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2024年6月6日に公開された動画ではゲストに自由民主党・平沢勝栄衆院議員をお招きし、必勝の極意と自公連立における選挙協力体制について語っていただきました。
「趣味は選挙、日頃の運動は選挙運動」と語る平沢氏の強さの秘訣とは?
【このトピックのポイント】
平沢氏のプロフィールは以下の通りです。
平沢氏は、1945年岐阜県白川村の出身です。
1968年に東京大学法学部を卒業し警察庁に入庁しました。
当初、大学卒業後は商社に入る予定でしたが、学生運動が過激化し、大学に足を踏み入れることもできず大学内が無法地帯に。
「これは商社に勤めて、のんびり外国に行っている場合じゃない」と危機感を覚えて、急遽進路を警察庁に変更したと振り返ります。
1985年には後藤田正晴・内閣官房長官の秘書官を務めました。
当時は中曽根内閣、後藤田官房長官の時代。
国鉄の民営化や大韓航空機撃墜事件でソ連に対して証拠を突き付けて追及する後藤田氏の姿を目の当たりにして「日本はすごい!」と感じ、政治は面白いなと感じたそうです。
後藤田氏から誘われて、小選挙区が初めて導入される1996年の衆院選に出馬し初当選。
その後、9期連続で当選し、2020年には復興大臣など多数の役職を歴任されました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして平沢氏に回答していただきました。
平沢氏は、1996年の初当選以降、9期連続で当選しています。
MC伊藤由佳莉「ズバリ!強さの秘訣はどこですか?」
平沢氏「答えは簡単。選挙に勝つには、頑張る以外にない。銀座で飲んでたら、勝てない!」
海外のように名前をチェックする方式ではなく、投票用紙に名前を記入してもらうためには努力が必要だと述べました。
平沢氏が努力してきたポイントを教えてくれました。
1つめは、招待されていないところに行くこと!
平沢氏は、組合の集まりや、ホテルの県人会、大学の同窓会などの招待されていない会合に、自分から依頼をして出席をしているそうです。
平沢氏「自分と全く関係ないところでも、どんどん入れてもらわないとダメ」
2つめは、葬儀には必ず行くこと!
お世話になった人の葬儀は「時間があれば行くのは当たり前。時間がなくても行くことが大事」と平沢氏。
万が一、葬儀に出席できない時は、直前や直後などに必ずご自宅を訪問してお線香を上げることは欠かさないと語りました。
3つめは、その場でウケるような挨拶をすること!
平沢氏は、いろんな会合に足を運び「なるほど!この人はいいな!」と思ってもらえるような挨拶をしていると話します。
挨拶を聞いてくれた人と(次の選挙までに)もう会わない可能性が高いです。
「1回、1回(の挨拶)が勝負」と語る平沢氏。
平沢氏「選挙がまだ先だから、適当に挨拶してさっさと帰ればいいや。と思っていたら大間違い」と話し「『こういう挨拶をした人だから、選挙で一票入れよう』と思ってもらわなきゃ」と語っていました。
平沢氏の地道な努力を聞き、MC伊藤は「へー!」と驚きの表情。
「今は、選挙をやってることが楽しくなってくる」と平沢氏。
「趣味は何?と聞かれたら選挙。運動は何かやってる?と聞かれたら、『選挙運動』」と笑っていました。
平沢氏は、1996年、2000年と2回連続で、公明党代表の山口那津男氏を破って、当選。2000年の選挙では、自民党と公明党は連立政権を形成していました。
MC伊藤「小選挙区で与党同士が戦うなんて、異例の選挙戦だったと思います。当時の思い出などがあれば教えてください」
平沢氏は官房長官の野中広務氏に「山口さんが出るから、比例に行け」と、選挙区を変えるように言われたそうです。
その言葉に「冗談じゃない!」と反発し、「野中さんの言う事は聞きません。私が言う事を聞くのは、地元の応援者、後援会!」と答えました。
このやり取りに自民党が根負けし、選挙が始まる前日にやっと自民党の公認が付きました。
しかし「平沢さんの応援には誰も行くな」という驚きの条件付き!
この対応にMC伊藤も「えー!そんなことが!」とビックリ。
「だから勝った」と答える平沢氏。
当時の選挙で平沢氏は「皆さん見てください。私の応援はだれも来ていません。私は、いじめられたんです。私の選挙応援に行くなと言われて、誰も来ないんです。だから、勝たせてください」と街頭で訴え、当選を勝ち取りました。
平沢氏「いじめられると、選挙に勝てる!」と、振り返っていました。
平沢氏は「連立政権を組むことには意義があるけど、選挙協力はもっと慎重になるべきじゃないか」というご意見をずっと言われてきました。
この件について平沢氏は「私は、自民党と公明党の選挙協力はおかしいと思います」とキッパリ。
連立で協力することはいいことだけど、「選挙協力は話が別」だと語ります。
ローカル選挙においては、自民党と公明党が戦う場面はたくさんあるにも関わらず、選挙協力をするなら「合併したっておかしくないじゃないですか!」と平沢氏。
例えば、自民党の演説会で応援弁士として公明党の候補者を呼び、自民党の候補者を呼ばないことも多発。
平沢氏は「こんな馬鹿なことを100年もこう続けるんですか!」と語気を荒げます。
自民党の候補者と公明党の候補者が一緒に選挙区を歩いている姿に「町の人からすれば、どっちを応援していいかわかんない!」と言及。
「政党政治で、政党の選挙なんですよ!こんなんじゃおかしい!わかりにくい!」と語っていました。
警察庁OBの平沢氏が「選挙妨害事件と言論の自由」についても語る!
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