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2022年3月10日に公開された動画のテーマは……「自公国」で野党に亀裂!?
ゲストにジャーナリストの鈴木哲夫氏をお招きし、トリガー条項の凍結解除をめぐる国民民主党の動きについて語っていただきました。
原油価格の高騰対策について、自民党、公明党、そして国民民主党の3党で協議をすすめることで一致したと報道されています。
この国民民主党の自公への歩み寄りについて、鈴木氏は玉木氏の話を聞く機会があったとのこと。
鈴木氏「予算というのは行政のこれから1年間の仕事の全てが書かれている」「これに賛成するってことは(国民民主党は)与党じゃないですか。おかしいんじゃないかって聞いた」
それに対する玉木氏の回答は「古い!」の一言だったとのこと。
この玉木氏の回答に対して鈴木氏は「古い、新しいで片付けてしまうのはまともな議論とは言えない。(玉木氏には)もうちょっと論理的に説明して欲しかった」とコメントしました。
国民民主党の動きに対して、他の野党、特に立憲民主党はどのように反応しているのでしょうか。
立憲代表の泉氏は「与党という枠組みになられた、と受け止めている」と厳しい発言をしています。
立憲の反応から見ても、国民民主党の今回の行動は得策には見えません。
乙武氏も政局的な観点から、このような国民民主党の立ち回りは野党共闘を困難にするだけでなく、与党入りもしないのであれば夏に控えた参院選を戦うことが難しくなるのでは、と言及。
鈴木氏も「トータルでいうとマイナスだと思う」と乙武氏の意見に同意しました。
玉木氏の思惑について、鈴木氏は「野党のもう一つの結集を作ろうとしているのではないか」「作ろうとしているけどなかなかうまく進まない状況なんだろう」と分析しました。
これからの国民民主党、そして玉木氏の判断・動きが気になるところです。
玉木氏は、今回の選択について「弱小政党としてはひとつひとつの成果をとっていく道を歩むしかない」と説明しています。
ここで鈴木氏は「是々非々ってあるのかな」「是って言った瞬間に与党でしょ」「野党は非々非々じゃないのかな」と改めて玉木氏の判断を批判。
野党であり続けることに甘んじる姿勢ではないかと提起します。
それに対して乙武氏は、大接戦を繰り広げた韓国大統領選挙を例に挙げつつ、政権交代が難しい日本の政界においては、「(国民民主党のような小さな政党が)一個でも良さそうな政策を通そうというのは、そんなに悪くない選択かな」とコメント。
鈴木氏は乙武氏の意見に納得しつつ、「選挙戦術が絡んでくると一貫性を持たせるのは難しくなる」「そこに整合性を持たせながら、どのように発信していくかが重要なのでは」とまとめました。
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