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2023年12月24日に公開された動画のテーマは……国政に進出して欲しい政治家は?
ゲストにJX通信社の米重克洋氏をお招きし、国政進出を期待する地方政治家に関するハイブリッド調査について語っていただきました。
国民が国政進出を期待する地方政治家1位は?
【このトピックのポイント】
・政権交代を狙うなら資金も共感も必要
・国政進出を期待する政治家として小池百合子氏、吉村洋文氏、泉房穂の名前が挙がる
・日本で首長から総理大臣を目指すのは構造的に難しい
実業家の堀江貴文氏がインターネットのニュースチャンネルで「泉房穂氏に1000億円入れたら政権交代の可能性がある」と発言。
それに対し泉氏はXで「1000億円もいらない。その100分の1で十分だ。大切なのは『金』じゃなく、『国民からの圧倒的な共感』だと思う」と返しました。
米重氏「あまりかみ合ってないやり取りだなと」
物事を実現するための方法論において、両者が見ているものには違いがあるようです。
堀江氏の発言について、米重氏が「1000億円は精査してないけど感覚としてはわかる」とコメント。
選挙において資金面でのハードルがなくなり、戦略に集中できることから「お金のない人がやることに比べると政権交代の可能性は当然出てくると思う」と続けました。
一方で泉氏が1000億円の100分の1、10億円で十分としたことについては「政党交付金が10億円以上入っている政党があっても政権交代する雰囲気がないことを考えると『圧倒的な共感』だけじゃないのかなという感じもするんですよね」と述べました。
MC千葉佳織「両方ないといけないってところですかね」
米重氏「1000億円もいらないかもしれないけど、両方必要なんだろうなという感じがします」
12月の世論調査では、元首長などの地方政治家に対する国政進出の期待について調査しました。
「最も国政に進出してほしいと思う地方の政治家は誰ですか?」という問いに対し、いずれもテレビやインターネットで話題に上がることの多い首長が名を連ねます。
回答の内訳を見てみると、小池百合子東京都知事は比較的高齢層からの支持が強く、吉村洋文大阪府知事は世代を問わずまんべんなく支持されているとのこと。
泉元明石市長はどちらかというと若い世代から支持される傾向があり、米重氏は「明石市の教育政策の知名度の高さと関係しているかもしれない」と推測しました。
MC千葉「皆さん演説のお上手な方ばっかりだなって感じますね」
米重氏「全国的に知名度がある地方政治家となると、発信力は重要なファクターなんだろうなと思いますね」
このように名前の挙がる地方政治家の方たちが実際に国政に進出する可能性について、米重氏は「本人のやる気次第」とコメントします。
小池氏であれば来年の都知事選挙と年齢の兼ね合いが難しいところ。吉村氏は大阪府政・市政への怒りが政治へのモチベーションになっているという話もあり、そもそも国政への意欲があるのかどうか疑問です。
泉氏に対しては「意欲はありそう」と米重氏。元職で現在はフリーという立場を踏まえ「どこかのタイミングで出てくるんだろうなとは思って見ています」とコメントしました。
政治家が総理大臣を目指すとき、国会議員からスタートするのと首長として活躍してから国政に進出するのではどちらが現実的なのでしょうか。
MC千葉のこの問いに対し、米重氏は細川護熙氏を挙げ「発信力があれば首長の方がショートカットできる面はある」とコメント。ただ、実際にそのルートで総理大臣になった政治家はわずかです。
その理由として米重氏は日本の政治構造に言及。現状では総理大臣になるには自民党の中でトップになることが必要であり、必然的に国会議員からスタートした総理大臣が多くなるとのこと。
一方で大統領制を採用しているアメリカでは、首長経験者が知名度を得て大統領になるケースもたびたび見られ、共和党の予備選でも知事経験者がトランプ氏と肩を並べている状況があります。
米重氏「国によっても選挙制度によっても全然違ってくると。日本の今の議院内閣制と自民党がずっと多数を占めている統治構造全体を捉えたときに、地方から上がってくるよりは議員が上がってくるケースの方が圧倒的に多いという現実があるということですね」
国政でその手腕を発揮してほしい知事・市長は誰!?
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