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2023年9月15日に公開された動画ではゲストに日本維新の会衆院議員の馬場伸幸氏をお招きし、国民民主党との連携について語っていただきました。
前原氏が代表になっていたら維新とは連携していた?
【このトピックのポイント】
・前原氏が代表になっても国民との連携にはハードルがある
・政党の運営は数ではなく一致団結できる基盤を作れるかどうかが重要
・京都では引き続き国民と維新は連携していく
馬場氏のプロフィールは以下の通りです。
もともと飲食店の経営者を志していた馬場氏。秘書になったのは社会勉強や人脈作りが目的で、当時は政治のことはまったく分からなかったそうです。
堺市議補選出馬は中山太郎氏の勧めによるもので、当選直後に政治家としてのスイッチが入ったとのこと。支援者の前で「内閣総理大臣目指して頑張ります!」と宣言し、失笑を買ったエピソードを披露しました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして馬場氏に回答していただきました。
先日行われた国民民主党の代表選挙で玉木雄一郎氏が再選。党の路線が争点となり、対立候補だった前原誠司氏は維新との協力に積極的な姿勢を見せていました。
もし、前原氏が当選した場合、維新との関係に変化はあったのでしょうか。
この問いに対し、馬場氏は2つのハードルに言及。1つは前原氏の路線を党内で合意できるかどうか、もう1つは支援組織である連合の存在です。
玉木氏が連合の芳野氏に連立入りについて苦言を呈されたことを挙げ、馬場氏は「党内と連合といかに意思疎通しながらやっていくのかは非常に難しい、しかも重要なポイント」とコメント。
また、自身が掲げる路線について賛同を得られなかった前原氏の今後のスタンスや活動を注目すべきポイントとして挙げました。
政党の代表になったとしても、自分の路線を貫くことは簡単ではないようです。
維新の党運営について問うと、馬場氏は「(支援組織がないので)しがらみがないのはありがたい」とのこと。
党内で合意が取れても支援組織を説得できなければ、代表としての評価を下げる可能性に言及し「支援組織があるのはメリット・デメリットがすごくある」と語りました。
さらに、馬場氏は組織の運営について「数じゃない」とコメント。意思疎通を図り一致団結することが組織の推進力になるとの見方を示しました。
馬場氏「具体的な政党の名前言えへんけど……立憲民主党ね」
MC鈴木邦和「今、即おっしゃってましたけれど」
野党共闘をめぐって党内の意見が一致しない立憲の状況について「党内バラバラで。(中略)国民から見て政権を任せられますかねみたいな、そういうことになる」と馬場氏。
「いつも正しい道を歩めるとは言わんけども、一致団結して(中略)やろうやっていう基盤を作ることは非常に大事やと思うね」と続けました。
日本維新の会(旧日本維新の会)が結党されたのは2012年のことです。当時は大阪維新の会を母体としてみんなの党、自民党、民主党から離党してきた議員で構成されており、一致団結とはほど遠い状況。
党の初会合に出席した馬場氏は「なんじゃこれ。珍獣ランドやな」との感想を抱いたそうです。
しかし、その状況をまとめられる人物はおらず、旧日本維新の会は2年ほどで解党することになりました。
MC鈴木邦和「やっぱり苦いご経験もあるんですね」
その後、新たに結党した日本維新の会でしたが、馬場氏によるとこれも珍獣ランドだったとのこと。2017年の衆院選では11議席にとどまり、党消滅の危機を迎えました。
そこから立て直すことができたのは橋下氏の後を継いで大阪府政・市政の改革に邁進する松井氏や吉村氏の存在、それを国政からサポートしつつ有権者の声を地道に拾い上げてきた結果と馬場氏は語ります。
「大阪でできることを全国に広げて欲しいという機運が、徐々に高まってきているのが今の状況」と総括しました。
最後に、前原氏と関連して来年2月の京都市長選挙について伺いました。京都市議会では維新と国民、京都党が合同会派を結成しています。
候補者選定について問うと「現場がそういう状態やから、候補者選定もそういうことを前提に選んでいく」と馬場氏。「前原さんと私が意思疎通しながら、あるべき候補者像を考えて絞り込んでいくことになると思う」と締めくくりました。
MC鈴木邦和「前原さんは代表選には敗れてしまいましたけど、この京都や他のところでの連携はできるところでやっていくということですね」
日本維新の会代表が語る国民民主党との連携!党運営の肝とは?
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