれた内田茂氏や都連幹事長を務めた高島直樹氏が逝去した現在、要となる人材が減っています。

後藤氏「内田さんや高島さんに代わる方として、やまざき氏が今回当選するかどうかは、来年の都議会の本選挙を含め、都議会自民党にとって大きいと見ています」

荒木氏は都民ファの代表を務めた経験者。2022年の参院選で敗北したものの、今回の都議補選で復活を狙います。都民ファで要となる人材です。

後藤氏「小池都政を支える時に自民党、都民ファ、公明党が存在感を出すと思います。組織的内部をしっかり締められるかがポイントかなと思います」

第1会派をめぐる戦いでいうと、自民党と都民ファが激突するのが中野区・北区・板橋区の3区です。それぞれの状況を見ていきましょう。

後藤氏「全般的に、自民党には逆風が吹いています。一方で中野区・荒木さんは活動をよくしています。駅頭もやっていますし、ポスターも貼っています」

中野区に住む後藤氏が驚いたのは、荒木氏のポスター戦略です。

後藤氏「たばこ屋さんあたりにいろんな政党のポスターが貼ってあるじゃないですか。各党のポスターが貼ってあるんですけど、荒木さんのものは貼っていない。なんでかと思ったら都知事選のポスターが貼ってあるんですよね。荒木さん、もしかしたら余裕で?というように見えちゃいますね」

北区は、自民党の区議団が分裂、会派が分かれてしまいました。一方、都民ファはこまざき美紀さん。区長選に出馬経験があり、知名度が高く候補者力のある方で、どのようになるか見えないところです。

板橋区は、自民党下村博文衆院議員の地元で、自民党への逆風が相当強いと見られます。一方、都民ファも、元議員が無免許運転の不祥事により辞任したことで風当たりが厳しい状況です。

後藤氏「板橋区もどういう風になるのか、なかなか読めない」

MC鈴木「正直、都議補選は各社とも情勢調査をやっていないので、なかなか我々としても情勢が読みづらい」

ただ、自民党は言われているほど逆風もピークを過ぎた感じも見受けられるとのことです。

ところで、今回の都議補選で立候補者を出さなかった公明党ですが、石井啓一幹事長が数日前、公明党としては都議補選で支援をしないと明言しました。

MC鈴木「(公明党が強い)八王子市とか、公明党が支援に回らないと自民党は相当厳しい状況になるのではないかと思いますが、全体にも影響するのでしょうか」

後藤氏は、「八王子市は萩生田氏の地元ですし、ここを取るか取らないかというのは相当大きいと思います」とし、12月の八王子市長選での構図を紹介します。

12月の八王子市長選では、自民党と小池都知事が推したしやけ和夫氏が当選しましたが、その時にも公明党の大きな支持がありました。

後藤氏「今回は(公明党の表だった支持がないので)どうかな、といったところですね」

その時の八王子市長選に立候補した滝田やすひこ氏が諸派で立候補。八王子市長選では3分裂しましたが、今回は自民党馬場たかひろ​​氏と滝田氏の一騎打ちとなる構図です。そうなってくると「市長選の結果から、滝田さんに分がありそう。公明がどのくらい乗るか」とMC鈴木が問いかけます。

後藤氏「まさに。知名度は直近の選挙で出ている滝田さんのほうが上だと思うんですけれど、萩生田さんの地元力と公明党がどう動くか」

来年の都議選の本選はもちろん、国政にも影響が出るだろう、重要な選挙となりそうです。

立憲・共産はどこまで食い込める?都民ファの今後の存在感は?

立憲と共産党はすみ分けをしているようですが、どの選挙区に可能性があるでしょうか。

後藤氏は、立憲・共産に「勢いがあった」ものの、知事選が告示されてからか、少し勢いが衰えていると指摘します。蓮舫氏の勢いがいまひとつ加速できていないことが、影響を及ぼしているのではないかと分析します。

MC鈴木「構図だけ見ると、足立区や南多摩(多摩市・稲城市)は(立憲・共産の)可能性があると思うんですが」

後藤氏「足立区の自民党の候補者はちょっと決め方が一枚岩ではなかったようだ。立憲の候補者は近藤やよい区長に近しいというアピールもしており、そういった意味では有力な候補かなあ」

都知事選の告示直前に選挙が決まった南多摩(多摩市・稲城市)ですが、今回の立候補者は3名とも多摩市が地盤の模様。2022年多摩市長選で善戦し、知名度もある都民ファの遠藤ちひろ氏(多摩市議)に、立憲の岩永ひさか氏(多摩市議)がどう戦いを挑むか、稲城市をどう取り込むかといった構図が予想されます。

品川区は自民・立憲のほか、無所属で森沢恭子区長が推しているしのはらりか氏が立候補しています。「構図だけ見ているといい勝負になりそうだが、品川と府中はわからない」と2人は首をひねります。

後藤氏「府中は自民の地盤は地盤なので……そういった意味では基礎票は強いんですよね」

MC鈴木「ごめんなさい、府中は(自民・無所属・無所属で)構図が変なんですよね。いろいろご事情があるのだと思うのですが」

以上、9選挙区を見てきましたが、全体を通して都政に与える影響は大きいでしょうか。

第1党派に関しては「自民も都民ファも知事与党なので、知事が変わらない限りは都政の大勢には影響はない」というのが後藤氏の見立てです。

後藤氏「ただし、会派間の力学は影響してくると思っています。山崎さんや荒木さんといった要が議会に戻ってくるかがポイントになります」

後藤氏は、小池都知事が自民党と距離を近づける中、都民ファが都議会で小池都政を支える存在感が問われるだろう点に注目します。

MC鈴木は、小池都知事にとっての最適な戦略と、都民ファにとっての戦略が異なると指摘します。

MC鈴木「小池都知事にとっての最適な戦略は、自公都ファで議会運営をするのが一番安定する。しかし、都民ファからすると、自公と都民ファが同一化、近づいていく構図になりやすい。都議補選、都議本選だと自公と戦わなければいけない、差別化を図らなければいけない中での戦略は見ていてかなり難しいというか、たいへんなところだなと思います」

後藤氏も「もともと、アイデンティティに反自民みたいなところがあった」と指摘する都民ファ。議席数もさることながら、会派としてどう立ち回っていくかが、今後のポイントになりそうです。

動画本編はこちら!

都議会、最大会派の変動なるか?都政の専門記者が全9選挙区を徹底解説!

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