
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。
2023年4月25日に公開された動画のテーマは……激戦を制したのは維新!衆院和歌山1区補選振り返り
ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、衆院和歌山1区の補欠選挙について語っていただきました。
維新の勝因と今後の戦略とは?
【このトピックのポイント】
・衆参補欠選挙は自民党が4勝1敗で「大勝利」
・和歌山1区は日本維新の会の林佑美氏が当選。松田氏「自民党の完敗」
・和歌山1区勝利の勢いで維新は野党第一党の実現に弾みをつける
統一地方選挙の後半戦が4月23日に実施されました。注目の衆参補欠選挙では、多くの情勢調査で自民党の3勝2敗を予想。しかし、議席確保が難しいとされた参院大分で自民党が競り勝ち、4勝1敗という結果になりました。
松田氏「自民党からすれば大勝利ですね」
MC千葉佳織「選挙に詳しい方も大分は読めないね、と話をしていましたね」
松田氏「あんなの誰にもわかんないよ」

非常に激しい戦いとなった参院大分に比べると、衆院の和歌山1区は維新が勝つ空気があったと語る松田氏。和歌山1区が大阪の通勤圏内で維新に有利な土地柄であることと、統一地方選挙の前半戦で維新が奈良県知事選挙を制したことをその理由として挙げました。
最新の世論調査で内閣支持率に回復傾向が見られたことから、岸田総理も和歌山に2回応援に入るなどテコ入れを図りましたが、維新の勢いを覆すことはできませんでした。


衆院和歌山1区の補欠選挙は日本維新の会の林佑美氏が初当選を果たしました。
林氏は和歌山市議会の補欠選挙で3万票以上を獲得した非常に集票力のある候補者です。一方で敗れた自民党の門博文氏は過去4回立候補して3回比例復活。4回目の2021年の衆院選では落選しています。
構図としては野党分裂の状態となった和歌山1区。自民公明が力を入れて応援に入りましたが、門氏は約6000票差で落選。松田氏はこの結果について「自民党の完敗」と評価しました。
維新の選挙戦について、MC千葉は演説の内容に特徴があったとのこと。候補者よりも政党への応援をより強く呼びかける傾向が見られ「維新全体のチームワークや一貫性がかなり顕著に話し言葉に出ている」と分析しました。
維新の当選者を見てみると活動期間の短かった新人候補の当選も見受けられ、党の勢いの強さがうかがえます。松田氏は「政党を重視して投票する層の受け皿になってきている」とコメントしました。
当初、維新は統一地方選挙で全国の自治体の首長と地方議員を600人以上にすることを目標に掲げ、結果は774人と目標を大きく上回りました。
維新の強さについて松田氏は「維新の政策や実績を強固に支持する維新支持層が醸成されつつある」と分析。
また、大阪での成功事例を全国に広げるという理念のもとに明確なビジョンがあること、毎回の選挙で目標を設定しそれを内外に示していることも、党勢拡大に効果があるとのことです。さらに候補者擁立に大きな権限を持つ藤田幹事長の働きもあったと推測しました。
松田氏「かなり軍師というか、すごい方だと思いますね。相当しっかり計算されてうまく擁立されたんだと思います」

MC千葉「二階さんは言葉じゃないんですね」
松田氏「はらわたが煮えくり返っていたのか。怖いですよね、二階さんが何も言わずに事務所を去るって」
MC千葉「世耕さんの『潮目が変わった』とはどういうことなんでしょう」
松田氏「維新の勢いってところかなと思いますね」
松田氏は統一地方選挙前半戦の奈良県知事選挙の影響に言及。もし、奈良県知事選挙で自民党が候補を一本化できていれば、維新の勢いがここまでのものに至らなかった可能性に触れました。
1つの選挙の勝敗が政局に大きな影響を与えるケースは度々みられます。今回の統一地方選挙で維新が勝ち切ったことは、「次の衆院選につながる」と松田氏。維新は次の衆院選で野党第一党を目標とすることを明言しています。
そのためには全国に多数の候補者を擁立することが必要となります。大阪以外でも維新が勝てることを示した和歌山の結果は、維新により多くの人材が集まりやすくなる流れを作ったといえます。

MC千葉「勢いの演出って本当に大事なんですね」
松田氏「それでいくと立憲は大丈夫かと心配になりますね」
統一地方選挙を経て、各党の勢いに差が出ているようにも見えます。これが今後の政局にどのような影響をもたらすのか、引き続き注目です。
和歌山1区で維新が大勝利!今後の政局にもたらす影響は?
選挙ドットコムちゃんねるは毎週月曜日は21時から生放送、火曜日~土曜日は18時に公開!
ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします